今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、マツダのCX-5です。
先代モデルの後期型のお車で、マツダコネクトが標準装着されています。
スピーカーはインピーダンスが特殊なBOSEサウンド車で、ドアは20センチクラスのウーファーが付いていて、車両アンプから低音のみを送って来ています。
フロントマグネットの薄型ウーファーで、アテンザのBOSE車と同じ物が付いています。
重低音をドアで再生している割にはドアの外板裏には何も貼ってなくて、防振メタルと防振マットを組み合わせたベーシック防振の施工を行なって、ドアの残響を減らして張りのある低音に変えました。
今回は内側のインナーパネルと内張り裏にも防振施工を行なって、片ドア3面のフル防振の状態に加工しました。
以前に施工を行ったCX-5の写真を見ながら作業を進めています。
この年式のBOSEサウンド車は運転席下に多チャンネルアンプが付いていて、ここからフロントの中高音の信号を取り出して、ピュアコンで制御します。
ダッシュに付いているスコーカーは上限周波数を抑えて中音のみとして使用して・・
お客様が以前に使われていたB&WのATX-40ツイーターをワイドスタンドを製作して取りつけました。
ATX-40はメーカーが指定していたパッシブネットワークの値がワイドレンジで、そのため短命なユニットが多く、メーカーも採算が合わなくて短期間で生産されなくなったツイーターですが、音はなかなかの名機です。
サウンドピュアディオではメーカーの指定の周波数レンジよりも下限周波数を伸ばさず、逆にユニットを守る方向のネットワークを入れていたので、かなりの長寿命を実現させて、未だに多くのお客様が使われているユニットです。
通常は13センチミッドト組み合わせるATX-40も、BOSEスコーカーと組み合わせるとなると、スコーカーの上限周波数とATX-40の下限周波数の重なりがかなり難しくて・・
グローブボックス下のピュアコンは何度も中を作り変えて、ワンオフ設計で対応しました。
最後にマツダコネクトのバス・トレブル・フェダーの調整を行って音を整えていましたが、ダッシュにはセンタースピーカーが付いていて、右と左のスピーカーの間にステレオ効果で音が浮いて来たので、センターのモノラル信号のレベルは必要最小限まで抑えて、CX-5のセッティングは完成しました。
CX-5のBOSEサウンド車に以前の名機のATX-40を装着するという、かなり難しい組み合わせながら見事にマッチングさせて、お客様は仕上がりに大変喜んで頂きました。
イイね!0件
映画『シン・ゴジラ』を観て来ました カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2016/08/16 14:33:11 |
|
ホンダ・ステップワゴン スピーカーの音質アップ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/11/17 14:55:36 |
|
トヨタ・新型シエンタ カーオーディオの音質アップ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/10/22 06:49:11 |