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えぼかぁごのブログ一覧

2008年04月30日 イイね!

タラレバその5

タラレバその5S耐開幕戦 鈴鹿

デビューウィン目前のエボX11号車

残り7周というところで他車と接触しコースアウト

接触した相手は後方から来た1クラスの1号車のZ

Zは総合2位を走行中
11号車もその時点で総合3位とはいえ周回遅れ
道を譲るのがルール

S字でイン側を空けたけれど空け方が少なかったようで
Zが11号車の側面後方に接触してしまい11号車を押し出してしまったようだ

後方ともう少し差があればもう少し速度を落とすなりして
余裕を持ってZを先行させられたのかも知れないけれど
2位との差が7秒と知らされていて余裕は無かったかもしれないし
エボXのラインとFRのZのラインはかなり違うのかもしれない

いづれにしてもこのコースアウトにより
先行していた7秒は遅れの7秒に変わり
エボXのデビューウィンは幻となった


2クラスの優勝は37号車シーケンシャルエンドレスアドバンランサー
ちなみに11号車を押し出した1号車のZはエンドレスアドバンZ

私がエンドレスの社長だったら1号車のドライバーに特別ボーナスを出しちゃうな
私がゴーン社長でも特別ボーナス出しちゃうね
デビューウィンするのはGT-Rだけで充分だし

冗談はさておき
11号車のチームスタッフは意外にサバサバとしていた

さっきまであんなにピリピリしていたのに
「え~(スピンしたのは)ウチなの~」と
やるだけのことはきっちりやったんだから2位でも結果が出たから良かった良かったと

プロの仕事人とはこういうものなのかもしれない
完走はしてもガックリ落ち込んだままの隣の6号車のチームスタッフとは
この辺がかなり違う
私は6号車のスタッフに近いタイプでなかなか気持ちが切り替えられないタイプ

表彰式を見ることもなく疲労感を思いっきり引きずってサーキットを後にした

大体こんな時に限って夕日がキレイなんだよね



Posted at 2008/04/30 08:13:03 | コメント(5) | トラックバック(0) | S耐 | 日記
2008年04月30日 イイね!

タラレバその4

タラレバその4S耐開幕戦 鈴鹿

序盤に余計なピットインをする破目となり
他車より1回多い給油のハンデを背負いながら
周りの脱落でトップを快走する11号車

2度目のピットインでドライバーを交代


ライバルも2度目のピットインを済ませたところで
11号車に続くのは

昨年の13号車であるところの37号車と
もう1台のエボXとなった13号車

11号車と2位の差は1分弱

このままのペースを守ればゴールまでの足りない燃料を給油しても
何とかぎりぎりでトップを守れそうなタイム差

ここまで来たらジタバタしても始まらないので
ちょっとだけ写真撮影に

と言っても鈴鹿ってところはそこら中が金網だらけで
パドックの傍にはあまり良い撮影ポイントが無い

あまり遠くまで行くわけにもいかないので
本当にちょっとだけ撮影してピットへ戻りかけたら
「チーフメカさんが探してますよ~」と携帯に着信

ピットに戻ったら
「オッ!何処行ってたんだっ!給油のタイムキーパーやってくれっ!
 11秒だからなっ!11秒っ!!」とかなりハイテンション

まさにデビューウィンへの11秒って感じ

最後のピットインが近づき
先ほどガソリンをかぶったエンジニアさんが給油の準備に入り
ピットの燃料タンクを見上げてちょっとだけ躊躇してから
給油口のキャップを外したら
「オイッ!そこは絶対に外しちゃ駄目だぞっ!」と声が飛んで来た
(エ~ットイッカイメノキュウユノトキニチョットチュウチョシツツソコヲアケテキモチウェスヲカブセテイタノハアナタデスヨネ)


ほどなく11号車が最後のピットイン
11秒の給油を無事に済ませてコースへ復帰

ピットロードからコントロールタワーの残り周回数を確認すると残り7周
2位とのタイム差7秒

これまでのペースから考えれば余裕がたっぷり有るわけではないが
残り7周で抜かれることはないだろう

コントロールタワーの残り周回数表示を見つめたまま
あ~エボXデビューウィンしちゃうんだ~スゴイな~
としみじみ思ったところで

ピット内から叫び声が上がった

何?何?っとピット内へ駆け込んで見上げたモニターには
砂煙を上げてスピンしている11号車

何?何?一体何が有ったの????
Posted at 2008/04/30 02:40:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | S耐 | 日記
2008年04月30日 イイね!

