
メルセデスC63AMGという車は最高出力457ps(336kW)/6800rpm
最大トルク 61.2kg・m(600N・m)/5000rpmという大パワーを受け止めるため、タイヤの減りが異常に早いということがよく言われております。
後輪で1年、前輪で2年のサイクルで交換している方が多いのではないでしょうか。フツーに乗っている私でも、そう言われれば「確かに、少し減りが早いなぁ〜」という感じです。
まあ、タイヤから煙をモクモク出して乗られる方や、高速でコーナーを攻められる方などは、特にリアは1年も持たないかもしれません。
私の場合、1年で7000km位の走行距離で、7分山残っております。
これが普通なのか、減りが早いのか遅いのか?実際のところよくわかりません。
私のW204前期型C63AMGに装着されている、メルセデス認証タイヤ MO(BMWでは☆、ポルシェではN etc)はPirelli Pzeroなのですが、C63AMGは生産された年によって、履いているタイヤのメーカーが異なるようです。ある年はContinental、またある年はMichelinなんて、他のメーカーも同一車種で、そんなに変わるものなのでしょうか?。
特定メーカーに限定しない理由は、定かではありません。
アルピナが、タイヤに合わせたクルマ造りをして、乗り心地にこだわるのは、メーカーとしては特異なことなのでしょうね、きっと。
W204前期型C63AMGの乗り心地は、低速では鉄の箱に乗って揺すられるような、堅く重い感じがします。(飛行機が、誘導路をのろのろ走っている時の揺れ方に似ています)
これが、剛性感というものなのかもしれませんが、シートのサイドホールドがかなり良いため、揺れが体に直接伝わるのも一因となっております。
ホールドの良さは、コーナーではかなり威力を発揮しますが、低速で荒れた道路を走る時は、脳みそがシェイクされてしまいます。(((( ;゚Д゚)))
このユサユサする感覚は、シートの関係でC63AMG特有のものかと思いきや、W204のCクラス全体に起こる現象のようで、構造的な問題だと思われます。(2ちゃんねるのW204メルセデスCクラス・スレで知りました^^;)
メルセデスのW204Cクラスに乗って、乗り心地がい~の、素晴らしいのと書いてある記事をあちらこちらで読みましたが、私の素直な意見として、街乗りでは嫁車のフィット15XHの方がはるかに乗り心地良く快適に感じられます。
ただし、最近、マイナーチェンジ後のC63AMGに試乗する機会がありましたが、堅い足回りと乗り心地の悪さは、随分改善されており、同じ車とは思えない程の進化を遂げておりました。
後期車と前期車は、全く違う乗り心地の車と考えたほうが良さそうです。
何れにしても、この低速での乗り心地の悪さは、どうにかならぬものかと、ディーラーにタイヤの空気圧について質問したところ、何やら資料を取り出して調べてくれ、私のMOタイヤのPirelli Pzeroは2.2〜2.4が一般的という回答が得られました。車に張られている空気圧のシールには、3人で前後輪2.6、5人で前輪2.8後輪3.1の絵が描かれております。
ますます訳がわからなくなって、近くのガソリンスタンドの、タイヤ整備士の資格を持っているらしい店長に相談したところ、「PirelliPzeroは、少なくとも空気圧3.0以上に上げないと、その性能を発揮できない。3.2ぐらいでも良いぐらいだ。」「ディーラーの人は、タイヤを知らない。」と力説され、「え〜っ、3.0以上なんて大丈夫かよ?!」と思いながらも、恐る恐る2.6から3.2へアップしてみました。
走ってみると、少々硬くなった感じですが、ゆさゆさ揺れる感じは多少改善された気がしました。
接地面積が少なくなったせいか、何だか加速が悪くなったような気もします(´ヘ`;)ハァ
いろいろと不安と不満が残るため、12ヶ月点検の時にディーラーでおすすめのContiSportContact™ 5 Pに換えてみました。ディーラーで空気圧の話をすると、「それは、そのタイヤ整備士の言うことが、おかしいと思いますよ」と、タイヤ空気圧戦争が勃発しそうな雲行きでした。
ポルシェの空気圧は、本国では3.0以上らしいのですが、日本では2.6ぐらいにするという話を聞いたことがあります。いかにC63AMGといえども、250km/h出すわけではありませんので、ここは、正規の資料があるディーラーの意見が正しいように思えました。
コンチネンタルに換えてから、乗り心地は確かにに良くなった気がしますが、足の硬さと、揺すられる感覚は相変わらずで、さすがに面倒くさくなり、諦めてそのまま揺られて乗っております。結論として、空気圧を変えても、乗り心地に劇的な変化は見られないということです。(まあ、あたりまえの結論ですね^^;)
街乗りで、C63AMGの性能を発揮できる場面はあまり無く、埼玉の田舎道で乗るたびに脳みそをシェイクされ続けていると、いい加減乗り心地良い車に乗りたくなるというのが人情でしょう。
それ故に、アルピナD5 Turboに試乗した時の乗り心地の良さは、それは、それは感動的でもありました。
速さと乗り心地の良さを両立させるのは、非常に難しいことだと思います。
普段は、快適な乗り心地で、いざというときには、それなりに速く走れるという意味では、アルピナD5Turboは、今の私にとって理想の車です。
Posted at 2013/04/19 01:59:22 | |
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C63AMG | 日記