
せっかく書き上げた貴重な月一ブログが、、、一日放置プレイにしておいたらバグってしまっており、あれこれ復旧を試みたのですが「ドキュメントが期限切れです」のアラート共に消えてなくなってしまいました。(T_T)
気を取り直して書き直してみましたが、若干異なるブログになってしまいました。
気分は月2ブログです。。。
読むのが面倒くさい方は、写真だけでもご覧いただければ幸いです。
(唐辛子のオブジェ:厄除けに飾っています。)
写真を記録の手段として考えた場合、風景や人物をなるべく鮮明に数多く写し撮る事が必要でしょう。
しかし、写真を芸術として考えた場合は、映り込むものから余計なものを取り除き、表現したいものを残す「映像の引き算」も必要かと思われます。
欲が深いとあれこれ残したくなり、結果として何を撮りたかったのか?撮影者の意図が分かりにくいものとなってしまいます。
絵画ならば余計なものを描かなければ済むのですが、写真においては映り込むものを取り除くというのは、なかなか厄介なことです。
撮影意図が明確な写真こそ、ストレートに訴える力が強く、誰をもを共感させ、また感動させる事ができるものと考えます。
綺麗に撮れる事自体、写真を撮る歓びなのでしょうが、他の人にも感動を与えられる写真が撮れるようになれば、写真の趣味は更に深まるものと思われます。
道具を一定以上のレベルに揃えれば、それなりの写真を撮ることが可能なのですが、人様に感動を与えることのできるいわゆる「魅せる」写真が撮れるかどうかは、個人の感性、努力による部分が大きいものと思われます。

#1: この写真、C63を1円オークションに出す時が来たら使いましょう。(笑)
光と影のコントラストがシャープに撮れました。
左前部のディテールだけで、C63前期型の獰猛さが表現できているでしょうか?

#2: AMGロゴを中心と考えましたが、テールランプをつけていたためイマイチの写真になってしまいました。
デュアルエグゾーストエンドで、少しずんぐり見えるところがただのCクラスではない雰囲気を醸しだしております。

#3: ハンドルを切ると、前輪がポジキャン気味に傾きます。
メルセデスは伝統的にキャスター角を付けて、直進安定性を保つ設計なので、このような前輪の挙動をするものかと思われます。
写真の出来としては、、何でも光らせれば良いというものではないなぁと思います( ̄▽ ̄;)
前輪の挙動、タイヤの減り具合を紹介している程度のモノでしょうか。

#4: C63は、もっと悪い顔だと思っていましたが、比較的端正な顔立ちをしていますね。
こんな場所で撮影したという、説明写真としてはよく撮れています。

#5: 構図に問題はないと思いましたが、画像中心点に白い車、その奥に明るいビルがあるため、地味な色のC63が目立たない気がします。
凡庸な写真ですね。(汗)

#6: 上の写真より少し角度を変えてみました。
クルマは小さく写っていますが、C63の存在感は増しているような気がします。顔が見えているのも関係しているかもしれません。
トリミングするともう少し良くなると思います。

#7: 左ガードレール側に少し車体が傾いているのが気になりますが、写真としては大きな問題はないと思います。
テノライトグレーが少し深緑がかって見えますが、このような色に見える時が個人的には一番心惹かれます。
こうして見ると、車体はやはりコンパクトだなぁと思います。

#8: 上の写真と比べて一目瞭然、あら不思議!
画像全体を右に傾けただけなのですが、クルマが向かう方向がカーブの奥というように目線が誘導されるので構図として落ち着きます。
ただ傾ける、、、たったこれだけで印象がかなり変わります。

#9: 逆光でシルエットを強調しました。
影の部分も黒潰れすることなく、綺麗に撮れました。
流麗なラインは気品さえ感じられ、獰猛なC63がまるでSクラスのように見えます。(笑)
メルセデス一族の血は流れているということですね。

#10: 茫漠とした荒れ野を美しいと感じてしまいます。
この感性を理解できますでしょうか?変態?( ̄▽ ̄;)
自分としては、アップルのデスクトップピクチャーに採用して欲しい位に思っています(笑)

#11: 春なので、税込み490円のヒヤシンスを。。
葉、花茎、蕾とすべて太めで、春の生命力を感じます。

#12: 簡易マクロの撮影もできるので、ちょっと寄ってみました。
肉厚の花弁にはみずみずしさが漂っています。

#13: せっかくのF0.95なので、チャイナブルーからの夜景を。
広角で撮る夜景は臨場感満点です。

#14: 薄暗くなった蔵の街でもF0.95は威力を発揮しました。
時刻は18時近くなのですが、写真の写りかたはまだ夕方にもなっていない雰囲気です。
観光地の無料パンフレットの写真ぐらいには使えるかもしれません(笑)

#15: 露出少し低めにして雰囲気を演出。

#16: 横浜税関のライトアップ。

#17: クジラの背骨はタクシーの車列でした( ̄▽ ̄;)

#18: 猫状態(笑)

#19: このカメラはガラスの質感が出るという話ですが、こんな感じです。

#20: 最後はAlpina D5です。早春の田舎道を走りました。
35mm換算35mmのレンズの画角は左右63度なのですが、このぐらいが自分としては標準レンズであるような気がします。
35mm換算50mmの標準レンズの画角は46度で、それがヒトの視野に近いという話ですが、そんな狭い視野で車の運転なんか出来ません(笑)

#おまけ:これはDSC-RX100M2の画像です。
邪魔なので、後方にいた人を消してしまいました(^^ゞ
写真を含めた芸術の世界で、私は常にある壁を感じます。
それは、大衆受けするものと、プロ受けするものに違いがあるのではないかと感じられることです。
何が正解であるかなどない世界のはずなのですが、自分が良いと思ったものが、プロ目線ではアマの領域のものであったりする事です。
かつて学生時代、私が描いた油絵を6250円/号で買いたいという人がおりましたが(笑)、良い絵と売れる絵に違いがあるのか無いのか、今だに分かっておりません。
私に絵画の指導をした恩師はセザンヌに心酔しており、モネが好きだった私とは感性が合いませんでした。
芸術の領域にプロの基準など無いのではないかなどと、甘いことも考えてしまったのですが、どの世界にも階級ピラミッドが存在し、何らかのコンクールに入選するなり、その道の先輩に認められるなりして実績を積重ねないと、その道で生きていくのは難しいでしょう。
しかし、アマの世界では大衆受けするものも正義。
良いと思う人が多ければそれすなはち良い作品で、数こそ正義という考え方でも良いのかもしれません。
しかし、愚民は権威に弱い上に、プロがダメといえばダメに見え、良いといえば良い物に見えてくる、不安定な感性しか持ち合わせていない人が多いというのも事実です。
自分の感性を信じて、良いと思われるものを良しとできる自由が許されるのがアマの特権なのでしょう。
別に売れなくたって良いわけですからね(^O^)
自分が良いと思われるものが、プロ目線でも良い作品ならば、何の問題も無いのですが、私の感性はこれで飯を食っているわけではないので、所詮アマチュアでしか無いのです。( ̄▽ ̄;)
何れにしても自分自身、魅せる写真が撮れているのかどうか、今一歩分からないのですが、オススメは#1 #9 #10 です(笑)
もちろん、他も悪くはないと思いますが、皆様がどのように感じられているか気になるところでもあります。
