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clevelar@のブログ一覧

2020年09月11日 イイね!

C63箱替えしました。

C63箱替えしました。
大変ご無沙汰しております。
いろいろ悩んだ末、箱替えすることにして仮契約をしたのが昨年11月10日。当初の予定では今年の4月には納車の予定だったのですが、コロナのあおりでドイツ本国での生産が止まってしまい、納期が大幅に遅れることになってしまいました。
待つこと10ヶ月、先日やっと納車されましたが、世の中は「コロナ後の世界」となっており、病苦、生活苦に苦しむ人が溢れているなか、新車を転がすのも何となく憚られます。

新しい車はC63sで、先代C63と同系統のセレナイトグレーメタリック、ナンバーも平仮名が変わっただけなので、近所の人は車が変わったことにきっと気づかないと、、思います。
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ちょっとスポーティーになったか。。
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 先代より少し大柄で丸みがある。
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初めてドライブに行きました。
乗った感じはどうですかって?
低速でのバタつきは、うちの嫁車のFit Hybridを高級にした感じ。、、、(゚Д゚)ハァ?
良いところも沢山あるが、気に入らないところもありますよ。
まあ、まだ慣らし運転の段階なのでよくわかりませんが( ̄▽ ̄;)
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先代は12年前の車なのですが、同じシリーズでもこれは全く別の車と考えたほうが良いような気がします。
C63+電子部品てんこ盛り=C63s
¥C63sー電子部品てんこ盛り≒¥C63

アナログメーターに地味な内装の先代から、ネオン輝く如くの華やかな内装になって、うちの女どもは喜んでいますが、外装に関してはどこが変わったの(゚Д゚)ハァ?とのこと。
一般人はこんなもんでしょう。

700ページ+AMG補足版50ページの説明書。
慣れるまでにはまだまだかかりそうです。


Posted at 2020/09/11 01:44:18 | コメント(7) | トラックバック(0) | C63AMG | 日記
2017年12月23日 イイね!

日本人の品格。

日本人の品格。お久しぶりです。
私事で誠に恐縮なのですが、年末に心和む出来事がありましたので、久々にブログを書いております。

私の姉は昨年、急な病で一時は意識不明となりました。
幸いなことに何とか持ち直し、最近では独歩で外出できるまでに回復しております。
しかし、歩行障害と構音障害および注意障害などの高次脳機能障害が残ってしまったため、傍目には、よちよち歩きで少し呂律の回らないおばちゃんです。

まあ、独歩で外出できるといっても、誰かの見守りがないと、ちゃんと目的地にたどり着けるかどうかと心配になってしまうレベルです。




そんな姉がつい先日、新幹線に乗って1人で上京してきたのですが、注意障害のため、どこかで財布、携帯、切符などが入ったバッグを紛失してしまいました。

気づいたときには手許からなくなっており、姉は車掌さんへ連絡して座席付近を一緒に探したりして一騒動起こしたらしいです。
結局、探せる範囲では見つからず、姉は途方にくれておりました。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。
新幹線が品川駅に到着した時の事、隣の座席に座っていた男性が「これを使ってください」と5000円札を姉に手渡し、さっさと下りていってしまったとのことでした。
突然のことで、姉は驚いてしまい、十分なお礼を言うことができなかったそうです。
新大阪から品川まで乗った、5年生の女の子を連れたお父さんだったそうで、お子さんは毎週、東京まで歌とダンスの練習に通っているらしいという話でした。

その後、財布などの入ったバッグは、東京駅の遺失物センターに届けられたそうで、そっくりそのまま無事姉の手に戻ってきました。

見ず知らずの、ただ隣りに座っていただけという関係だけなのですが、暖かい手を差し伸べて下さった男性の、優しいお心に感謝申し上げます。

また、どなたか存じませんが、バッグを届けてくださった方にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。




最近、人間の所業とは思えないほど殺伐とした事件が多く、いったい日本人はどうしてしまったのか?と、暗澹たる気持ちになっておりました。
それがどうしてどうして、、日本人の民度の高さは捨てたもんじゃない。
なんと、心優しく、義侠心および道徳心に溢れているのでしょう。。。
現金の入った落とし物が戻ってくる確率は、その国の民度を示すと思われますが、日本では60%を超えているようです。
日本人は本来、善良で、悪意がなく、優しい民族であることを信じたいし、そうであることに誇りを持ちたいものです。

また、今回の出来事で、私自身も、「困った人を見かけたときに、どう行動するべきか」ということを考えさせられました。

世界一と言われる日本人の品格を改めて感じさせられた出来事で、暖かい気持ちになったことを、是非皆様にお伝えしたいと思いました。

Posted at 2018/03/15 01:33:12 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2017年04月07日 イイね!

