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ピュアディオいがわのブログ一覧

2026年01月26日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第43話


不定期シリーズのお客様の質問にお答えするは、今回は最近多く聞かれる「最近ZTWが人気がある様ですが、何故ZSPとZTWは同じ時期に発売しなかったのですか?」という、ユーザー歴が5年から10年ぐらいの方がおられます。

ZSPシリーズの第一段は2001年の6月に発売されたZSPーMIDです。

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黄色いケブラーコーンに大きめのセンターコーンがデコボコにになっている独自のデザインで、複数の素材を混ぜて発砲させる事で強度が高いのに驚きの軽さを誇るという構造で、発売当時はB&Wの2WAYスピーカーをお使いの方のみの販売という、販売方法もユーザーを限定するという方法でした。

ZSPーMIDは元々B&Wの2WAYスピーカーをお使いのお客様が、ツイーターは10年以上健常に使用出来るのに、ミッドのAM50とAM50Jがドアに付けて使用すると10年もたなという事が起こり、かといってAM50とAM50Jは製造しておらず、B&Wツイーターに合う音色のミッドが存在しないという事でZSPーMIDを企画しました。


B&Wはホーム用のミッドバスは黄色いケブラーコーンなのに、何故かカー用は黒いコーンで、ツイーターやホーム用に比べて黒いコーンのカー用はコストもケチっていて、バランス的にもグレーの高いホーム用みたいな13センチミッドが欲しいという要望が多くあり、B&Wツイーターのユーザーが約100人おられるから100セット限定という考えで発売しました。

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しかしお客様の中にはJBLやナカミチの2WAYスピーカーをお持ちのお客様がB&Wユーザーの何倍もおられて、そこでB&Wユーザー以外のお客様にもZSPーMIDを販売出来る様にという風に変更したら、こちらの方でかなりの数の販売となり、限定の100セットがあっと今に売り切て、次の100セット、また次の100セットと増産してヒット商品となりました。

その時から将来的にZSP専用のZTWの構想はありましたが、なかなか上手くいかずに日々が過ぎて、その時にJBLの60周年記念モデルのツイーターのみをピュアディオ専用に生産してもらえる話が出て来て、JBL製のユニットで60周年記念モデルだから略してJU60という品番にしてヒット商品となっていました。


そうこうしているうちに車の買い方が段々変わってきて、残価設定ローンで車を購入されて、3年か5年後にはディーラーに車を返すという方が増えた時に、これまでのZSPーMIDのアウターバッフル専用設計のスピーカーでは車を返却するのにドアの内張りを交換して出さないといけないので、ZSPに音色でインナー取付が出来るモデルをZSP誕生15周年モデルとしてZSPーLTD15として発売して、LTDは限定を意味していますが、そこから10年が経過してもまだ販売しています。

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こちらのモデルはセンターコーンを小さくて、ケブラー部分を多くしているのでコストはかかっていて、音の直進性よりも広がる様に設計してあるのでインナーバッフルでの使用が可能になりました。


デモカーではカローラスポーツがアウターバッフルのZSPで・・

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フォレスターがインナーバッフルでZSPで、もちろんアウターバッフルのカローラスポーツの方が音の表現力が優れているのですが・・

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ツイーターの音域が広いZTWーLTD35を取り付けたら、これまでミッドスピーカーの一番上の方の周波数帯をツイーターで再生出来る様になると、インナー取付でもアウターの様な音の表現が可能になりました。

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しかもツイーターは貼り付けのために、残価設定ローンで数年後に車を返却する場合でも簡単に元の状態に戻せながらも極めた音を聴きながらドライブが出来るという事が可能になりました。


それだけでなく、アウターバッフルを製作されているお客様でも、ドアスピーカーの一がかなり下の方にあって、なかなか中音域の上の方が上に上がってこないと思われているお客様にも好評を頂いています。

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現在ZTWを取り付けて頂いているお客様はユーザー歴が20年から30年という方が多く、長年同じユニットを車の買い替えごとに移設されておられますが、ツイーターがいくら長持ちするといってもそろそろ買い替え時期の方が多く、今がちょうど24年半前にドアスピーカーZSPーMIDへの買い替えのピークがあった時のお客様が、ツイーターの買い替え時期になっているという風に考えていています。

ピュアディオの考え方は目先の流行ではなく、20年・30年と長くお付き合い頂ける飽きの来ない音造りと、丁寧に鳴らせば長年使い続けられる耐久性の2つが魅力です。


最初に戻って「何故ZSPとZTWを同時に発売しなかったのですか?」というご質問に関しては、ツイーターは健常に使える物が沢山有ったので、それに合うミッドスピーカーを作るという事が緊急の需要としてあったからというのがお答えです。


追伸

自分のフォレスターのZTW用のツイータースタンドは、試聴出来る事を急いで簡易型で作っていますが、お客様用のワイドスタンドは底面をパテ形成した後に、表面を植毛塗装しているので、かなり綺麗に仕上がっています。

