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ピュアディオいがわのブログ一覧

2024年02月09日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第55話


今日取り上げた話題は現在ピュアディオでは話題の商品のチューニングのパワーアンプと、新型のハイローコンバーターについてです。

前に書き込んだ事と重複する部分もありますが、それでもイメージ出来なかったと言われる方もあったので、もう少し詳しく書かせて頂きます。

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既に購入されているお客様もおられる一方で、「パワーアンプを付けても音質が上がらずに音だけ大きくなった。」とか、「ハイローコンバーターって、何だか音の透明感が落ちる様な気がする。」という、ネガティブなイメージを持っておられる方も多くおられます。


そのほとんどの方が過去に量販店や他の専門店で購入経験のある方で、どうしてもパワーアンプとかハイローコンバーター、またはその2つを組み合わせたシステムで苦い思いをされた方のご意見です。

またチューニングした製品にネガティブなイメージをお持ちの方もある様で、ホームオーディオの専門店のこれでもかというぐらいの音に勢いを付けた製品を買われて、「最初は良い音と思っていたけど、長時間聴いていると疲れて来る。」というチューニングモデルに拒否反応を示す方もありました。


当社も1990年代にはチューニングモデルは少なくて、よほど内部配線がチープな物は高価な物に内部配線を交換という様な物は存在していました。

1990年代は例えばホームオーディオで言えばセミプロ的な商品がまだあって、スタジオで使えるレベルの物で市販で入手出来る物が多くあって、別にチューニングする必要もなく、更にそういったメーカーがノーマル品をチューニングした限定モデルも発売していたので、チューニングする必要が無かったというのもあります。


それが2000年の少し前からプロ的な商品が姿を消して、クセの強い製品を組み合わせてお客さん好みの音を作るとオーディオ業界が変わって来て、セミプロ的な商品は市場から消えてしまいました。


そんな売りたい商品が手に入らないという状態が1999年には起こって、そこからセミプロ的な商品を発売するに当たって2年間準備をして、店名をオーディオボックスからサウンドピュアディオに変えて、最初の売り込みは『カーオーディオチューニングショップ』という新しいジャンルという出だしだったのですが、これが車のチューニングのイメージがパワーばかり上げるバランスの悪い事をするショップもあって、イメージが悪いので直ぐに撤回しました。


それからピュアディオがスタジオ用スピーカーの構造や素材を研究してカー用として発売したZSPシリーズは、「無理をさせなければ15年ぐらいは持つはずです。」と言っていたのが、20年を越えても健全に鳴っているユニットもあるぐらいのロングランヒットとなりました。

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ただここに来て困ったのが純正オーディオのディスプレイオーディオ化で、これまでのナビオーディオからプレイヤー部を抜いて低コスト化しただけではなくて、パワーアンプ部のインピーダンスに対応能力が減って来ているという問題が出て来ました。

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これは2000年代の純正オーディオに比べたら2020年代のディスプレイオーディオは、表示パワーはこれまでと同じでも音楽再生時の激しく上下するインピーダンスの変化に追従する能力が減っていて、自分のイメージでは過去の純正では瞬間的であれば下は2Ωから上は10Ωぐらいになってもきちんとスピーカーを押せる能力があった物が、最近のディスプレイオーディオでは3オームから7Ωぐらいでないときちんと押せない様な、言い方を変えれば腰砕けした様な鳴り方になって来ています。


それを改善したのがディスプレイオーディオ対応の新型のピュアコンで、見た目は前と同じでもラベリングで差が分かる様にしてあって、再生周波数の下の方から上の方までパーツの組み合わせによって合成インピーダンスを4Ωからあまり外れる事がない様にする仕様で、これでディスプレイオーディオによる音の腰砕けをかなり改善して行きました。

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それでも「以前のオーディオはもっと音が良かった!」と言われるお客様のために今年発売したのがピュアディオチューンのパワーアンプで、物だけが先に販売していながらまだネーミングの方が出来ていないという状態で、良いネーミングは無いものかと後から考えている次第です。

