今回は減速Gの立ち上げ方に注目します。
発端はブレーキの踏み方で減速Gの立ち上げ
方を使い分けるという「お題」。でも近所で
0.4G超えブレーキを繰り返すのは難しい。
それにまだ寒くて出不精でヤル気スイッチが
なかなか入らない。(^^;
そこでまずは予習としてグラフではどうに
違うかを考えてみます。
ブレーキの踏み方で減速Gの立ち上げ方を意識的に変えるのは近所でも試せる。と言うか以前やりました。立ち上げ始めとピークの角を丸め「
∫ 」の形にしようというあれです。あの時はいつも出来るようにするのが目標で、使い分けるという発想は無かった。
「使い分ける」とは違いを分かって思い通りに操る意味で、単に「出来る・出来た」より1ランク2ランク上かな。その意義は四つのラインの使い分けにも通じます。「お題」は網羅的なのでまずは大雑把に以下の3パターンを考えます。
次に加速度が単位時間に変化する割合(躍度)でグラフにするとこうなります。
躍度のグラフはブレーキペダルを踏み込む際の感覚に一致する気がします。
A:サッと踏み込み、そのまま踏力を一定に維持。
B:踏み込むストロークを感じながら踏力を一定に維持。
C:サッと踏み込み、これくらいかなーと探って踏力を一定維持。
そして3つを繋ぎ合わせると「
∫ 」な形に。
減速Gの勾配をどこまで急峻に立てるかで躍度の最大値が決まります。i-DMからG-Bowlを始めた当初はなかなかサクッとGの勾配が立てられず、ワインディングの細かなスラロームにブレーキのタイミングが合わず苦労したものです。(^^; 奥多摩湖畔で
集中練習したなあ。
あの頃は普段も0.2G/s以上の勾配を立てようと意識しましたが、今となってはいつでも立てるほど良いではなく、状況によりますね。必要ならもっと急に0.4G/sとか。でも無闇に高めることはしない。
以上を踏まえて過去のログで躍度のグラフを描いてみます。どうせ描くなら減速Gだけでなく、X(G)=横G と Y(G)=加速/減速G と XY合成(G)、ついでにヨーレート(角速度)の変化率=角加速度もひっくるめて。いずれも理屈は上で述べたのと同じです。ちょっと端折り過ぎかな。(^^;
近所の練習コースにて普通の街乗りに相当
リミット0.2Gで普通に走ってます。実は
定常円旋回の試行で失敗走行。(^^;
グラフは上から30秒間の加速度・角速度、30秒間の躍度・角加速度、2分間の加速度・角速度、2分間の躍度・角加速度。
躍度はX(G)のノイズがすごい。辛うじて読めるのはY(G)とXY合成(G)と角加速度。グラフは細く尖った山になります。読めるのはピーク値。つまり加速度(角速度)の勾配をどれくらい立てているか。普通の街乗りだと0.2G/sくらいです。これは以前の目標と同じ。最大でも0.3G/sくらい。
奥多摩周遊道の頂上付近から奥多摩湖へ下り
典型的な
山道でブレーキ練習です。目標は定めず0.2〜0.3G、リミットは0.3G。
Y(G)およびXY合成(G)の尖った山は冒頭のグラフBに近い。「
∫ 」にはまだまだか。勾配のピークは0.5G/sくらいが多く最大で0.8G/sほど。長い下り坂で減速Gの勾配が立ちます。
G-Bowlチャレンジコース下り
過去様々なコースでログを採ってますが、ここは
最も急峻で手強いコース。
リミット0.3Gを守り通せたら成功。自己ベストでリミットオーバー警告音2回。(^^;
このコースは急峻な上に手強いコーナーがあって、勾配のピークは優に0.6G/sを超え、0.8〜1.0G/sくらい。上手な人はもっと高くしかも「
∫ 」な形が出来てると思います。まあ普段の街乗りで1.0G/sの勾配を立てる必要は無いでしょう。
勾配のことを言ってるのであって減速G=1.0Gではないです。だから「
∫ 」な形でその中間領域の勾配をごく短時間急峻に立てることは可能でしょう。でもそうするなら最初の丸めを小さくするだろうし、無闇に立てる意義は無いでしょう。
ちなみにi-DMマニアな方は最初の丸め方をなるべく大きく取る傾向があると思います。私もG-Bowlを始めた頃はそうでした。そうして揺れを抑えて白点灯を回避しようと。コーナー手前に直線区間の余裕があるコースではそれも可能ですが、間合いが詰まった連続コーナーや急峻な下りコーナーではそんな余裕無いです。コースや状況に依りますね。
走ってみれば分かること。😀 そんな厳しい道は走らない、という選択も。
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G-Bowl | クルマ
Posted at
2016/02/05 02:14:15