タラレバその3

タラレバその3S耐開幕戦 鈴鹿

意外にハイレベルな戦いとなった決勝レースの序盤
11号車が真っ先に余計なピットインのハンデを
背負ってしまったが

1回目のピットインの付近で他の車両にも
トラブルが発生した

先ずは56号車
おそらくもう数周でピットインというタイミングの
25周目の130Rで派手にコースアウト
そのままリタイアとなった

予選3番手でスタートはスローペースだけれど
順調に行けば後半にペースを上げて来るチームで
今年はBドライバーに服部尚貴選手が入り
もしかすると今年の台風の目になるなんてこともあるかもしれないような気がしないでもない
というチーム(どんなチームだ)

服部選手がドライブする前にリタイアになってしまったのは残念


続いてトラブったのは序盤に11号車と激しい2位争いを繰り広げた20号車
29周目で1回目のピットインからのピットアウト時

バスッバスッと聞きなれない妙な鈍い音を立てながら
下り坂になっているピットロードを転がって行くうちに
車体の下から白い煙が出たぞと思ったら
一気にエンジンオイルが車体の下に噴出し火が着いてしまった

ピットロードの速度制限に合わせてリミッタ-をかけた状態で
ドライバーが全開にしてしまい一気にエンジンブローしたらしい
当然そのままリタイア

うちのチームではドライバーのコントロール任せでピットロード用のリミッタ-は
装着していない

派手にパンパンと音を立ててピットインして来る様はレース車らしいけれど
エンジンにはリスクが大きなものだそうだ
(ウチノキノシタサンモトップチェッカーヲウケタトキニパフォーマンスデパンパンイワセテルケドメカニックノヒトニシタラアーソノエンジンオーバーホールシテマタツカウンダカラヤメテクレーッテオモッテイルカモ)


そして最後は6号車

トップを快走し
1回目のルートィンのピットインも問題無くこなし

見た目のトップ争いを11号車と開始したところ
実際には11号車は1回余計にピットインしなければならないので
実質6号車が余裕のトップ

追い上げて来そうな2台がつぶれて
今回こそ6号車がポール トゥ ウィンで優勝してくれそうだなと
思った矢先

6号車のチーム監督が
無線のヘッドセットに手を当てて何かしゃべりながら
6番のボード(ピットインする車両を呼び寄せるのに使うボード)に
手をかけるのが見えた

すかさずうちのチーフメカさんが
「どうした?!」と声をかけたら
「バイブレーションが出てるらしいんです」と

タイヤかなぁ?
フラットスポットくらいならそのまま走れるんじゃないの?

と思ったがピットインして来た6号車はピットの中へ誘導されてしまった

落胆したチームスタッフから直接詳しいことは聞いていないのだけれど

どうもタイヤ交換の時にナットを焼きつかせてしまって締まりきっておらず
タイヤがグラついてしまったようだ

本来ならばエア工具でナットを閉める時に最初はちょっとだけゆっくり回して
ナットのかかりを確認してから一気に締めるのだろうけれど

トップ争いをしているところで少しでも早くコースへ戻したいという気持ちが出てしまったのだろう

普通にやれば良いことがなかなか出来ないのがこの世界

6号車は完全に優勝戦線から離脱してしまった

Posted at 2008/04/30 00:58:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | S耐 | 日記
2008年04月29日 イイね!

タラレバその2

タラレバその2S耐開幕戦 鈴鹿

予選4位から怒涛の追い上げで2位を走行中に
予定外の緊急ピットインを強いられる破目となった
11号車
(写真のタイヤの横ににょろにょろとしているのが
 その原因となったダクトのなれの果て)

燃費を計算するために給油時間を計測しなければと
ストップウォッチを構えて給油タンクそばで準備OK

監督さんが
「誰かドライバーのドリンク準備して!」と叫んだけれど
スタッフは自分の準備で忙しそうだったので
とりあえずピットの冷蔵庫へ走ってドライバー用の保温タイプの容器を取り出した

ところが通常ならドライバーが交代するところ
今回は予定よりずっと早いタイミングなのでドライバーは交代しないことに
ということは今ドライブしている中谷さんがシートに座ったまま飲むドリンクってことになるので
小さいペットボトルと交換

でもヘルメット被ったままだからストローが必要だよねってことで
ドリンク用のビニールチューブを切って差し込んで持って行ったら
監督さんから
「あ~ボトルを交換するからそれじゃ駄目だ!(使えねぇ奴)」と怒られる

で最初のボトルに再交換し運転席側の位置にとりあえず置いて
燃料給油が確認できる位置でスタンバイし11号車が入って来るのを待つ

給油担当のメカニックさんが
「このクルマどうも燃料タンクの中の圧力がかなり上がるみたいなんですよね」と
給油前の圧力抜きを忘れないために自分自身に言い聞かせるように話す

