
一時は、アルピナD5 turboを購入する時に、下取りに出してしまおうかと思ったC63AMGですが、私の心を繋ぎ留めたものは、いったい何なのでしょうか?
こんな面白い車を売るなんて、そんなもったいない事はできません。
年間11万円もの高額な自動車税を課せられるのですが、それを仕方なく払っても、なお乗り続けたいと思わせる魅力が、この車にはあるのです。
一度は離れた心ですが、あらためて運転してみると、とても良い車です(^_^)/
別れた恋人に惚れ直すと、さらなる深みにはまっていく。。
それと似たようなものでしょうか、実物を眺めてみても、カタログの性能表を見ているだけでも、つい(・∀・)ニヤニヤしてしまいます。
ちなみに、「AMG」の社名は、設立者ハウス・ウエルナー・アウフレヒト(A)と同僚エルハルト・メルヒャー(M)とアウフレヒトの故郷であるグローザスバッハ(G)から命名されました。
C63 アウフレヒト・メルヒャー・グローザスバッハ、、何だか知らないが、格好良いではありませんか(^^ゞ
コンパクトで扱いやすく、狭い路地や田んぼの畦道、狭い林道でも取り回しがすこぶる良好です。
自分の思うスピードが、右足で思いのままに出せる。
このアクセルワークだけで車が操れる気持ちの良さが特徴のひとつです。
3〜5km走れば、個々のドライバーの運転の仕方に自動的にアジャストしてくれます。
NAならではの気持ちのよい吹け上がりで、強力なトルクで低回転からグイグイ加速する爽快感。(;´Д`)ハァハァ
このクルマの速さばかりが注目されるのですが、私は減速時の運転のし易さにも、この車の魅力があると思います。
加速の性能に関しての記事はいくらでも見るのですが、速度を落とすときの性能に関して書かれたものを見たことはありません。
エンジンブレーキが相当強力に効くので、アクセルから足を離すだけで、ほぼ自分の思い描く程度の減速をしてくれます。
この減速の感覚に慣れると、車はアクセルを踏むだけで、あたかも自動的にブレーキを掛けてくれる感じにもなります。
この絶妙なギアの挙動、セッティング、どうなっているんでしょうね?
エンブレの強力さは、パドルでギアを落とす方法をとると、ブレーキを踏むのは車が停車する寸前だけで済みます。
また、長い山道を下る場合など、極端な話Cモードのままブレーキをほとんど踏むことなく、アクセルワークのみで降りてこられるほどです。
さらに、AMGとしては初めて、減速時に自動的にブリッピングする機能が加わったので、減速時のショックも少なくその音を楽しむ事もできます。
Sモード(スポーツモードではなく、スタンダードモードらしい)で高速走行中なら、踏み込むと7速からあっという間に4速にキックダウンして、怒涛の加速が得られます。
その場合、ギアは暫くホールドしているようで、アクセルを緩めると4速のままエンジンブレーキが強力にかかり、ブレーキを踏まなくても速度の調節が可能だったりもします。
このキックダウン時は、結構な爆音がしていると思うのですが、元々が「オラオラ車」なのでそれなりに下品に思われているかもしれません(^^ゞ
省エネ、エコが叫ばれエンジンのダウンサイジングが主流となってしまった世の中で、「チッ!、エコエコうるせぇんだよヽ(`Д´)ノ」と6300ccなどという途方も無い大排気量エンジンを、Cクラスの車体に積んでしまった化け物と言っても良いクルマです。こんな排気量のエンジンは、おそらく今後作られることはないであろうと思われるので、それだけでも希少な車でしょう。
排気量の大きさだけだけなら、乗用車の部類でトップクラスなので大きな顔が出来ます(^o^)
6300ccのわりには、意外に良い燃費性能を持ち、エンジンオイルが減って継ぎ足したりすることもありません。
音は、エンジン始動時はバンッ!という爆発音です。( ̄□ ̄;)!!
特に寒い冬の朝は、何が起こったのか?というほどで、30秒間ぐらいはその後の音も大きいため、ご近所の手前生きた心地がしません^^;
走行時は、がるるる~という、とてもお上品とはいえない重低音です。(゚∀゚)
なりの小さなセダンタイプながら、厳ついエアロと”何だコイツは”的な、デュアルツインのクロームエグゾーストエンドなので、知らない人には小生意気な小ベンツに見えます。
C180=1800cc 、C350=3500cc 、ある程度は予想できます。
C63=・・・630cc?(゚Д゚)ハァ? 軽か、コイツは。
車に「それほど」詳しくないクルマ好きには、正体不明な弄った小ベンツです( ̄. ̄;)
世の中には知らない方が幸せなこともあると思いますが、知らないと恐ろしい目に遭うこともあります^^;。
こんな小さな車体に、6300ccのエンジンを積んでいるイカレた車だなんて、普通の人には到底考えも及ばないことでしょうね(´ヘ`;)
大きなエンジンを積んでいるので、ボンネットにはパワーバルジと呼ばれる二筋の突起があります。
こういうガンダムチックな厳つさ、嫌いではありません。(・∀・)ニヤニヤ