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いくらアンプが良くても純正オーディオのスピーカー出力をRCA変換するハイローコンバーターがノーマルではお客様のイメージされる『パワーが上がっても音のクオリティーがいまいち』になってしまうので、元々ステレオタイプのハイローコンバーターを2個をモノラル化して、中のパーツを大型化して、左右を別ケースにした事によって左右のセパレーションを良くしたという優れ物です。

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パーツの大型化だけでなくて、このモデルからは一度マークレビンソンのホーム用のアンプで性能テストして、ゲイン調整はある程度はあらかじめ決めておいて、車内では微調整のみで良い様に設定してあります。

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またゲインも僅かなズレが起きない様に市販のドライバーを切って削ってをして、ピッタリ合う物を作って調整しています。


ここまで手をかけるとこれまでお客様がネガティブに思われていたパワーアンプやハイローコンバーターに対するイメージは皆無で、特にハイローコンバーターとパワーアンプとピュアコンでトータルで音決めをしている所が市販品の寄せ集めで音造りするのとは違っていて、そこへ多くの演奏家やボーカリストに実際にお会いして生音・生声を知っての音造りとは違う部分です。


そのため製品を単品で通販や持ち帰りで販売する事はなくて、トータルでシステムを構築される方にのみ販売で、音調整はすべてお店の方で責任を持って行うという事を何十年も続けています。


普通だったらコイルとコンデンサの組み合わせは一定で変えられない所を、ピュアコンのブラックボックスで微妙なコイルとコンデンサの値を変えていて、その車とそのシステムに最も合う組み合わせを探っています。

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写真で赤い線で引いている部分は通常のベーシックパッケージだけでこれだけのストックが必要という事で、コイルとコンデンサの比率を変えてインピーダンスの調整が出来る所が大手メーカー製のパッシブネットワークと違う所です。

以前からサウンドピュアディオはインピーダンスの微妙な差を調整する事で高音質を謳って来ましたが、純正がディスプレイオーディオ化した事によって、インピーダンスのコントロールの重要性が表に出て来ました。

Posted at 2024/02/09 11:00:24 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年02月04日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第54話


新シリーズのお客様の質問にお答えしては今回で54話となりました。


今日のご質問は最近宇部店の店頭に登場したこのスピーカーで、小型ながらなかなか良い音で音楽を奏でているのですが、これを見られたお客様から「なぜもっとホーム用のスピーカーを大々的にPRして販売しないのですか?」というご質問を頂きました。

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理由は2つありまして、まず一つはなかなかいいボックスにめぐり逢えなくて、やっと見つけた時はモデル末期で、急いで手に入れてもあまり数が無いので、少量を生産して終わるというパターンが多いので、それでPRして販売するほどの数が用意出来ないので、店で聴いて気に入って頂いたら購入されるという流れになっています。



今回の少量生産のスピーカーは赤いツイーターが特徴で、過去に某ラジオパーソナリティーの方の自宅用の編集スピーカーとして用意した物を使用しています。

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あるお客様からお子さんが春から一人暮らしをされるのにこのぐらいの大きさのスピーカーで、何か良い音で鳴るスピーカーはありませんか?という事でワンオフ製作して、それが出来が良かったので追加生産してお店で鳴らしています。


それと2つめの理由として店頭にホーム用のスピーカーを沢山並べているとホーム用のお店と間違われて、一見さんから「ホーム用のスピーカーを試聴したい。」と言われる事があって、ホーム用に関してはカーオーディオのスピーカーを買われたお客様から、「車で鳴っている音と同じ様な音を家の中でも鳴らしたい。」と言われる方に限定して販売しています。

何故かと言うと、ホーム用のスピーカーは音がどぎつい物が多く、ピュアディオの音が欲しいと思っておられない方に聴いてもらっても、「何か物足りない。」と言われる事があって、物足らないのではなくて他が濃い過ぎるだけなので、あくまでピュアディオのカーオーディオの音が好きという方のみに試聴して頂いています。

