昨日の宇部店は作業の合間に、前日に車検から帰って来た先代のNボックスを使って製品の装着テストを行いました。
ちょうどフェンダー周りの防振を行っている車があって、その乾燥が寒くて遅いので、1枚ずつ温風ヒーターで乾かしていたので、その間の時間を使いました。
装着する製品はカロッツェリアの最新のツイーターTS-T940とT740で、今回のモデルはピュアディオ推奨のドーム構造になっているので、これはピュアコンを通すと音が良くなるのでは?と思っていて、Nボックスに2種類を交互に付けてテストしました。
これまで付いていたピュアディオブランドのATX-25を取り外して・・
まずは大きいサイズのTS-T940を取り付けました。
サイズ的にはATXー30よりもやや大きくて、価格はATX-30よりはやや安いので、お買い得感はあります。
もう1モデルのTS-T740はピュアディオブランドのATX-25とほぼ同じサイズになり、価格が数千円安いので、お買い得モデルとなるでしょう。
付属のネットワークはどちらもコイルとコンデンサを使った12デジベルタイプで、T940の方が1・5倍ぐらい大きいパーツを使っていて、周波数レンジはT940の方がやや広く、T740の方はインピーダンスが低くなる様に設計されていました。
ただピュアディオではコンデンサに熱が加わると音が荒くなると、扱いにはかなり気を使っていますが、熱収縮チューブで囲っている方法はわざわざ音を悪くしている様なものです。
そこでピュアコンを使って値をあれこれ変えて音を調整すると、メーカーが設定している周波数幅より狭くして鳴らした方が音が滑らかになりました。
カロッツェリアのツイーター2種類をノーマルネットワークとピュコンで聴いて、もう一度ATX-25に戻して聴いてみて、ノーマルネットワークは周波数レンジが広すぎて、同じ周波数が広範囲に重なってエコーがかかった様に聴こえて、ピュアコン通しにすると音に艶が出るものの、振動板が軽すぎて能率が良過ぎるからか、長時間聴いていると疲れる様な感じがしました。
テストが終わってNボックスは代車に出さないといけないので、ATXー25のベーシックパッケージに戻しましたが、1990年代のベーシックパッケージが出来る前は、カロッツェリアのTSーT22にピュコンというスタイルでかなりの数を販売していましたが、90年代の後半に多くの国産メーカーが量販店で簡単に売れる様にと方針を変えてきて、見た目が良くて高スペックで低価格になってきて、高忠実度がどこか置き去りになってきたので、2001年にピュアディオブランドを作って、ベーシックパッケージとZSPの2本柱でビジネスを展開して来ました。
そんな何故ピュアディオブランドを立ち上げたかという、原点が分かった製品テストでした。
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Posted at
2025/01/17 10:46:04