廃屋と桜。

廃屋と桜。今年も、桜の季節になりましたね〜。

私の生家は現在、廃屋となっております。(笑)

別荘だと言えば聞こえが良いのですが、維持管理をしていない空き家なので、いわゆる廃屋ということになります。(汗)
ひっそりと朽ちていたはずなのですが、なぜか廃屋マニア以外の人の興味も引くようになったらしく、ネット上で何人かの全く知らない人のブログに、写真入りで取り上げられているのを見つけてビックリです。(@_@;)

しかも、そのうちの1人は外国人で、そういう意味では、そんじゃそこいらのボロ家とは格が違う、ワールドワイドに紹介されている日本を代表する廃屋です(爆)

しかし実際の所、自分の生家の荒れ果てている様がネットに載ること自体、世間様に恥を晒していることなので誠に恥ずかしい限りなのですが、放置せざるを得ない深い事情もあるのです。( ̄▽ ̄;)


そもそも、なぜ、こんなド田舎の廃屋がネットに取り上げられたりするのか、不思議な感じもしたのですが、どうも我が家の敷地にある65年を経た数本の桜の木が関係しているようです。

         それは、どうゆー事かというと・・・・(゚A゚;)ゴクリ


          
         こういった状況です ( ̄▽ ̄;)(ネットから写真借用しました)

この桜が撮り鉄の絶好の撮影対象となっているらしく、SLの復活定期運行以来、県内外から多くの人が撮影に来て、人目に触れる機会が増えたからではないかと思われます。
三脚が30本ぐらいは立つといいますから、撮り鉄恐るべし((((;゚Д゚))))

場所取りをしたら、SLが来るまで周辺を散策する人がいるのは容易に想像できます。
桜並木の奥にある廃屋に興味をもつ人が出てくるのは仕方がないことですね。。

そんなブログで「どんな人が住んでいたんだろう?」なんて書かれても、ボロ屋を放置プレイしている手前、「そこ、私の家なんですけど・・・」なんて恥ずかしくて名乗り出られるわけもなく、いろいろ想像を掻き立てられる「田舎のミステリースポット」にされるがままの状態で、書かれた方としては非常に困惑しております。。(;´д`)トホホ…

もしかしたら、みんカラにも、この廃屋の存在を知っているという方がいらっしゃるかもしれません。


あら、まあ! 廃屋としては確かにステキな佇まい・かも・・・^^;

終戦後間もない昭和24年に建てられた家で、アーチを描いた玄関ポーチ・飾り窓など、当時の山深い田舎ではかなりハイカラな造りだったようです。

旧国鉄官舎やポプラの木は現存しませんが、冬景色は昔も今もあまり変わりません。

一時、解体する気にもなったのですが、相談した役所の職員から「趣のある建物なので、全て取り壊すのは惜しい」という意見もあり、また、解体に関して多くの問題点があることも判明したため、そのまま放置することになってしまいました。

一昨年5月より、空き家対策特別措置法が施行され、「特定空き家」等に対する措置が定められました。
少子化と人口減少で、日本全国には空き家が増えつつあるため、その対策として定められた法律です。
   
            昭和37年(1962年)の桜

   
                 ほぼ同じアングルで

我が家は、土地神話が生きていた高度成長期に都会に移住しましたので、土地を手放すことをしませんでした。
しばらくは、管理人がいてちゃんと管理もしていましたが、バブル崩壊以後土地の価格も下落し、土地神話の崩壊と不景気で買い手もつかないような不良資産となってしまいました。
こんな二束三文の土地にも、毎年固定資産税がかけられてくるので困ります。
          