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Posted at 2026/01/26 10:55:29 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2026年01月07日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第42回


このシリーズの書き込みは12月5日から久しぶりで、年末のバタバタで更新出来ない状態でした。

前のシリーズの『新・お客様の質問にお答えして』と現在の続のシリーズは、みんカラブログのページではブログカテゴリーの所を押すとそのシリーズのみを一覧出来ますので、気になった方は是非ご覧下さい。

またこのシリーズはその時々で店頭で聞かれた話題を集めていますので、過去の書き込みと重複する部分もありますので、あらかじめご了承下さい。


まずは最初の質問は、新型ツイーターの『ZTWーLTD35』についてです。

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今年は2001年にサウンドピュアディオのブランドが誕生して25年ですから、「何故ピュアディオブランド25周年記念モデルにしなかったのですか?」という質問をよく頂いています。

理由は25周年にするとネーミングが『ZTWーLTD25』になって、25という数字はATXー25のイメージが強く、あえて25より大きな数字にしようと思ったところ、ピュアコン誕生からもう1年で35周年になるためにドームの大きさに近い35という数字にする事で、あえてピュアコン誕生の35周年の数字にしました。


他にツイーターに関する質問で、「20年ぐらい前にZTWの試作品を聴いた事がありますが、あれから随分と時間がかかりましたね? なぜこんな時間がかかったのですか?」という事もよく聞かれます。

今回これまで何度試作をしても目標に達せなかった事が出来たのは、過去に試作したZTWのサンプルとは製造工場が全く変わっていて、以前の試作品を聴いた方なら分かると思いますが、中音域が濃すぎて高音の一番上が薄く聴こえるという事で発売には至りませんでした。

それを20年ぶりに設計も製造工場も変えてもう一度チャレンジという事になった理由は、39年ぶりにFM山口で自分が担当していた番組『ディスコ・フリーク』を復活させるにあたって、フォレスターの車中をスタジオの様な音にするという事で、ソース側のチープさを補うために大型のツイーターで中音域の近くまで再生したい!という思いからZTWーLTD35が完成しました。

39年ぶりのスタジオワークでは、コントロールコンバーターのバージョンアップも行って、シルバータイプのピュアコンの中のコイルも小径で一から手巻きの物を使うなど、スタジオの音を車内で再生という意味では昨年大きな進化がありました。

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これは自動車メーカーがレースやラリーで培った技術を市販車に活かす様な事で、音楽番組を制作するスタジオワークは元々のピュアディオの音造りの根源で、今回は古い楽曲を圧縮音源で聴いても80年代にレコードプレイヤーで聴いた様なグルーブ感が得られる、という目標で音造りをしていました。


コントロールコンバーターに関してはこんな質問もありました。

「コントロールコンバーターを使う様になってから、80年代に聴いたレコードプレイヤーの艶のあるあの音の様な感じがするのですが、何かレコードプレイヤーみたいな手法を使われているのですか?」という事を聞かれた事も何回かありました。

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実はコントロールコンバーターの中には左右のペアリングをきちんとしているトランスが入っていて、トランスは巻きの多いコイルとコイルを向かい合わせに付けていて、磁気の変化を非接触で飛ばしているので、左右のアースラインも入出力のアースラインも完全に断絶しているので、あの艶のある音が表現出来るのです。

アースラインの断絶は耳に聴こえないレベルのノイズの進入を防ぐ事が出来て、左右のアースラインを断絶する事で左右のセパレーションは格段に良くなり、1990年代はライントランスに10万円以上かけて取り付ける人がいたぐらい重宝されていた時期があって、実際にはライントランスの価格以下で上質なホームオーディオ用のボリュームで絶妙なレベル調整が出来て、画期的な製品となっています。


他にお客様からよく言われるのは、「社長はお客さんのために製品を開発していると言われていますが、実際には自分が欲しい製品が無いからそれを自分用に作っていて、しれを販売してヒットさせているんじゃないですか?」と言われますが、半分は合っています。

実際には試作の期間は自分が聴けても、きちんとした製品になった時にはお客様の納期優先で、
コントロールコンバーターはなかなか自分の車に付ける事が出来なかったので、半分合っている事でしょう。



続いてはピュアコンについての質問で、「1990年代にピュアコンが発売された時には、ピュアコン=トレードインスピーカーの音を良くするための物で、発売当時はこんな感じでブラックボックスのみで、後付けのコイルがありませんでしたが、半年後に後付けコイルが標準になりました。

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35年前の国産メーカーのトレードインスピーカーのパッシブネットワークはコイルとコンデンサーを熱収縮チューブで包んだ粗末な物で、その値を拡大コピーしてブラックボックス内に入れたのがピュアコンの始まりでした。

ただメーカーの値はツイーターの音域が広すぎて、ミッド側は何も制限せずに高音域まで垂れ流しで、同じ音域が広範囲に重なっている状態でした。

そこをツイーターの音域を適切なレンジに変更して、ミッドの高音域は車のドアスピーカーの高さやグリルの音のヌケに合わせて後付けコイルの値を変更する事で、まるで羽が生えた様に作れば作るほど売れるというのが当時のピュアコンでした。


