S-1バトル 今足りないものと今あるもの
お笑い映像作品の中から一般投票でチャンピオンを決定する、賞金総額2億2,000万円の獲得を目指したお笑い総合格闘技「S-1バトル」を開催 | ソフトバンクモバイル株式会社
ソフトバンクが新たな笑いの祭典『S-1バトル』3月からスタート 賞金総額は2億2千万円(オリコン) - Yahoo!ニュース
今足りないもの
不況で先行き不透明。
余分が無くお財布の紐もきつくせざるえない。
せめてもの景気のいい話。
国のばら撒き給付金なんて言われても5万くらい貰えるなら何か買っちゃおうと言う気にもなれても、1万円ちょっとじゃ中途半端でどうにもならない。
単純に頷けはしないけど、給付金というまとまった額が使えるなら、その一部を例えばこんな形で景気のいい話にまわしてみるのもいいのかもと思えてみたり。
今あるもの
そんな景気のいい夢のような話。そこに向かえるやる気。笑顔。笑い。威勢。
出演料も低い故に、不況で逆に重宝がられる体張ってなんでもやってみせる芸人。
一方、ワンセグ対応などで、携帯が動画の再生を可能としている。
しかし、携帯に合う動画っていうものが今のとこなかった。
ニコニコ動画なんてが一部で視聴されていたようす。
ワンセグも基本テレビの延長で、携帯ならではの参加型コンテンツとはなりえていない。
そんな中途半端なコンテンツと再生装置。
実は2008年4月頃から8月にかけてNEC動画コンテスト 究極の選択 なんてのがあった。
NECが動画対応携帯をリリース。携帯での動画視聴の機運を高めたい為に行った企画のよう。
”究極の選択”を題材に動画を公募。大賞は100万円かハリウッド旅行、入賞は50万円か沖縄旅行、これを本選でも選択する。
NECの映像コンテスト、“携帯で浮気”が大賞に決定
【NEC動画コンテスト - あなたはどっち?究極の選択】
この本選の審査員に、NEC協賛スカイクロラを公開したばかりの映画監督押井守氏、アーティストの石井竜也氏、電通のクリエイティブディレクターで映画評論家樋口尚文氏の名前。
本選発表後に押井守氏、石井竜也氏のトークを聞く事が出来たけど、お二方とも携帯は使った事が無いという驚愕の事実。携帯で動画なんだけど、本選評者が携帯を使って居ないと言う矛盾。
更に、100万かハリウッドか?究極の選択と言うイベントを成立させるために、本選にエントリーするには平日の本選審査に絶対に参加することが条件。
優良な動画を募ることと、究極の選択というイベントを成立させる事の建前が強く働いた勿体無い形だった。
ちなみに、アマチュア製作の動画は1人で撮れるようなものでなく、生活の中で貴重な時間をやりくりして撮っている。ましてチームで作るから旅行なんて選択できるわけなく受賞者は配分見込んで皆さん現実的に現金を選択。アマチュア動画の現実が読めていなくて究極でも無くなっちゃっていたのが残念でした。
取り組み自体は面白いですし、賞金100万なら企画や本選イベントなどに凝り過ぎないようにすれば、季節毎に公募だって出来たのではないでしょうか。
これなら動画作る人たちもやり甲斐持って頑張れるでしょうし、NECが粋なことやっているなんて感じに持っていけたのではないかと思えちゃいます。
メディア、本選参加者、そしてブロガーを呼んでの本選イベント。
スカイクロラの押井守監督のトークがあると言うことで、自分も応募し参加させて頂いていました。
その時の記事
究極の選択は携帯から浮気して対面で話すこと?!NEC動画投稿コンテスト
またその本選の後、メディアや他のブロガーの方々どんな記事やレポートしているのか知りたくて記事集めてみていました。
julajpのきまぐれブックマーク / NEC究極の選択本選
そんな、賞金つき動画公募のイベント
S-1バトルは話題のお笑い芸人を前面に立て、一発でなく、年間シリーズで賞金もヨダレモノ。
更に更に投票ユーザー側にも抽選がある。
メーカー論理でなく、プロバイダーでありポータルでありキャリアであるからこその企画。
そしてベタを越えてメタなほどの超現実的な落しどころ。
まあ、Softbankなんで、後から実は・・・そんな馬鹿な?!のサプライズもある可能性は多分にありそうですが。
そんな足りないものと、今ある物をこれでもかと組み合わせている。
SoftbankMobileの携帯でのダウンロード動画の再生のようで、パケット上限Maxは見込めるのだろう。
ましてそれが年間通じておこなわれる。
動画対応携帯の販売、パケット料収入の増加が見込めるなら一方的な損とならないし、芸人、視聴者それぞれにリターンがある形。
恥も外聞もかなぐり捨てて臆面も無くやってみせるのは、Softbankならではか。
Softbank携帯経由のイベントだけど、視聴者にもリターン設けているから、それなりの成果は残せるのでは。
不況で、Bigな企画を皆が控えてしまうこの時分、あえてガツンとぶつけてくる流石の商売感覚。
今、他キャリアもTVもそしてスポンサーも簡単には追従できないだろう。
これ成功したら、他のキャリアやポータル、そしてTVはどうするのだろう。
各月の大賞だったり、サマリーなんては、Yahooでコーナー作って配信してもいいだろうし。
応募作品1ヶ月遅れで限定配信とかもいいだろうし。
Softbank携帯ユーザーじゃないので特に参加はしないけど、注目度は相当高いだろうな~。
あ、Google じゃ絶対出来ないとも言えるか。
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Posted at
2009/01/30 15:21:05