「固定資産税の住宅特例」とは、どんなボロ屋でも建物が建っている土地の固定資産税は、更地の6分の1程度に軽減されるというものですが、この特例が崩れかけた廃屋を生んでいる一因となっているのは否定できません。
もし、空き家対策特別措置法に定められた「特定空き家」というものに認定されると、この住宅特例はなくなるため、固定資産税が最大で6倍となり、さらに維持管理の行政指導に従わない場合は罰則が科せられるようになりました。


打ち捨てられた住居は、緑に飲み込まれていきます。
蔦に覆われ、名もしれぬ花が咲いていたり蝶が舞う様に、天空の城ラピュタの廃墟を連想しました。
こんなに雑木が生い茂っているなら、地目を宅地ではなく山林にしてくれないかなぁ。。。


家の中に入ってみました。
床に散乱した新聞の日付は昭和43年で、家の中の空気もその頃で時が止まっているようでした。


どこの廃屋でも、内部は物が散乱しているものですが、あれは物盗りが侵入して荒らすのでしょうかね?
例に違わず、わが家でも、きちんと片付けられていたはずの父の書斎も荒らされて物が散乱していました。
父が、釣りやキノコ採りに出かけるときに着ていたジャケットが、当時のまま壁に掛けられており、気分は子供の頃にタイムスリップです。

まともなのはこの一棟だけで、残りの建物は惨憺たる状況でした。


おっと、車庫と物置の建物は完全に倒壊しております。(゚д゚)!
老朽化と雪の重み、さらに度重なる大きな地震に耐え切れなかったのでしょう。
今回、倒壊した建物が一部道路にはみ出すということで、役所の方から撤去を求められました。
現在、この左の建物はありません。
撤去したらしたで、滅失登記をしなければいけません。めんどくせー(;´д`)トホホ…

老朽化した廃屋をすべて解体処分して、更地にする見積もりを業者に出してもらったところ、、想像を遥かに超える額で仰天しました。(゚д゚)!
更地にしても売れる保証のない土地の整備にかかる費用が、その土地の実勢価格の3倍もするのです。
その値段たるや、現在の固定資産税の150年分にもなるのです。(笑)



田舎でも都市部でも、解体撤去費用にそれほどの地域差はないという話ですが、いくらなんでも高すぎでしょう。。
って、相場自体どの程度なものなのかを知らないので、業者の言い値でやってもらうしか方法がありません。
隣町の業者に頼んだりすることは、、、ここは田舎なので、色々な意味で余計な面倒がおきる可能性があります。

こんな現実離れした実情では、誰も大金をかけて空き家の撤去なんてするわけがないと思いました。

要するに、少なくとも私が生きている間は、そのまま放置した方が費用負担が少なくて済むという話です。


またこの敷地に至る「取り付け道路」の幅員を、4mに拡幅することが困難なため、建物を全面撤去した場合は、現行法では新たな建築物を建てることが出来ません。

新築のため道路を拡幅する場合は、マニアの撮影対象となっている桜の木をすべて切らなければならないのですが、切るなんていう話になったら撮り鉄とSLの観光に携わっている人達から、非難ゴーゴーでしょうね(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


取り付け道路を線路側に拡張するのは不可能(写真はネットから借用)


         (写真は産経ニュースより引用)

上り勾配で爆煙を上げるSLと桜のコラボでは、沿線有数の撮影スポットらしいです。。。
こんな、昔は当たり前の風景だったものが観光客を呼ぶなんて、、、。
この桜が写っている写真は、ネットに毎年のように登場するので、春のワンチャンスを心待ちにしているファンは結構いるようですね。
SLの運行日に、ちょうど桜が満開になっているかどうかはお天気次第なので、何年も通ってやっと満足する写真が撮れたという人もいるようです。

どうせ、買う人もいない土地なので、、、
桜を切るなんて無粋なことはしませんから、撮り鉄の方々、ご安心下さい( ̄▽ ̄;)

むしろ、地域の観光に貢献できているということで、自慢すべき桜でしょう。
そう言いながら、桜の手入れもしていないので、太い枝の多くは枯れてしまいました。しかし、生命力が強いようで、幹の周辺から細い枝が出てきており、毎年この季節にはきれいな花を咲かせます。
この桜どもは、私より年長なのですが、この様子では私より長生きしそうです^^;

