今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタのプロボックスです。
ドアにスピーカーが付いていない車種にアウターバッフルを製作して、JBLの13センチミッドを取り付けています。
元々スピーカーホールの無いドアにフル防振の施工を行って・・
アウターバッフルとドアの鉄板は金属リングで繋いで、内側にセメントコーティングを行って剛性を上げています。
ダッシュ上の10センチスピーカーは使用せず、グリルの端にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、中級グレードの2WAYスピーカーとして使用しています。
グローブボックスの下には比重が高くて厚みのあるMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けています。
ドアの13センチスピーカーはJBLのP560Cで、高音域がかなり伸びているので、ATX-25とバランスを取るためにかなり巻き数の多いコイルを使用しています。
オーディオレスの2DINスペースにはアルパインのディスプレイオーディオを取り付けて、スピーカーのアウターバッフルと、このグレードはオートエアコンが付いていて、車内は商用バンとは見えません。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ディスプレイオーディオの調整機能と、ピュアコンの値の微調整で音を追い込んで行きます。
まずタイムコレクションは全てゼロにして・・
アルパインならではのパナメトリックイコライザーでグラフィックより複雑な調整を行います。
13バンドで調整幅が変えられるイコライザーで、7カ所マイナス方向に振って、出気味の部分を下げて聴感上のフラットに合わせました。
これはアウターバッフルでスピーカーユニットが見える場所に付いているからではの音の張り出しで、お仕事用のバンが移動時は特別なリスニングルームとなります。
フロント2WAYで内蔵アンプのシンプルなシステムですが、パワフルさとクオリティーのバランスが取れた、スタジオ用のスピーカーを聴きながら走っている様なサウンドに仕上がっています。
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Posted at
2024/08/12 10:05:41