ほどなくして11号車がピットイン
車両が止まると同時に給油担当のメカニックがマフラーに遮熱板を被せ
車両の後ろの燃料タンクの給油口を指で押して圧を抜く

プシューッと確かに去年のクルマでは聞いたことのない高圧のガスが抜ける音がし
それを確認して給油ホースを押し込んだら・・・

シュバッと音がして
まだ圧が残ってたんだと思った瞬間

上からガソリンが降って来た

車両の燃料タンクの圧力がまだ残っていて
給油ホースの燃料を一気に押し戻してピット側の満タンになっているタンクの圧抜き口から
燃料が噴出してしまった

そばにいた私も少なからずガソリンを浴びてしまったけれど
一番被害を受けたのはピットの燃料タンクの真下で
コックを開ける担当を仰せつかっていたエンジニア

頭から大量のガソリンを浴びてしまった

ガソリンを浴びると軽い火傷みたいな症状になって大変
それ以前に引火でもしたら危険なので給油時間を計測しつつ
急いでこぼれたガソリンをウェスで拭き取る


その間に11号車はピットアウト

普通ならこれでやれやれというところだけれど
ガソリンの処理を続ける

そこへ
「あ~っ!何だよドリンク渡してないのかよ!」っと監督さんの叫び

あ ゴメンナサイ

使えねぇ奴になってしまった

真夏ではないとはいえ車内は高温となり
ましてトーボードの直前にターボが位置するエボXでは相当な高温になって
ドライバーが脱水症状になってしまうかもしれない


さすがに水が欲しくて再度ピットインとはならなかったのだけれど

クルマの出来の割りにスタッフは当然のごとく上位を狙っていて
細かいトラブルの連続に苛立ち昨年は無かった叱り飛ばす声が飛び交う
ピリピリしたピットとなっていた



Posted at 2008/04/29 23:45:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | S耐 | 日記
2008年04月29日 イイね!

タラレバその1

タラレバその1S耐開幕戦 鈴鹿

決勝レースが始まると
予選までのドタバタが嘘のように
ハイレベルな戦い

2クラスの殆どのクルマが2分19秒台前後で走行
昨年のトップ争いよりは若干遅いとはいえ
予選タイムから1~2秒しか落ちていないタイム

先行していた3クラスの車両を抜いて
1クラスに続く2クラスの集団を形成

その中でも11号車は激しくイン側の縁石に乗り上げながら
クラス2位まで順位を上げてポールポジションから逃げる6号車を追いかける


鈴鹿は大画面のモニターでコース上の様子が見れるし
序盤から順位を上げる11号車は特にモニターに映し出される頻度が高い


個人的には果たしてこのニューマシンが10周もつのだろうかと密かに思っていたのだけれど
何事も無く10周を終了

練習走行でもトラブル続きで数周しか連続走行できていず
正確な燃費すら計測できない状況だったので信頼性も未知数
10周も走行すれば各部の温度が一定のレベルで安定するので
そこまでもてば最後まで走りきれる可能性がとても高くなる


意外にハイレベルな戦いだなぁとジッとモニターを見つめていたのだが

その均衡を最初に破ったのは11号車

17周目くらいだったと思うが
130Rでちょっとコースアウトすると同時に何か部品が飛んで行くのが見えた

アンダーパネルが破損したのかなと思ったところ
モニター画面の後ろ姿で何か引きずっている

ブレーキか何かの冷却ダクトのようだ

冷却ダクトは樹脂が蛇腹状になったもので
伸縮は自在だけれどつぶれたり拡がったりしないように
コイル状のワイヤーが入っている

最初はいかにも太いホースを引きずってますって感じだったのが
次第に地面とこすれて一部ワイヤーが剥き出しになって
空き缶を引きずってハネムーンにお出かけな絵柄になった

他の車両に危害を与えそうな状態にでもなれば
ピットインして修理するように指示が出されてしまう

86周のレースで30周弱で給油のためにピットインしたいところ
燃費がはっきりしないから26周くらいではピットインするだろうと思っていたので
とりあえずそこまで走ってピットインした時に除去したいところ

オフィシャルからあれは何かと聞かれて
こういうものですと説明をし
柔らかいものだしもう少しでピットインしますから~
とその場のオフィシャルとは一旦話がついたのだけれど

11号車の直後に付けている2クラスの車両のチームからクレームが付いたようで
オレンジボール(ピットインして車両を修理せよ)が提示されてしまった

まぁ確かに200km/hオーバーでブレ-キングするような時に
目の前であんなものがチョロチョロしていたら気持ちの良いものではないだろう


ということで20周を過ぎたところで緊急ピットインする破目に
これで他の車両より1回余分なピットインが必要となったし
レース展開も当初の予定から大きく変更を強いられることになったし
余分な作業が必要となって人手不足でちょっとした別のトラブルを引き起こすこととなる









Posted at 2008/04/29 22:49:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | S耐 | 日記

プロフィール

「愛車と出会って35年! http://cvw.jp/b/177616/46503754/
何シテル?   11/20 19:04
メカもの大好きなおっさんです。 2021年に還暦を迎え、終活中。 初代パジェロとの関係を維持しつつ PHEVは二世代目に突入。
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