今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、トヨタのライズです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、朝入庫の夕方納車の日帰りでベーシックパッケージの取付を行いました。
まずはディスプレイオーディオを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのフルレンジのPSTケーブルでグローブボックス下に送ります。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、4ピース構成のピュアコンを取り付けます。
値は前に入庫したライズと同じ物を取り付けて、白いボビンにピンクのラベルのコイルは井川が一から手巻きで仕上げた物です。
ピュアコンからは純正のドアスピーカーにフルレンジ用のPSTケーブルで音を送って、後から付けたツイーターには赤みがかったツイーター音域専用のPSTケーブルを通します。
ツイーターはJBLのP560の物で、以前乗られていたお車でこのツイーターをお使いで、そのまま取付で出された様で、前と同じ物が良いという事で、スペア用のユニットを用意してあったので、それをスタンドを使って取り付けました。
今回がそれかどうかは聞き忘れましたが、ベーシックパッケージが付いていると買取価格がアップする場合があって、買取業者の方から「そのまま付けておいて下さい。」と言われる事が多い様です。
そのベーシックパッケージの魅力はドアのスピーカーはそのまま使用しているのに音質が大きくアップするところで、買取業者さんからはとても好評で、その好評の理由は次に販売したお客さんから「オーディオの音が良かった!」と喜ばれているからで、2001年にベーシックを発売を始めた時に、『二次流通も含めてシェアを拡大する』という目標を20年後に達成した事になります。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオのオーディオ設定をラウドネスオフにしてイコライザー調整を行って、専務の試聴を行ったら・・
専務から、「お客様はラウドネスを使って聴かれるから、調整をやり直して欲しい。」と言われるので、ラウドネスをかけて一から調整をやり直しました。
イコライザーをあーでもない、こーでもないと動かして・・
以前のラウドネス無しで調整した時のピュアコンとは値をあれこれと探して、また別な値の組み合わせを探しました。
コイルを2回交換して、ブラックボックスは6回交換して、ラウドネスをかけた状態で最も生音・生声に近い組み合わせに辿り着きました。
ベーシックパッケージは見た目は数千円から1万5千円ぐらいのチューンナップスピーカーと同じ様に見えますが、ピュアコンの開発や製作や、最も良い組み合わせに辿り着くための時間など、経過も結果も全く違うという事を知って頂きたいと、今回の取付で強く思いました。
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Posted at
2023/04/01 09:27:58