OBDⅡの電源をACC化してみた。

コムテック製のレー探をOBD2端子に接続して使用していますが、レー探の起動に時間がかかることが多々あります。
コネクタの接触が悪いのかと思ってましたが、ネットを徘徊してみると原因は他にあるようです。
どうやらOBD2の常時電源からの給電が悪さをしているようで、これをカットしてACC電源にすると改善されるみたい。

早速実行すべく、改造用にOBD2分配ケーブルをアマゾンで購入しました。
車両側の配線を改造するには抵抗があるのでね。

アマゾン最安値のこのケーブル、たまにピンアサインが間違って配線されている個体があるようなので事前に導通チェック。
結果、届いた個体は問題無く配線されていたので安心して（？）改造できます（笑）

整備要領書によると、車両側のOBD配線は16ピン中6ピンしか配線されていません。
4：（黒）シャーシアース
5：（黒）信号アース
6：（赤）CAN High →ゲートウェイコントローラーへ
14：（白）CAN Low →ゲートウェイコントローラーへ
15：（青）L Line→エアバッグコントローラーへ
16：（白）バッテリー（常時電源）

ということで配線加工するのは16番の常時電源線。
この端子への配線をカットして別にACC電源を供給してやります。

16番線をカットしてギボシ端子を取り付けました。
この分配ケーブルのいい点は、全ての配線が剥き出しなところ。
簡単に各配線にアクセスできるので、改造ベースにはもってこい。

分配コネクタを車両側OBDコネクタに接続（黄色矢印）。
改造した配線にはイグニッション電源を接続しました（赤矢印）。
レー探はエンジン稼働時だけ動いていればいいので。
ノーマルOBD状態でもACCでは起動してないので問題無いはず。

コネクタは規格品のため、問題無くアンダーパネルの純正位置に固定できました。
コネクタの色が違うだけで、違和感なく使用できそうです。
余分な配線は足下に垂れ下がると危ないので、ダッシュサイドトリムに押し込んでおきました。

レー探も問題無く起動。
改造後しばらく使ってみましたが、IGNオンでコンスタントに起動するようになりました。
運が悪いと５～１０分も起動しないこともあったので、劇的な変化。
この改造は効果あるようです(*ﾟ∀ﾟ)