みのすけのブログ一覧

旧ビートルの空冷水平対も向４気筒エンジンは３６馬力くらいしかないようですが、軽い車体のおかげで元気よく走ってくれます。
例えば今の状態でも上り坂ではフロントが浮き気味になったりします。
懐具合が許せばアフターパーツも豊富なので馬力を倍にすることも簡単なのでしょう。
キャブとカムを交換しようか。あるいはボアアップ済みの２０００㏄エンジンに積み替えてしまおうか。
もしヤフオクでチューン済みの手ごろなエンジンが出品されていたら
妄想はつきません。

旧ビートルのパワートレインを利用したサンドバギーではフロントの加重が少なく、ハンドルをきっただけでは曲がりません。
実はこの手のバギーの運転席にはサイドブレーキのようなレバーがついていてそれを使うことで片方の車輪だけロックさせることができます。
このバギーが私のところに来たときは錆びついていたターンブレーキですが、ようやく本来の働きをするようになりました。
サイドブレーキのような形状のレバーを手前に引くと左のホイールがロックし、レバーを前に押すと右のホイールがロックしますが、レバーを押す操作が遠くてやりにくいです。
２本のレバーでそれぞれ左右のホイールをコントロールするタイプの部品もありましたが、それのほうが良かったかもしれません。
驚くのは、ターンブレーキひとつでもいろいろなメーカーから様々なタイプのものが販売されていて更にメーカー品の場合にはインナーキットまで用意されていることです。

久しぶりにサンドバギーの修理をしました。

このバギーはフォルクスワーゲンの空冷フラット４、ビートルをベースとしたもので１９７０年代ごろからアメリカなどで人気となったものです。
そして今でもアメリカでは根強いファンがいるらしくキットパーツや補修パーツ改造パーツが沢山販売されています。

実はこのエンジンの排気管にはサイレンサーがつけられていなかったので４ストカート用のサイレンサーを取り付けてみるとパイプの径がピッタリと一致して差し込むだけで装着できました。
とりあえずこれならこれならご近所の騒音対策にはなりそうです。

次にキャブレターを取り外し壊れていた加速ポンプを修理しました。
部品はソレックスのオーバーホールキットを使用しましたが、シングルキャブなので安価でした。

そして以前応急修理したポイントはディスビアッシーで交換。
実は以前苦労した部分ですが、今回は単なる部品交換なのですぐエンジンが始動できました。
調子を見るためにエンジンを軽くレーシングしていると、隣の家からもバイクのエンジン音が聞こえます。
音で負けてなるものかと、こちらも更にエンジン回転を上げ空ぶかししていると間もなく、お隣の家の住人とその友人らしき茶髪の人物が現れ、「何やってんだ？」と言ってくるではありませんか。
文章では伝わりにくいかもしれませんが、こちら茨城県の地元住民のイントネーションはこの時通常の疑問形より語尾が上がりまるで喧嘩を売っているかのようにも聞こえ、ちょっと怖いです。
いや、もしかすると私も調子にのって回転を上げすぎたので爆音を怒っているのかもしれません。
とりあえずは何をしていたか？という質問に対し杓子定規に答えておきましょう。
「これは１９７０年代アメリカでブームになったフォルクスワーゲンビートルをベースとしたバギーで～後略」と入手に至った経緯や修理の経緯、そして今何をやっているかまで淡々と説明してやりました。
これを挑発と受け取ったのかどうかわかりませんが、お隣の住人はしばらくバギーを眺めた後、自宅から金属のパイプのようなものを持ってすぐ戻ってきました。

持って来たのはバイクのサイレンサーでお隣の住人によると１０００ｃｃ位の排気量に対応しているしアダプターを使うことで排気管の径にかかわらず簡単に装着できるから使ってみろとこことでした。
もちろんありがたく頂戴しました。おわり。

キャブを清掃した後エンジンが始動しない。
どうやらそのとき邪魔になったディスキャップを外したときにイグニッションコイルの配線も引っかかって外れたらしい。
宙ぶらりんの配線をイグニッションコイルの端子に接続しクランキング、そのときディスビから煙が上がった。
原因は配線ミス。
ポイントは目視では問題ないようだったので恐らくイグニッションコイルが焼けたと思い、軽トラのイグニッションコイルを取り付けるも始動せず。
ポイントまでは電気が来ている。しかしクランキングしてもポイントに火花が飛ばない。
テスターでポイントを調べるとポイントが開いていても導通している。
コンデンサーが短絡しているのだろうと外してみるが変化なし。
ポイントをよく見ると絶縁体が溶けて金属同士が短絡している。
応急処置としてビニールテープの断片をはさみようやくエンジン始動することができた。
この間約２日間、実際に作業したのは拙者ではなくツバサだが、点火系の講釈だけはたれることができたので大満足。

物置から水陸両用車を出して、バギーを入れた。
これから整備をする予定。