C63AMGって、どういう車?と問われても、いまいち正確に答えられないマヌケなオーナーなので、性能その他を一度おさらいして理論武装しようと思います。
車の性能を、科学的に分析したりすると、ブログが炎上するらしいのですが、私のブログは過疎っているので大丈夫でしょう。。。
しかし、科学的に分析するといっても。。。(゚Д゚)ハァ?
そんな能力ありません。。(^^ゞ
そこで、C63の性能表を見て、イロイロ書き並べてみます。
すると、あら不思議、、アカデミックな雰囲気プンプンのブログに早変わり\(^o^)/
車両形式:CBA-204077
エンジン形式: M156
エンジン種類:DOHC V型8気筒
総排気量 : 6,208cc
ボアx ストローク:102.2×94.6mm
最高出力:457/6800PS/rpm
最大トルク :61.2/5,000kg・m/rpm
許容回転数:7200rpm
比出力:73.6ps/l
比トルク:9.86kgm/l
馬力荷重比:264ps/t
駆動方式:フロントエンジン縦置き後輪駆動
ブロック・ヘッド:アルミ軽合金
シリンダー・ライナー・コーティング:TWAS処理
バルブ配置:4バルブDOHC
圧縮比:11.3:1
燃料供給方式:電子制御式
燃圧:3.8〜5.0bar
前後重量配分 54:46
運転してみると、意外とフロントヘビーは感じません。
バッテリーがトランクの中に収納されているのは、重量配分の努力の一つなのかな〜。。
ミッション形式:電子制御7速A/T
ギア比/1000rpm時車速(km/hr)
①4.38/9.66②2.86/14.65③1.92/21.89④1.37/30.74
⑤1.00/42.00⑥0.82/51.34⑦0.73/57.61
最終減速比:2.85
各ギア最高速度
①69km/hr7200rpm
②106km/hr7200rpm
③158km/hr7200rpm
④220km/hr7200rpm
⑤
250km/hr5950rpm
⑥
250km/hr4865rpm
⑦
250km/hr4333rpm
実際、Mモードで走ってみると、レブリミット付近でパネル全体がバッ!!と赤く光って警告され、シフトアップを求められます。(゚д゚)!
その時点で、どんだけスピードが出ているのか?(゚A゚;)ゴクリ
見る余裕ありません( ̄▽ ̄;)
中間加速データは、面倒くさいので割愛^^;
0-100km/h加速4.6秒
公称燃費km/l:市街地4.78 郊外10.87 混合モード7.47
燃料タンク容量:66L
満タンで400kmは走ります( `_) フンッ

ボディカラー:テノライトグレーメタリック
シート素材:本革(ナッパレザー)
シートカラー:アルパカグレー
全長×全幅×全高=4720×1795×1440mm
ホイールベース=2765mm
車重=1800kg
最小回転半径:5.1m