もしホームオーディオに力を入れて、色んな方を販売対象とした場合は音造りが変わって来るので、あえてそのジャンルには足を踏み入れないという考えです。


次に「最近モノラルのセパレートハイローコンバーターの写真をブログで目にしますが、どういう風に良いのですか?」という質問を良く頂いています。


この新ハイローコンバーターはベースはオーディオテクニカのステレオタイプの物を2台使用して・・

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それを片側のチャネルのパーツを取り外して、パーツとケーブルを大型化して音質をアップしています。

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以前は4CH用の物の内側2レーンのパーツを撤去してトランスの影響を防いでいたのが、今は2CH用を2台並べて内側のトランスを撤去していて、左右のトランスが離れるのはもちろんの事、ケースが左右独立していて、更に左右が絶縁してあるのでこれまでのハイローコンバーターでいま一つ表現出来なかった音が再生出来る様になりました。

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更に製品のテストはマークレビンソン製の135万円するプリメインアンプを使用して行っていて、ゲイン調整は市販のドライバーを切って削ってで専用の物でグラつきが無い様にピッタリと事前に合わせています。

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なるべくハイローコンバーター側の調整を少なくして、車のアンプ側のゲイン調整で完了する様に、あらかじめ調整がしてあります。


これまでのハイローコンバーターから買い替えされる方も多く、現在ピュアディオのヒット商品となっています。



そして最後のご質問は「ブログでコイルを手巻きしている写真が載っていますが、なぜ手で巻くと音が良くなるのですか?」という事です。


実は自分は宇部店の店頭からバックヤードに入ったり2階に上がったりする部分でコイルを巻いていて、自分の70キロちょっとの体重をかけてピンと銅線を張ってコイルを巻いています。

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たまに社員が後ろに入ろうとするとここでコイルを巻いているので、たまにお客様と目が合って「本当に手で巻いているんですね!」と驚かれます。

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ただ誰が巻いても良い音になる訳ではなくて、イメージ的には特殊な知識がない人が力任せにコイルを巻いても機械巻よりも質の低いコイルしか出来ないというのが本当のところです。

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以前専務が社員にコイルを巻かせろと言うのでやらせたら、力任せだと力の強い部分と気を抜いている部分が混在して、最終的に気を抜いた部分が災いして後で緩んでしまいます。


自分が優れたコイルに出会ったのは中学生の時に、当時アマチュア無線の中まで社会人の方がドイツのビジーのAF-10というアンテナを車に付けておられて、国産の第一電波製のアンテナの倍以上の値段がする高級品で、自分が学生でお金が無かったのでサガ電子の第一電波の値段が半分ぐらいの物を自転車に付けていたので、ビジーと比べたら4分の1か5分の1ぐらいの値段でした。

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そのAF-10で全くノイズレスで受信出来るのが、自分のアンテナではノイズが混じってしか受信出来ず、自転車を押してその人の車の周りをグルグル廻って、それで良い場所があるのではと探しましたが、やはりAF-10の比にはなりませんでした。


それが悔しくて、「良いコイルとは何か?」、「Qが高いコイルとはどういう事か?」を求めて、自分でアンテナ用のコイルを巻く様になって、自分は運動部に入っていなかったので、ひらすらコイルを巻いて、AF-10の145MHzの8分の5波長では絶対にかなわないので、51MHzの4分の1波長と1本で兼用出来て高性能を巻こうと日々工夫していました。

その後28MHzの4分の1波長や21メガヘルツの4分の波長を1・5メートル以内のエレメントに収めるローディングコイルを巻いたりと、中学・高校は良いコイルをどうやったら巻けるかという実験を何度も行っていて、少しでも出来が悪いとほどいて巻き替えていました。


そんな良いコイルを自分に知らしめたビジーのAF-10をいつでも見れる所に置いていて、学生自分の無心に良いコイルを目指して実験していた時の事を御見出すために、あのノイズレスでバチっと受信出来たインパクトを忘れないために置いています。

勢いだけでは良いコイルは巻けませんが、同じ力で常に引っ張りながら巻いて行くという手法で、気が付いたら機械巻では表現出来ない音が表現出来る様になっていたという感じです。

