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2018年10月15日

[試乗インプレッション]BMW・i3 "ATELIER" レンジエクステンダー装備車

[試乗インプレッション]BMW・i3 "ATELIER" レンジエクステンダー装備車 我が「アクティブツアラー」がエアコン異臭(カビ臭い)を感じたため、12カ月点検の際に相談したところ、症状を緩和する修正プログラムの適用に加え、エバポレーター等の清掃を実施するキャンペーンが存在するとの事で、数日間の預り施工となった(無償)。その際代車として来たのがBMWの電気自動車である「i3」であった。
販売店は「面倒なクルマで申し訳ない...」と「i3」を出してきたが、私はニンマリ。短時間試乗ではなく、じっくりと(好き勝手に)電気自動車に乗るのは初の経験なだけに期待は高まる。
テスト車は最新モデルではなく、フェイスリフト前の94Ahモデル(33kWh)で、カタログ値(1充電走行距離)は390km。しかし満充電の状態でメーター表記は180kmの表示(46%)。更にレンジエクステンダーを使って110km走行可能と表示されるから合計290km。まぁ札幌市内をチョロチョロと走り回るにはまず問題無い。それにしてもカタログ値との乖離はヒドイ。
まぁ日産「リーフ」の最新型はカタログ値(40kWh)に対し、1充電走行距離は400kmであるが、実効値は220km前後と聞くから「i3」に限った話ではない。
パリモーターショー2018で発表された最新の「i3」は120Ah(42.2kWh)の大容量バッテリーを搭載しているから、もう少し走行距離は伸びそう。しかし、北海道の様な寒い土地では電気を食う電熱ヒーターを利用する季節はガクッと走行距離が減る。今回は最低限の快適性を求めつつも、エアコンを控えめに暖房は22度設定で走ることにした。(外気温は10~17度位)
今回のテスト車は「アトリエ」のレンジエクステンダー装備車で価格は557万円。シティーコミューター的な「i3」のキャラクターを考えれば「お買得」とは到底思えない価格ではある。
日産「リーフ」の上級グレード「G」にメーカーOPを追加すると450万円位になるから、バッテリーのコストが根本的に下がらない限り、電気自動車(ピュアEV)の爆発的普及は難しい。それまでは日産「ノートe-Power」の様な発電しながら走る方式が現実的なのかも。
前置きはこの位にして、「i3」で早速札幌市内をドライブ開始。パーキング等の極低速域は少し慣れを要する感じ。アクセルをちょっと踏んだ時点での動き出しは弱いが、そこから踏み増すとビョンと飛び出す様な癖がある。この辺りはチューニング次第な気もするのだが。
所謂「ワンペダルドライブ」については20分も走れば慣れる。私の運転スタイルは「コースティング」と呼ばれるアクセルOFF状態で滑走する様な走りを多用する傾向がある。我が「アクティブツアラー」では「ECO PROモード」を選択するとアクセルOFF時にミッションが自動的にニュートラルとなり「コースティング」をより効果的に機能させるモードがあり重宝しているが、「i3」にその思想は無い。必要な分だけアクセルを踏むべし。アクセルOFF=回生。それは減速である。
タイヤが特殊なサイズで(F)155/70R19/(R)175/60R19と極端に細く大径タイヤ。ちなみにスタッドレスタイヤはブリジストンのブリザック一択で、30万円コース確実。走らせて気付くのは、足回り(主にサス)ではなく、タイヤ由来の硬さから路面の起伏を伝えてくるのはチト違和感がある。更に言えば、ショートホイルベースかつ細いタイヤを履くから、直進安定性はイマイチ。その一方で小回りは結構効く。最小回転半径4.6mだから、我が国の軽自動車と同等レベル。ステアリングもドイツ車として見れば結構軽い。総じて街乗りに特化したチューニングと言え、価格さえ忘れることが出来れば、確かにシティーコミューターとして優秀なクルマ。「i3」は全長4020mm全幅1775mm全高1550mmでホイルベースは2570mm。スズキ「バレーノ」が全長3995mm全幅1745mm全高1470mmでホイルベース2520mmだから、まぁ近しいサイズだろう。価格は「バレーノ」の上級グレード「XT」でも172.8万円で買えるから「i3」は約3.2倍(笑)。まぁ「i3」の比較に「バレーノ」を持ち出すのは私くらいだろう。
「i3」に話を戻し、面白いのは、モーター(170ps/25.5kg-m)の直線的かつ爆発的なアウトプット。当然ながらエンジン音は無く、街中を適度な速度でスルスルと走る分には至極快適なクルマだが、ガンッとアクセルを踏み込んだ時のダッシュ力は半端ではない。恐怖でアクセルを戻すほど。正直、このクルマには過剰で過激な性能だろう。特に結構キツイ上り坂を飛ぶように駆け上がっていくのには圧倒された。(当然それなりに電気は消費していると思うが)
そろそろ結論を。557万円という価格を加味すれば、現時点で自身のマイカー候補に入る可能性は無く、簡単に周囲にもおススメ出来るようなクルマではない。余程先進的なプロダクトに興味があり、BMWに縛りのある方が買うクルマだろう。それ故、珍しいクルマにじっくりと乗れたのは貴重な経験となった。個人的に「i3」の内外デザインは結構好き。ガソリンの大衆車と大差ない日産「リーフ」とは大きな差異であろう。
最近良く聞く「Well to Wheel」(井戸から車輪まで)でクルマを考えるならば、北海道では先日の震災でブラックアウトを起こし、「節電要請」を出している北海道電力の脆弱な発送電基盤の利用を前提とした電気自動車の本格的普及は難しいだろう。現時点では自宅の太陽光パネルで充電し、外部充電に頼らずとも運用出来る方に乗って頂きたい。しかし、思っていたよりも電気自動車そのものを駆る経験は楽しかった。電気自動車になっても「Fan to Drive」はカタチを変えて存在しそうだな....と朧気ながらも体感出来たことは大きな収穫であった。





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Posted at 2018/10/15 00:02:46

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