年々人口が減少している地方の町、老朽化して倒壊寸前な建物、高額な建物解体撤去費用、住む予定のないこの土地に、これからの私の子孫が破産でもしないかぎり、永々と罰金のように払い続けなければならない固定資産税。
何か良い方法はないものでしょうかね~(´・ω・`)
廃屋にかかる悩みは尽きません。


1960年頃、この場所には父のオースチンA50ケンブリッジが停められていました。
50数年後、同じ場所にAlpinaD5を停めてみました。。。何か感慨深いものがあります。


身寄りがない人の、家屋敷等の相続財産は国庫に没収される原則からも、個人所有の不動産は固定資産税という名の賃貸料を払って、国から賃借しているという考え方もできます。
不要となった不動産の所有権放棄も、認められてしかるべきだと思ってしまうのは私だけでしょうか。。

所有権放棄も認めず、不要な土地の寄付も物納も受け付けないで、とにかく税金を取ろうとする国は腹黒い・・・(`o´)

変な話が、タダでいいですから、この土地をもらってくれる人はいませんか?的な事を真面目に考えてしまうような話で、同じように困っている人はきっと日本中に沢山いるんでしょうね。。。(´・ω・`)

全国の廃墟・廃屋ファンの皆さんの中に、この桜とステキな廃屋のオーナーになっても良いという奇特な方はいらっしゃいませんか?(笑)
Posted at 2017/04/07 21:07:34 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2017年02月17日 イイね!

SAAB900turbo16と妄想で終わった車≒C63 AMG

SAAB900turbo16と妄想で終わった車≒C63 AMGみんカラを開くたびに、運営が愛車を語れと五月蝿いので、語りましょう。
その昔、乗っていた車・欲しかった車も、中古車市場ではすでに絶滅又は絶滅寸前となっており、今更ながら時の経つのは早いものだと感じている、今日このごろです。
SAABってどんな風な車だった?
そんなことを聞かれることもありますが、SAAB900turbo16は、一言で言えば独創的なデザインで高性能な車でした。


コロナGT-TRから乗り換える車を検討していた1986年2月、フィリピンでマルコス政権が崩壊する様子をテレビで見ながら、メルセデス・ベンツ190E2.3-16VとSAAB900turbo16のスペックと値段を見比べて、ため息を付いていた事を思い出します。
なぜこの2つだったのかというと、ただ単に、人とは違う車に乗りたかったという事でした。

その頃、気になっていた車と言えば、、、。

リトモ・アバルト130TC、、性能は素晴らしい。サソリマークが(゚∀゚)カコイイ!しかし、デザインがイマイチ、走っているうちに燃えてしまった噂もあり。。まぁ、イタ車だからね。。

マセラティ・ビトゥルボ、、乗っている人がいたけど、まともに動かないらしい話が。。セレブなマゾ御用達車(;´Д`)。。まぁ、イタ車だからね。。

ちなみに、BMWは六本木のカローラと言われた頃で、地味で暗い私が乗っている姿を想像できず、最初から選択肢に入っておりませんでした。( ̄▽ ̄;)
しかし、世界一美しいクーペと言われた635csiには憧れていました。

それよりも、欲しかったクルマは。。。

HARTGE H35: ネットより借用。(;´д`)ハアハア!!

ハルトゲH35は、635用にチューンされたエンジンを、小さなE30に無理やり押し込んだモデルで、C63AMGのような反則上等なコンパクトモンスターでした。
この頃から、こんな獰猛な車が好きだったんですね〜(汗)
当時は、アルピナやMよりもハルトゲが注目されていたような気がします。
もちろん、高すぎて手を出せるシロモノではありませんでした( ̄▽ ̄;)

SAABとMercedesどちらを選ぶとしても、私にとっては初めての外車、しかも左ハンドル。
今まで払ったこともない高額な買い物だったので、しばらく悩んでいました。
長女が生まれたばかりで、余裕もありませんでしたしね(汗)
また、どちらも実車を見ることも試乗することも出来ず、雑誌の情報だけで買おうという無謀と言えば無謀な買い物でした。

190-E2.3-16V ネットから借用。今見ても( ・∀・)イイ!!

