はやにえのブログ一覧

ちょっとぼーっとしている間に。
サクラが咲き、フジが咲いた。ツツジももう終わりだ。
花を見ていると必ず虫も目に入る。

虫の目当ては花の蜜か花粉だ。
美しい色、甘い香り、花粉や蜜。
花は虫を誘う。全ては子孫を残すためだ。


カラスノエンドウを見ていると花から花へせわしなく移動する飛行物体。
触角の長いヒゲナガハナバチだ。

ハチは蜜を吸うため舟弁と呼ばれる花びらに着地する。
ハチは舟弁につかまり花のつけ根の蜜に舌を伸ばす。
ハチの重さで沈んだ舟弁の隙間から雄しべと雌しべが顔をだす。

甘い蜜に夢中になっているハチのお腹に花粉がつく。
蜜をもとめて移動したハチが別の舟弁に着地する。
お腹の花粉が雌しべにつく。
虫は花粉の運びやなのだ。

近所の街路樹もうっすら紅葉し始めた。
河川敷にでかければズボンはひっつきむしだらけ。

朝夕はだいぶ冷え込むが草むらの虫たちはまだまだ健在。トノサマバッタが産卵中だ。オスをおんぶしながら産卵とはなかなか力持ちなおかあさん。
人間で言えば立ち会い出産か。
虫たちにも産みの苦しみってあるんだろうか。

お腹を地面につっこんで泡に包まれた８０個位の卵を産むらしい。
近くでモズの高鳴きが。
今年もはやにえの季節がやって来た。

目的のチャイロスズメをゲットしホッと一息。
足下にもぞもぞ動く物体が。

オレンジ色に黒い水玉模様の頭。
体は白黒のボーダーに小さな青い斑点。
そしてお尻がまたオレンジ色。
なんじゃこりゃ！！

このイモムシくん。
アオバセセリというチョウの幼虫らしい。
アワブキの葉っぱを食べつつ、葉っぱをつづった巣の中で暮らすらしい。

意味不明だが、、。
ボーネルンドのオモチャにくっつけてみることに。
この不思議な彩色。こどものオモチャに負けてない。

もうすぐ蛹になるらしい。しばし観察することに。

氷ノ山のとある渓谷。
カエデの立ち枯れより出入りする黒い集団。
チャイロスズメバチだ。

知り合いが発見したこのスズメバチ。
見た目もすごいが、その生態はもっとすごい。

女王蜂が単身、キイロスズメバチの巣に突入し女王を殺して巣を乗っ取るのだ。
その後自分のこどもをキイロスズメバチの働き蜂に育てさせ、完全に我がものとするらしい。

生態写真を撮ろうとやって来た前回、望遠のつもりがマクロレンズだったことに気づき断念。今回やっとリベンジできた。コガタスズメ、オオスズメにキイロスズメ。
いろいろ見てきたが、こいつはかなり怒りっぽい。
巣の防衛範囲が広いらしく、4,5mの距離でも威嚇してくるのだ。

完全防備で接近し、黒い集団の巣窟を激写した。

虫には人間みたいな鼻がない。
チョウは触覚や脚の先で匂いを感じるらしい。

ハーブ園のあちこちにちらちら飛んでいる。
煉瓦や石垣にとまって何やら吸っている様子。
ミネラル分でもあるのだろうか？

鼻はないけどハナのなが～いテングチョウ。