今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、日産のキックスeパワーです。
プロボックスと縦に並んで、同時進行で作業を行っています。
オーディオレスの状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工と、ドアスピーカーの交換を行っています。
まずはドアの内張と防水シートを外して防振作業を行って、ドアの上の方に工場装着の防振材が貼ってあって、これも切り込みが入った形で防振効果を上げているタイプです。
以前キックスのデモカーを持っていたのでデーターはあるのですが、念のために外板裏を指ではじいて響きの中心と周波数を調べて、どこに何の材質を貼るかマーキングして行きます。
この見える位置に工場装着以外の防振材が4種類5枚貼ってあって、この複雑な組み合わせがドアが重たくならない割に振動が取れて、スピーカーの響きも小気味良いサウンドで鳴らすドアにしています。
外した内張はマスキングして、ツルツルのプラスチック面に粗目を付けて剥がれ防止をした後にコーティング剤を塗り込んで行きます。
ドアの鉄板側のサービスホールは金属シートを重ね貼りして塞いで、密閉させたエンクロージャー化して行き、外板裏・サービスホール・内張裏の片側3層のフル防振化しています。
キックスは防水シートに吸音ゴムが貼ってあるので、2面の防振を行うだけでフル防振の手前の効果がありますが、金属シートの後に防水シートを戻す事で3・5層的な防振効果が得られる様になります。
これは以前のデモカーで実証済みの施工です。
電気的な作業ではAピラーの内張を外して、純正ツイーターのカプラーを外して、下からピュアディオブランドのPSTケーブルのツイーター音域用の物をひいて来ています。
純正のツイーター用ケーブルはPSTケーブルに比べてかなり細いので、ツイーター音域はユニットの質と相まってかなり改善が期待出来ます。
今の時点ではここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。
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Posted at
2024/08/05 10:04:35