190-E2.3-16Vは、イギリスのコスワースが手掛けた2.3L DOHC16バルブのエンジンを搭載した190Eのスポーツモデルで、最高出力175PS/5,800rpm、最大トルク22.9kgm/4,750rpmという性能で、ベンツなのにリアウィングまで付いているという、まさにやんちゃな小ベンツ。(゚∀゚)
南イタリアのナルド・サーキットで、5万キロを平均速度247.939km/hで走ったという記録は、従来の小ベンツのイメージを覆すものでした。
とは言え、紛れもないメルセデスだったので、当時の私には時期尚早・身分不相応ということで、妄想するだけで終わりました。
というより、諸経費を含めると900万円を超える値段で、ハルトゲより安いとはいえ、購入を決断するまでには至らなかったというのが事実です。( ̄▽ ̄;)

25年後、SAAB2台に次いで3台乗り継いだVolvoから、なぜ、いきなりC63AMGに逝ってしまったのか?と、不思議に思われるみん友さんが多いのですが、高性能小ベンツの190-E2.3-16Vが欲しかった事と、ハルトゲH35のようなエンジン反則上等な車が好きだったので、何の戸惑いもなく買ってしまいました。(汗)

     —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ ——

SAAB900turbo16は、SAAB SCANIAという、スウェーデンの軍用機・兵器製造会社の自動車製造部門が造ったクルマです。
戦闘機製造会社が造った車というだけで、、何だかワクワクしました。

このクルマは、4ドアセダンが最も美しい。
クーペも、4ドアハッチバックも、デザイン的に何かヘンテコで好きになれません。
私が好きなのは、あくまでもSAAB900turbo16セダンで、それ以外のSAABは乗ったこともありませんし、好きでもありません。
4ドアセダンで、リアトランク・スポイラーを装着している姿が絶妙にバランスが取れていると思います。


昔も今も、スウェーデンのクルマとして、VOLVOは知っているがSAABは知らないという人が圧倒的に多く、輸入台数もかなり少なかったと思います。
輸入総代理店は西武自動車で、1986年当時西武・プリンスグループは絶頂期にあり、西武というだけで何だか知らないがオサレな感じがしたものです( ̄▽ ̄;)


飛行機屋が作っただけに、戦闘機の風防を思わせる大きく湾曲したフロントガラスが特徴的です。
ダッシュボードの幅が、普通の車の倍ぐらいはありました。
良質なスウェーデン鋼をふんだんに使った頑強なボディ。
あまりの重さに、小さな子供では絶対に開けられないドア(笑)
北欧家具そのものの、乗り心地の良いソファー。
イグニッションスイッチの位置がセンターコンソールの真ん中であったり、ATがたった3速しかなかったり、ボンネットがフロントガラス側から開いたり、とにかく普通のクルマではない雰囲気がプンプンしておりました。
ひと目でそれと分かる丸みを帯びた独特なデザインが、角形のクルマしかなかった当時、新鮮でとても魅力的に感じられました。
しかし、こんなクルマの写真をたくさん撮っていたということは、当時からみんカラの素質があったということですね。( ̄▽ ̄;)


どうですか、このどっしりとしたバックシャン(死語)。
当時、こんな丸みを帯びた車は走っていなかったので、いかにも舶来品な感じがしてとても魅力的でした。
一度だけ、このトランクスポイラーの付いていないSAABを見たことがあるのですが、スポイラーが付いていないと、お尻が下がって見えました。
ボディカラーは、地味で暗くて協調性も花もない(以下略)私好みのガンメタ。

エンジンは、2000cc縦置き直列4気筒DOHC16バルブで、BOSCHのLHジェトロニック燃料噴射装置を備え、ギャレット・エアリサーチ製のターボを搭載しており、最高出力は160ps(118kW)/5500rpm,、最大トルク 26.0kg・m(255.0N・m)/3000rpm、最高速度190km/h、0-100km/h加速9秒という、当時としてはなかなかの性能を誇っておりました。
現在、このクラスのエンジンは230ps超えのものがほとんどですので、技術の進歩は素晴らしいと思います。
9速オートマまであるという現在、3速オートマがどのようなものなのかなんて、想像がつかないかもしれませんが、Low-Second-Topと極めてシンプル。(笑)
190-E2.3-16Vより数百万円安いのですが、値段に見合った満足できる性能と内外装を備えた車でした。


