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イイね!
2020年12月24日

お客様に本屋で見つかって


ここ1年ぐらいでお客様に本屋で見付けられた事が3回ありました。


その内容は自分がホームオーディオの本をチラリと見て、買おうかどうか迷って、結局オーディオの本を買わずに無線の本を買ってしまうという場面で、必ず「オーディオじゃなくて無線の方の本を買うんですね。」と言われてしまっています。


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別にオーディオの本に興味が無い訳ではないのですが、どうもホームオーディオの本に書いてある評論家の先生の話が、放送局やレコーディングスタジオの音を聴いた事がある自分からしたら信じられない話しばかりなのと、載っているお勧めのオーディオ製品がどれも音にクセが強いメーカーの物で、チラッと見てもうんざりして買わない状態が続いています。





それに比べたら無線の本は電波が遠くに届くか届かないかの世界で、絶対に誤魔化しが無くて、特にオーディオにつながるコイルの話が好きです。


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ただし周波数が無線はメガヘルツで、自分がツイーターとミッドの音決めを行っているのがキロヘルツで、桁が3桁違うのでそのまま情報は移行出来ませんが、工夫して無線の情報がオーディオに活かせる様に情報を集めています。



それに自分がオーディオの世界で他が表現出来なかった音の世界を表現出来るのは、中学・高校時代に電子工学を電波が効率良く飛ぶか飛ばないかの世界に没頭したからに他ならず、その原点を知る事で、温故知新的な意味もあってホームオーディオの本でなく無線の本を買ってしまいます。




最近そんな音造りの原点を知る出来事があって、宇部の自宅にコイルとコンデンサを切り替えて、



電波を効率良く飛ばすための装置を買って、それでコイルとコンデンサを値を変えると効率が上が

るというのを写真でお見せしようと撮影しました。



青い矢印が付いているのが可変容量のコンデンサで、これはメガヘルツの世界だから出来る技で、これを2つでコンデンサの値を変えてマッチングが一番良い値を探ります。


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赤い矢印の部分はコイルの切り替えスイッチで、合計3つのつまみで最適なマッチングを探ります。




まず黄色い矢印の部分のスイッチをオフで、コイルもコンデンサも通さない素通りで電波を出すと、オーディオでいうネットワーク回路を通さずにフルレンジで鳴らす状態で、右に針の根元があるメーターがパワー計で、左に根元があるのがSWR計で、出力されたパワーが上手く放出されずに無駄になっているという表示です。

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回路をオンにして、メーカー推奨の大まかな値に合わせたら、左に針の根元があるSWR計が少し下がって来ました。


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そこからコンデンサの容量を2つのダイヤルを動かして調整したら、かなりSWR値が下がって、実質的に無駄な電波が無くなって、飛びが良くなります。


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ただ最初に無線を始めたのは福岡のマンションで、こちらは時間をかけて調整しただけあって、ほぼ100%有効に電波が飛んでいます。


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ちなみにこの状態になると、長さ3メートルのアンテナで飛んでいた場所に、現在は1メートル長のアンテナで飛んでいるので、効率の良さ=パワーが少なくても同じ効果が得られるという事になります。



これはベーシックパッケージの技術の根源で、内蔵アンプの少ないパワーでも、無駄が無いのでまるでパワーアンプを付けた様な音を体感出来て、多くのパーツを付け替える事で、最もマッチングするパーツを多くの種類の中から選ぶのので、一般的なパッシブネットワークでは絶対に表現出来ない音を鳴らす事が出来る様になります。


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ピュアコンは現在改良に改良を重ねて第四世代になっていて、ボーカリストの方に数十人お会いして、生の声を知った上でのパッケージ開発と、おそらく上の写真で言う所のSWRが段々下がって来て今はほぼ振らないみたいなイメージではないでしょうか。



ただし無線とオーディオが違うのが、無線が同じ周波数で同じパワーで送信しているのに対して、オーディオは常に周波数が細かく変わったり、複数の周波数が同時に出たりで、アンプ部の出力も細かく変動しているので、SWRメーターで測るみたいな事が出来ないのと、スペアナという測定器があるにはあるけれど、あれはモノラル測定で、左右の耳で差異を感じるステレオ再生の評価は出来ず、結局耳で音を追うという事しか出来ません。



ただ無線のSWRを下げる理論も分からずにオーディオを語るというのも無理があると自分は思っています。


そんな訳でお客さんの好みの音と言いながらクセの強い音の情報ばかり載っているオーディオ雑誌よりも、無線の本を選んでしまい、でもここ1年ちょっとで4桁表記の細かい音表現が出来るピュアコンも開発しているので、無線の本に載っているコイルの話は明らかにサウンドピュアディオの音造りにプラスになっています。





追伸


CQ・HAMRADIOの最新号に『秋葉原の過去と未来』という記事がありました。


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秋葉原はハム(無線家)とオーディオマニアがが支えたと書いてあり、昭和の終わりぐらいに初めて秋葉原に行った時の事を思い出しました。


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1980年代とか1990年代の全半はホームオーディオやカーオーディオもプロ機に近い音色で鳴ってくれる機器もあったのですが、90年代の後半からそういう器機は市場から消えてクセの強い器機ばかりになってしまいました。



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Posted at 2020/12/24 10:25:23

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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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