ブレーキはAMG専用、ブレンボ製。
本物のAMGか否かを見分けるには、ブレーキを見ろとよく言われております。
外観をAMGに似せても、ブレーキ・ディスク、キャリパーが結構なお値段するため、そこまで徹底して似せることはしないという話ですが。。どうでもいい話です^^;
走っていると見えないし( ̄▽ ̄;)
ディスクの穴は、後輪3つ、前輪6つでした(^^ゞ
サスペンション型式は前が3リンク、後ろがマルチリンクとなっていますが新たに設計し直され、標準のCクラスとはジオメトリーも異なり、スプリング、ガス封入式ダンパー、そしてスタビライザーは圧倒的に固いレートに設定されているようです。
乗り心地、硬いわけです(^^ゞ
タイヤ:(前)235/40R18 (後)255/35R18
ホイール:(前)8.0J ✕18 (後)9.0J ✕18

AMGのM156エンジンは、チューニングメーカーだったAMGが、ポルシェでカレラGTや996GT3のエンジンを開発した経歴を持つベルント・ラムラー氏を責任者として、新たに設計開発したものです。
アファルターバッハのエンジン屋が最終仕上げまで、一人一つのエンジンを手作業で組み上げるもので、エンジンフードの上には、組み上げたマイスターのサインが刻まれた金色の銘板が取り付けられています。
私のクルマのエンジンを組み上げたお方の名前は・・・う〜ん、、読めません(^^ゞ
エンジンに金がかかりすぎるのか、内装は標準Cクラスと同様で、1000万円を超えるクルマとしては、思いのほかチープです。( ̄▽ ̄;)

フォグランプ復活。
この車、買った時からライトをHID化しており、フォグランプは、コーナリングライトを兼用しております。
ハンドルを切るとパパパパッとフラッシュします。
詳しい原因は分かりませんが、一度八重洲の駐車場で隣に駐車したC63のオーナー様から、パパパパと光るのは何か取り付けたのですか?って聞かれたことがありますので、正常ではないようです。(笑)
曲がるから注意してね。っていうサインが出るのでしょうか^^;
今年の6月頃からでしょうか、「左フォグランプ故障」の警告が表示されるようになり、フォグランプが点灯しなくなりました(゚◇゚)~ガーン
球切れか?と思い、軽い気持ちで近所の黄色いカー用品ショップへ行ってみました。
ジャッキアップしてチョット見たところ、うちでは取り扱いのないメーカーのものなので、修理できないとのことでした。
HID化しているので、それを工事したショップに持ち込むか、ディーラーで純正に戻してもらうかという話でした。
両方共、遠いし、まんどくせ〜し(` 'メ)う〜む、困ったと思い悩んでおりました。
そんな時、持つべきものはみん友様です(^^ゞ
近くにお住まいの、げそ様に相談をいたしましたトコロ、快く修理をしていただけるとの御返事をいただきました。。感謝感激です(^_^)/
そして、私がアルピナD5で遊びまわっていた夏休みのある日、会津の飯盛山の階段の上で暑くて犬のやうに、(;´Д`)ハァハァしていたら、修理終了して復活したC63の写真がメールで送られてきました\(^o^)/
聞けば、配線が継ぎ接ぎだらけで、大変な状況にあり、おまけに水没してダメになっていたようです。
狭いところに手を入れて、何とか、かんとか修理していただきました。大変ご苦労様でした。
お会いしたことはありませんが、クンちゃん様、ご尽力いただき感謝申し上げます。
とりあえず直った後も、パパパッとフラッシュするので、このクルマはこういう仕様なんでしょう(汗)
このフォグランプの不都合以外、何一つ故障らしい故障もなく中近距離でキビキビ走ってくれています(^_^)/
C63AMGを売っ払うどころか、車検も通してしまいました。
結局、私はこの車が好きだったんだ〜と、再確認している今日この頃です。。