このターボシステムに、SAABはAPC(Automatic Performance Control)と呼ばれる独自のアンチノッキングシステムを搭載し、オクタン価の低いガソリンでも最適なエンジン性能を引き出す工夫をしておりました。
これは、業転玉の無印粗悪品ガソリンでも、ノックせずにガソリンなりの性能を引き出すことが出来るという、当時としては画期的な装置でした。


この写真は、1989年に購入した2台目のSAAB900turbo16です。
フェイスリフトとしてスラントノーズ化が行われており、少しシャープな顔つきに変わりました。
この車のデザインに対する評価は、大きく分かれるところでしょうが、当時の車としては、かなり独創的であったことは間違いありません。
しかし、現代にあっては、さほどの違和感はなく陳腐な感じもしません。
エンジン性能も、昨今の車に決して引けをとらないものだと思います。

北国の車なので、日本の夏が心配でしたが、案の定、最初の車は旅行中にエアコンのリレーが壊れ、えらい目に遭いました。
冬には無敵かっ!と思いきや、この車に合ったホイールとスタッドレスが無くて、探すのに一苦労しました(´・ω・`)

ちなみに、SAABは、その後SAAB 9000などというクルマを作っておりましたが、ランチアなどとの共同開発で外装パーツを共用したため、何の変哲もないもない無難なデザインのセダンになってしまいました( ̄▽ ̄;)

その後、西武自動車は潰れ、SAABも中国企業に買収されたらしい話を聞きましたが、昨年、ついに破産してSAABブランドは消滅したというニュースを耳にしました。

ご冥福をお祈りします。Ω\(´・ω・`)

今でも、たまにSAAB900を見かけることがありますが、同じ希少車を乗っていた者として、オーナーがどんな人なのか思わず運転席をガン見してしまいます。(^^ゞ



190-E2.3-16Vを諦めて最初のSAABを買ってから25年後、現代のやんちゃな小ベンツともいえるC63AMGを手に入れたことで、かつての夢が叶えられた気がします。



無鉛ハイオク・ガソリンが、日本で初めて発売されたのは1983年の事らしいのですが、世の中に普及するのには、それから3年ほどかかったかと記憶しております。
私が初めてハイオクガソリンを入れたのがSAAB900turbo16です。
当時、ハイオクを入れても、まったくパフォーマンスが変わらないクルマも多かったように記憶しておりますが、SAABは明らかな違いを感じて驚いた事を覚えております。
まあ、違いと言っても体感加速が良くなっただけなのですが、少なくとも怪しげなガソリン添加剤を入れた時よりは、明らかに速く滑らかな加速になった気がしました。

ヨーロッパのガソリンは日本よりオクタン価が高いので、ハイオク指定のクルマが多いと思いますが、同じ加速を得るためのアクセル開度はハイオクの方が少なくて済みますから、エコだといえばエコだったのでしょう。
エコなんて言葉、あの頃は、ありませんでしたけどね(笑)

    —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ —— ◇ ——


おまけ画像:観音崎のぬこ♡ 背筋がぞわぞわするぅ〜にゃ(゚∀゚)

Posted at 2017/02/17 19:08:29 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2017年01月17日 イイね!

AlpinaD5、サブコンで獰猛になる。

AlpinaD5、サブコンで獰猛になる。久しぶりの、みんカラらしいブログです。

アルピナのD5は販売予定数に達したのか、はたまた新しいエンジンを積んで売り出すつもりなのか、アルピナのHPから姿を消してしまいました。

同じN57D30Aエンジンを積んでいても、D3はツインターボで馬力257 kW (350 PS) / 4,000 rpm トルクで700 Nm (71.4 kg・m) / 1,500-3,000 rpmを絞り出すのに対して、車重がD3より160kgも重いD5が、シングルターボで馬力280ps(206kW)/4000rpm、トルク 61.2kgm(600Nm)/1500〜3000rpmでは性能差がありすぎというものでしょう。
後から性能の良いものを出されると、何となく気分が悪いものです(笑)

最近、みん友のTA1さんが、D5にサブコンを付けた記事を目にしたので、早速飛びつきました。
TDI Tuning 社製のTWIN Channel CRTD4 Diesel TDI Tuning BOX という製品です。

近所の取り付け協力店に依頼するのも面倒なので、DIYで取り付けてみました。
業者さんのHPでは、「10分で装着可能」なんて簡単そうな話が書かれておりましたが、ド素人にとっては未知の領域なので、おっかなびっくりの作業です。