ただ今考えたらAF-10のコイルは図太いステンレスの棒を機械で強い力で巻いているので実際にその性能は人の力では出せないのですが、大人になって実物を買って目の前に置くと、絶対出来ない目標に向かっていたのですが、学生自分にAF-10は絶対に追い付けない目標で、あの悔しさがあったからこその今のサウンドピュアディオの音造りと感じています。


以上、新・お客様からの質問にお答えして、第54話でした。

Posted at 2024/02/04 11:53:52 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年01月25日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第53話


お客様の質問にお答えする新シリーズも53話となり、今回は昨年末ぐらいから最もご質問の多い内容と、前から多く頂いていた福岡店についてのご質問にお答えいたします。

サウンドピュアディオは5年2カ月前に福岡市中央区地行のマークイズ福岡ももち2階のクロスFMのサテライトスタジオのネーミングライツ権を取得して、5年間に渡ってクロスFMサウンドピュアディオスタジオとして、サウンドピュアディオのイメージアップに貢献してきました。

しかし昨年の11月末を持って5年の契約期間が終了して、契約継続の手続きをする事なく、現在はネーミングライツスポンサー無しのクロスFMマークイズ福岡ももちスタジオとなっています。


ただマークイズのスタジオと前後して、他の博多ベイサイドスタジオと、セントシティ小倉のスタジオもネーミングライツのスポンサーといないスタジオとなって、多くのお客様や自分の知人からも、「9月に堀江貴文さんが会長になったから、それに不満を持ったスポンサー3社が集まって話し合って撤退を決めたのですか。」と、行く所行く所で同じ様な内容の事を聞かれて、もうお一人お一人にお応えするもの辛くなって来たので、ここでお答えしたいと思います。


まずネーミングライツ権を持ったスポンサー3社は全く面識が無く、3社が話し合ったという事は全くありません。

当初小倉のスタジオは北九州ダイハツ販売は続ける予定だったはずで、12月の途中まではネーミングが付いていましたが、ダイハツ自動車の不正により新車販売が出来なくなってしまい、ディーラーの判断かメーカーから指示があったか分かりませんが、この件でスポンサーを降りられているので、新体制に不満ではないでしょう。


サウンドピュアディオスタジオに付いては当初から5年を過ぎて継続の契約は行わないと新体制になる前から言っていて、その理由は現在の福岡店の立ち退き問題があり、当初は来月には出て行かないといけない事になっていて、引っ越し先を探してもなかなか候補地が見つからず、一時的に倉庫を借りて既存のお客様の載せ替えとシステムアップなどを行う仮営業となるために、その状態でネーミングライツスポンサーは無理ですとお答えしていました。

そういう動きもあって、サウンドピュアディオスタジオが消えてしまうという事で、契約終了の11カ月前にFM山口の本社第一スタジオを『FMYサウンドピュアディオ』というネーミングにして、サウンドピュアディオと名の付くスタジオが無くなるという事をあらかじめ防いでいました。


福岡店の移転については候補地が無かった訳ではないのですが、エアコン付きのピットを持つというのがかなりハードルが高くて、1度は移転地が見つかったものの、大きな建物の一部を借りるのに、他の大きい部分を借りる会社が無いと消防法に触れるという事で、その大部分を借りる会社が見つからなくてその場所に移転出来ない様なので、移転の話が進みませんでした。


そうこうするうちにクロスFMがホリエモンこと堀江貴文さんに買われるという話になって、新体制に不満とか言う前にきちんとしたショールームが持てるかどうかという方が問題で、ネーミングライツスポンサーは継続出来ませんとお答えしていました。


ところがその後に福岡店の場所が周りの開発が遅れているからか、もう何年か営業してもいいという話になって、今の店舗で当分営業を継続出来る様になったので、多くのお客様から「引っ越し先は見つかりましたか?」というご質問に、「まだ当分引っ越さないでいいです。」という風にお答しています。

