今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、スズキのスペーシアカスタムです。
アルパインの2DINタイプのディスプレイオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ドア防振の施工と、パワードのウーファーの取付を行いました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、何も貼ってない外板裏を指ではじいていき、響きの中心と響きの周波数を調べます。
調査が終わったら響きの中心に防振材を貼って行き、黒いマットの丸と四角と、シルバーのマットの正方形と長方形と、ゴールドの防振メタルの合計5種類の材質を貼り合わせて、ドア全体の響きを静めて行きます。
横方向の形の違いと材質の違いもありますが、同じ黒いマットでも丸と四角で縦方向の構造が違っていて、二重構造と四層構造で共振点のチューニングが変えて、減衰する周波数の中心が変えてあります。
外した内張は粗目を付ける下処理を行って、意図的にランダムに厚い薄いを作りながらコーティング剤を塗って行きます。
青白いコーティング剤は時間をかけて化学反応で茶色っぽくなって行くのですが、今の時期は天日干しが出来て、数時間で茶色に乾燥しました。
ベーシックパッケージなのでドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、サービスホールは金属シートで防振して、方ドア3層のフル防振の状態になりました。
重ね貼りした金属シートの切目は全てシリコンで塗って、こちらは天日干しとはいかないので、ドライヤーを使って炙って納期を早めました。
電気的な部分では今回は16センチの純正スピーカーはそのまま使いますが、ツイーターに関しては内側に絞り込んだ指向性の強いツイーターの前にプラスチックのパーツで高音を拡散するタイプなのでこれは使わず・・
もう一つツイーターに中低音が入らない様にしているパーツもご覧の様に小さい物なので、これでは滑らかな高音は出せないのでピュアディオブランドの物を使います。
という事で今日は写真を10枚使った解説がマックスになりましたので、これより先は明日の『後編』でお届けしたいと思います。
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Posted at
2024/08/08 10:05:59