コモンレール燃料システム側のコネクターはすぐわかりましたが、外し方がいまいち分からず、すでに10分経過。(汗)


ブースト圧センサーの位置がよく分からず、これかなぁ?と悩みながら探すこと5分。
エアーインテークマニホールドの後部には、それらしき3ピンのコネクターは他になさそうなので、「まぁ、きっとこれだろ」と決めつけたところまでは良いが、指1本しか入らないような狭い隙間にあるため、取り付けるのに難儀しました。
まあ、間違っていたら、「きっとエンジン掛からないだけでしょ」って、案外やることは大胆かつ適当です( ̄▽ ̄;)

仮止めの状態で、コントロールボックスが作動することを確認。

一番困ったのが、余ったハーネスをどうやって纏めるかの問題でした。
ヘビのようにトグロを巻かせて、結束バンドで固定して、何とか美しく整えられました。

なんやかんやで、1時間程かかりましたが、無事装着成功。
次にやるときは、15分位では装着できると思う( ̄▽ ̄;)


ちゃんと、エンジンカバーも着きました。

さて、30km程度は1〜7段階ある設定の真ん中の4番目で、本来のECUとともに動作させる慣らしが必要とのことでしたが、アクセル開度に対する反応が早くなり、ターボラグが減って加速も良くなった「気がしました」。
首都高を走ってみましたが、私の運転では、大体14km/L程度の燃費なのですが、15km/L位の数値となっていましたので、燃費の改善効果もあるようでした。

もう少しキビキビした走りが欲しいので、すぐさま最高設定の7にしてみたところ、、あら、凄い!!(@_@;)
今まで、ターボラグのせいなのか、アクセルワークと車の挙動に苛つくほどの違和感(時として、アクセルを踏んでも無反応ヽ(`Д´)ノ)を感じていたD5がカッ飛び車に大変身。(゚д゚)!
C63ほどではありませんが、明らかに獰猛になっております。
おそらく、0→100km加速は1秒位は速くなっているでしょう。
D5も「やればできる子」だったのですね(笑)

平素より、D5はウスノロだと公言して、みんカラの皆様方に顰蹙を買っている私が言うのだから間違いありません。
Power 280 PS → 353 PS トルク (600 Nm) 61.2kgm→ (696 Nm )71.0kgm
というパフォーマンスの向上は、ほぼツインターボのD3と同じスペックとなるため、今までの忌々しい感じは少し晴れた気がします(笑)

設定7での運転モードは、comfortでは完全に足が負けており、sportにしないとワナワナして危ない気がします。
トルク、パワーを40%増加させるこのサブコンは非常にコスパに優れていると思われ、D5のみならずターボ車乗りでパワー不足を感じている方にはオススメです。


ボタン一つで、凶暴になっていた車は簡単におとなしくなるので、元の状態に戻すことも楽ちんです。
設定1は燃費重視で、最大20%の燃費改善効果があるという話ですから、満タンだと1200km位は走る計算になります。


サブコンひとつ付けただけなのですが、まったく性格の異なる車を新たに手に入れたみたいな気がして、D5に乗る機会が増えそうです。



Posted at 2017/01/17 01:19:01 | コメント(10) | トラックバック(0) | Alpina D5 turbo | 日記

プロフィール

「C63箱替えしました。 http://cvw.jp/b/1769161/44374577/
何シテル?   09/11 01:44
clevelar@(クリブラー)です。 ハンドルネームは、ゴルフでクリーブランドのクラブを使っていることからつけました。 みん友さんから、お義父さんと呼...
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写真修業 ~ 「24 -TWENTY FOUR-」 魂の修業(*^^)v ALPINA D5 編  
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2014/10/15 01:42:50
本日はエンジンオイルの交換時期について議論します( ゚д゚ )クワッ!!、その2。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/01/24 03:03:13
いまさらPCMCIAカード 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2014/01/18 17:54:17

愛車一覧

メルセデスAMG Cクラス セダン メルセデスAMG Cクラス セダン
C63の箱替えです。
BMWアルピナ D5 BMWアルピナ D5
平成24年10月30日に契約。 平成25年の4月24日に納車しました。 大柄なF10ボデ ...
いすゞ ジェミニ いすゞ ジェミニ
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