今日ご紹介する1台は、昨日の午前に宇部店で納車させて頂いた、スズキのスペーシアカスタムです。
前編ではドアのフル防振の作業の写真を掲載させて頂いていて、仕上がった内張をドアに組み込んでドアの作業は完了です。
ディーラーで取り付けて来られたアルパインのディスプレイオーディオは、音信号を裏から取り出すために一度取り外して・・
グローブボックス下に比重が高くて厚みのあるMDF板を敷いて、その上に6ピース構成のピュアコンを取り付けて、ディスプレイオーディオ裏からピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を引いて来ます。
今回もコイルは純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物です。
今回ピュアコンが6ピース構成になっているのは、運転席下にミューディメイションの25センチのパワードのウーファーが取り付けてあって、ウーファーの上限周波数とドアスピーカーの下限周波数が重ならない様にして、音のこもりを防いでいるからです。
ダッシュにはピュアディオブランドのATX-26ツイーターを取り付けて、シート下ウーファーで低音の、ドアスピーカーで中音の、ツイーターで高音の完全3WAYで独立させてクリアーで音域の広いサウンドを表現しています。
純正ツイーターに関しては前編で構造とフィルターを写真で解説してあって、ATX-25の外ドームで広がる音が優位である事がお分かり出来たと思いますが、更に小さなパーツで中高音をカットしているのを、ピュアコンのブラックボックスの中で処理しているので、音の量でなくてきめ細かさは全く別な次元です。
またツイーターの取付位置は純正よりもかなり前に出して、近くで直ぐに鳴るよりも耳に届くまで余裕があって、ドアスピーカーとウーファーとの距離感もいい感じで、綺麗にパワフルに3WAY再生出来ています。
全ての結線が終わって音が鳴ると、ディスプレイオーディオの調整機能と、ピュアコンの値合わせで音を追い込んで行きます。
まずはタイムコレクションを全てゼロにして、ここは最後まで全てゼロで動かさないのがピュアディオ流です。
イッツパン的なグラフィック式と違ってアルパインは最初に動かす周波数と動かす幅決めた後にレベル調整するややこしいやり方で、13バンドですが実際には31バンドに近い様な調整が出来ます。
音調整の最後の最後はDEENさんのプラスティック・ラブで、これまで40回ぐらいボーカルの池森秀一さんにはお会いして生の声を聞いているので、これできちんと音色が合っていればお客様に納車出来るレベルです。
コンパクトなスペーシアにパワフルで正確な音色のシステムが完成して、ドアの静粛性も上がって、何よりもこの時期はフル防振による断熱性の恩恵を受けられる、プレミアムな一台に仕上がりました。
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Posted at
2024/08/09 10:35:07