今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からトヨタのプリウスG’sです。
カロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となってスピーカーの取り付けと防振作業を行いました。
まずドアの内貼りを外して純正スピーカーを外します。
ビニールの防水シートの奥の外板裏には防振メタルと防振マットを組み合わせて貼るベーシック防振の施行がしてあります。
楕円のインナーバッフルを製作してピュアディオブランドのISP-130を取り付けました。
外した内貼りは裏面に加工してセメントコーティングがはがれない様に下ごしらえをしました。
そこからコート剤を塗って乾くのを待ちます。
手作業でわざと厚い薄いをランダムに繰り返して、規則性を持たない事で振動が消えるという考えです。
今から18年前にセメントコーティングを考えた時に最初は均等に塗ってしまい、「ドアが重たくなった割には振動が消えない?」と思い、そこで厚い薄いを作ったら重たくならない割りに振動が消える事が分かりました。
また山口県はセメントが重要な産業で、県自体がこの産業に力を入れており、小さな会社でも開発に困らない様にと県の施設でセメントの成分分析をわずかなお金を払うだけでしてもらえます。
数千万円するような測定器でX線照射で成分分析を行って、軽い割に振動が消えやすい成分を割り出しました。
ドアの作業が終れば次はダッシュ上のツイーターですが、ベーシックパッケージや16センチサイズを使用した3WAY構成の場合はここで中音用のスコーカーを鳴らしますが、13センチの場合は中音域が濃いのでスコーカー無のJBLツイーターとの2WAYで十分音がつながります。
そしてISPー130とJBLツイーターの周波数分配とインピーダンスコントロールはグローブボックス下のピュアコンで行います。
いつもだとコイルやパーツを何度も交換して音を追い込むのですが、プリウスでこの組み合わせは初めてではないので事前に調査した値を取り付ければピークに音がいいポイントになります。
最後にサイバーナビの13バンドイコライザーを調整したら完成です。
見た目は純正と変わりませんが、ドア防振とISP-130の装着でクリアーな音に変身しました。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2014/12/28 10:02:51