
前回のジェネレータウェルダーエンジン修理が説明不足で中途半端なもので有った為、後日録として顛末のご案内をさせて頂きますか!クランクケーシングハウジングをシャフトシールとの密封に注意しながら組みますが
クランクケーシングハウジングの内側に茶色い樹脂の歯車が見えますか?!こちらはガバナギア。

解放されたクランクケースの上の方にこのガバナに押されるかたちで作動するカムロッドが写っていますか。これらは後にエンジン ジェネレータを運転する上で制御用のユニットとなる部分!
腰下の接合が完了したらロッカーシャフトをセットして行きます吸排気のロッカーとバルブを駆動するこのロッカーシャフトは双方互換しても間違えでは無いようですが、オーバーオールの際にはそれぞれのシャフトはマークで管理される事をお奨めします。
で!新品のヘッドガスケットを入れてヘッドの組み付けをしたらロッカーカバーを組みます。
発電側のローターとステーショナリー側コイルを組みます。

反対側にはフライホイールとリコイルユニット!
紐引っ張る所のあれですね!

強制空冷の風導用のカバーを取り付けて行きますと
エンジン部分に手を入れる為に縁切りしたハーネスやセルスタータ等を元通りに復旧したら、試運転ですが…!
実はこのあとエンジン始動後、思わぬ高回転に!
慌てエンジン停止して原因を確認すると、先ほどのガバナの位置あわせを間違ってました。
余談ですがガバナはこの場合何をしているのか!
クランク軸に回される樹脂の歯車がには回転の上昇に応じて垂直方向に伸び出そうとするロッドが刺さっています。このロッドがカムロッドを押す事でクランク軸の回転数とキャブレタースロットルバルブの連動を計っています!
エンジンを運転して回転が立ち上がったらガバナが開きロッドを押してキャブレターを閉じる。
回転が負荷などにより下がったらガバナが閉じてある開度迄キャブレターを開けるといった制御のようですね!
何度か調整を繰り返しながらスローダウンソレノイドの適正位置も探りますがこちらは基本的には定位置が決まっていますね。
大体こんな感じで何とか無事復旧に漕ぎ着けたって言う顛末でありました。めでたしめでたし♪
Posted at 2013/07/29 20:29:37 | |
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