本来の予定では2月で営業を終了して、3月に引っ越しを行わないといけないところでしたが、ある理由で旧九州大学の跡地の開発が遅れて、今のところ福岡店の前の空き地に何の建物も立っていないので、こちらの方は契約を延長してしばらく立ち退く予定はありません。


そういう事でお客様には何かとご心配をおかけしていましたが、もめてクロスFMと契約をやめた訳でもなく、福岡店も余裕を持って次の候補地を探す事が出来て、いきなりどこかの倉庫で仮営業という事にもなりそうもないので、皆様にご安心して頂きたいと思っております。

Posted at 2024/01/25 10:29:50 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年01月11日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第52話


前回のこのシリーズを書き込んだのが12月13日だったので、1か月近くが経っていました。

今回は12月27日にFM山口のコージネスの中で井川が出演した部分のお話で、その日はバッテリーに関してのお話をしたのですが、数分の中でバッテリーの重要性と季節によるバッテリーのコンディションとバッテリーの点検についてと内容を詰め過ぎたために、「もっと詳しく聞きたいのですが?」というお客様が多くおられたので、その回の放送の中身をもっと濃くして書き込まして頂きます。

まずバッテリーは車の走行にもオーディオにも重要な部分で、バッテリーのコンディションでもバッテリーの銘柄でもオーディオの音の良し悪しに関わって来ます。

宇部店と福岡店ではボッシュのバッテリーを推奨していて、販売とメンテナンスを行っています。


サウンドピュアディオでは毎年お盆休みと正月休みの前になるとお客様のお車のバッテリーチェックを行う事が多く、充電不足の車には捕充電して、交換時期が来ているバッテリーは長期の休みの前に換えて頂いています。


ただこの事をそのまま放送で言ってしまうと、『バッテリーチェック=善』と不特定多数の方に思われると、世の中には悪徳な業者がいて、悪くないバッテリーをバッテリーチェックを装ってわざと痛めて、診断機で要交換の表示を出させて売ろうとする所があるとさらっと言って、注意喚起をしておきました。

そのバッテリーチェックを装う業者の手口は、カー用品店やガソリンスタンドで、「無料でバッテリーのチェックをします。」と言ってボンネットを開けて診断機をバッテリーに繫いで、例えば軽自動車だと一時的に40アンペアぐらいの電流を流して熱消費させて、その後の電圧ドロップの状態を見て良好か要交換か判断するのですが、40アンペア流すところを倍以上の100アンペアを流して、「これはバッテリーが悪いので交換しないといけません。」と言って交換させる業者が全国各地にかなりいます。

特に狙われるのが車に詳しくない女性で、ピュアディオのお客様でバッテリーチェックをかけて要交換が出て、「交換するかどうか主人に聞いてみないと分かりません。」とその店を出て、そのままサウンドピュアディオに来店されて、「前に交換したばかりなのにこんな表示が出ました。」とバッテリーチェックのレシートを見せられました。

そこには軽自動車なのに100アンペア流してテストした表記があり、本来のテスト電流の2・5倍の電流を流して、それでわざと要交換を出させていました。


もちろん買い替えずに帰られているのでバッテリーの電圧は下がっており、追加充電して帰っていただいたのですが、この手の話がけっこう多くあります。

まだ交換時期でないのにバッテリーを買わされたり、もし断ってそのまま帰ればコンディションの悪い状態のバッテリーで走らないといけないので、ラジオ放送の中では「バッテリーチェックは信頼出来る所でして下さい。」と言っていますが、知らない所での親切を装ったバッテリーチェックは絶対に行わない事をお勧めします。


自分が行っている日産のディーラーでは電流を多く流して熱消費させる旧型の診断機ではなく、あまり電流を流さなくてもバッテリーの可否を診断する機械を使っていて、「それ見せてもらっていいですか?」と言ってメーカーと品番を覚えて帰って、現在はディーラーと同じ診断機(それなりに値段はした)を使っています。


