今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車から、日産のキックスeパワーの後編です。
セメントコーティングを施工したドアは、晴天の日に天日干して半日で乾燥が終わりました。
ドアのサービスホールの金属シートの貼りの後に切り口を全てシリコンで塗り込んだ後に、純正の16センチスピーカーを取り外して、レインガードを取り付けたインナーバッフルを製作して、JBLのクラブ602CTPの16・5センチミッドを取り付けました。
インナー取付なので見た目は純正のドアのままです。
602CTPの付属ツイーターは19ミリとサイズが小さいので使用せず、25ミリドームのピュアディオブランドのATX-25ツイーターで音域の広い高音と16・5センチミッドで、メーカーの組み合わせでは出せない、濃い中高音を再生させます。
ツイーターとミッドとの音域分けはグローブボックス下に取り付けたピュアコンで行い、ブラックボックス4連で複雑なスロープで正確な高音域を表現して、純白のボビンにピンクのラベルで井川が一から手巻きしたコイルで、機械巻したコイルには出せない、透明感のあるボーカル音域を表現しています。
オーディオレスのインパネは一度分解してアルパインのディスプレイオーディオを取り付けて、純正ナビよりも大きな画面で豪華な仕上がりになりました。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオのパネルと、ピュアコンの値合わせで音調整を行います。
まずはタイムコレクションを全てゼロにして、調整の最初から最後までここはゼロのままで、造作したステージ感ではなく、自然な音で仕上げるためにあえて時定数は動かしません。
ツイーターの下限とミッドの上限をピュアコンの値を変えてちょうど良い組合わせを探して、後はイコライザーで音域の強い部分と弱い部分を動かしてフラット化して行きます。
最初からオーディオレス車で注文していたので、カーオーディオはかなり自由が利いて、シンプルな構成ながら優れた音質で、車の静粛性と断熱性も優れた、特別な1台に仕上がりました。
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Posted at
2024/08/07 10:34:23