とにかく旧式の診断機で大電流を流すバッテリーチェックにはお気を付け下さい。


後もう一つバッテリーの銘柄についてですが、サウンドピュアディオでは標準のバッテリーか、グレードアップしてボッシュのハイテックシルバーなどを推奨しているという話も放送の中でしましたが、カー用品店で売っている青いケースのオーディオの音が良くなるバッテリーは買ってはいけないとも話しました。

みんカラではこれに付け替えて音が良くなったという書き込みも沢山見られますが、これは音が派手になってメリハリが付いただけで、本来の音楽の音に近づけて良い音に聴こえるとは違う物です。

自分の好みの音にカスタマイズするという趣旨では良い製品かもしれませんが、本当に音楽が好きで演奏やボーカルの声を正しく聴こうと思われておられる方に向いていませんので、その部分も短時間でさらっと話していたので、ここで追加させて頂きました。


以上お客様からの店頭で伺ったご質問の答えをご紹介しました。

Posted at 2024/01/11 09:45:02 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2023年12月13日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第51話


お客様の質問にお答えするシリーズは、日ごろ自分が店頭でお客様から頂いている質問を、これは他の方も知りたい内容かも?と感じた事を書き込んでいます。

今日のご質問は、「ツイーターとミッドの音の調整はピュアコンを使っているのに、なぜミッドとウーファーの調整はピュアコンを使っていないのですか?」という、けっこうこれまでに何度か質問頂いた内容で、よく考えたらこれにかんしてはこれまで答えていませんでした。


どの周波数で音域を切っているかは秘密の部分もありますので、大雑把な数字で表現しますと、ツイーターの種類にもよって違いますが、例えばJU60とZSPは4キロヘルツ付近で役割分担を分けているとします。

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JU60とZSPの調整ではブラックボックスだけでこれだけの種類があり・・

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ミッドの周波数を決めるコイルは初期モデルのMID用がブラックの物だけでこれだけの数があり、その中から最も合う数字の物を1品選んで取り付けます。

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これはLTD15を使ったブラックボックス4連のピュアコンで、この組み合わせが選ばれるまでかなりの数を交換して最も生音・生声に近い値を選んでいます。

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それを考えたらミッドとサブウーファーの繋がりもピュアコンを使って欲しいという要望が1990年代にから既にあって、その頃はピュアコンで全帯域の3WAY用の試作品も作ってみました。

ただし困った事は大きさで、ツイーターとミッドがクロスする周波数が約4000Hzとすればウーファーの音域では80Hzとなり、大きさが4000÷80で50倍となります。

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これはラゲッジに付けるには無理で、ホームオーディオが320Hzから400Hzで13センチスコーカーとウーファーを繋ぐと大きさは4分の1から5分の1で、何とかエンクロージャーの中に入れる事が出来ます。

またホームオーディオでは鉄心入りコイルのインダクタンスが大きい割に大きさを半分以下に出来る方式を使っている物もあり、それで3WAYを1つのエンクロージャーの中に収められるので、カー用とは違う訳です。


そこで鉄心入りのコイルを車のトランクに入れてはみたものの、それでもかなりの大きさがあり、鉄心でインダクタンスを無理に上昇させているので、音に変な勢いが付いていて、大きさ以外に音色の意味でも使う事が出来ませんでした。


そこで考えたのがチャンネルディバイダー方式で中をチューンして音のクオリティーを上げる方式で、これは2001年にピュアディオブランドを立ち上げた時からスタートしました。

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今ではデジタルプロセッサーの中をチューンして、タブレットで細かく調整出来る物や、デッキが交換出来ない車種にはハイローコンバーターをバラバラにしてチューンして組み替えた物など、電子的に微弱な信号をコントロールする物と、ピュアコンの様に一度スピーカーを駆動する信号になった音をコントロールする物の組み合わせで音を良くしています。

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1990年代に作ったとんでもなく大きなウーファー用のピュアコンは、今の宇部店に1999年に引っ越した時にどこかに行ってしまい、今は見る事が出来ません。


今回はウーファーにはピュアコンは使わないのですか?というご質問にお答えしました。

Posted at 2023/12/13 13:02:01 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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