その国産のトレードインスピーカーの音を良くするという役目も1997年ぐらいから陰りが見えてきて、それは国産のトレードインスピーカーの構造や音がどんどん変わってきて、あまりに音を作り込んでいるので、ピュアコンを間に入れても本来の音楽に近づかず、トレードインスピーカーに取り付けるテストをしても予想の音には近づかないという事で、1999年には「ピュアコンは国産のトレードインスピーカーとは組み合わせないで下さい。」という事を現場に言う様になりました。


当時はスタートした時がトレードインスピーカーの音を良くするという触れ込みだったので、大きく売り上げを失う事になったのですが、クセがあまりなかったトレードインが、ある時期から突然クセが強くなったので、そこはどうにも出来ません。

その代わりに登場したのクセが付いていない純正のドアスピーカーをそのまま使用して、輸入物のクセの付いていないツイーターと組み合わせて販売する『ベーシックパッケージ』の登場で、2000年を境に大きくビジネススタイルが変わって、2001年には自社ブランドの『サウンドピュアディオ』の製品の販売を始めました。


そんな1990年の前半のトレードインスピーカーにピュアコンを付けておられた方からすると、方針が180度変わっているので、「以前は言っている事が違っていた様な?」と思われても、トレードインスピーカーの構造も考え方も変わっているので仕方ない事です。

ちなみに1990年代の初頭のトレードインスピーカーは、構造がシンプルで材質は今よりも良く、音がギラギラしていないという風に表現したら合っていると思います。


という事で、年末・年始の営業でよく聞かれた、お客様からのお話をまとめてみました。

Posted at 2026/01/07 10:58:32 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2025年12月05日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第41話


お客様の質問にお答えしてはアメブロとみんカラブログで同じ内容を書き込んでいますが、みんカラブログでは右側のブログカテゴリーの所を押せばこれまでの1話からが全て読む事が出来ます。


それでは今日の1人目の方の質問は、ーザー歴の長い方からの質問で、ベーシックパッケージやJU60ツイーター用の専用ボビンの一から手巻きの物があるのに、B&W系の手巻きコイルが無いのは何故ですか?という事をよく聞かれます。

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手巻きコイルはツイーター用のブラックボックス用の中身で、最高周波数が20KHzまで再生する事を考えるとメーカー製の内径が太いボビンを使うよりも内径の小さいピュアディオ独自のボビンを使用した方が電磁波の吸い込みが少なくて有利という理由で純白のボビンを使用していて、それに加えてコイルに信号が流れた時の微弱振動をやや柔らかいボビンの材質が外に逃がしてストレスを無くすという理由で換えてきています。

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ただB&W系のツイーターは空芯コアレスというタイプのコイルを使っていて、内径が元々小さく、クリーム色のプラスティックボビンを使っていたJU60用より有利なために特に新型を設定していませんでした。

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純白の手巻きのコイルに交換すれば良くなる可能性はありますが、JU60に比べて半分程度の変わり方と予測していて、希望が多ければこれから実験して設定するという考えでいます。


ただ自社にB&W系のツイーターが付いたデモカーが今は無いので、最初の1台はお客様のお車で実験しないといけないので、工期が少しかかるという所も未だに手を付けていない理由でもあります。


ベーシックパッケージ用とJU60用はブラックボックスはクリーム色のボビンのコイルの使用はやめていますが、ミッドスピーカー用の上限周波数を決めるコイルは、使用する周波数が5KHz以下とブラックボックスよりも低い周波数で使用する場合はこれまで通り使用していて、8KHz以上の高い周波数になると純白のボビンのコイルを使用すると使い分けています。

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次にの2人目のお客様は、新しくお客様になられたお客様からの質問で、「ブログで見るとよくハンダ付けの時にクリップをされていますが、そんなにクリップで音が良くなるのなら、何故大手メーカーはやらないのですか?」という事に対するお答えです。

サウンドピュアディオと長くお付き合い頂いているお客様だとお分かりだと思いますが、最初は1本か2本だったコンデンサの放熱クリップは年々増えてきて、ただ増えるだけでなく何打を付けて直ぐにエアーで急冷却をかけていて、通称『刀の名刀の様な分子の並び』と言っていますが、量産品では出来ない手間のかかり方ですが、ハンダ付けの時間は一瞬で短くても準備の時間の方が時間がかかっています。

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分かり難いので一度並べて撮影したら、付けられるだけ付けて17本付いていました。

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これを入り口と出口で2回繰り返して、それなりにクリップのバネが強いとけっこう付け外しで肩が凝って、やらなくていいのならやらない方が楽です。

1本のクリップの時期と8本のタコクリップと呼んでいた時期と、ピュアディオの歴史を知っている方なら本数のアップ=音の滑らかさ度合いというのをお分かりだと思います。


またここまでクリップにこだわるのが、ハンダの純銀の配合率が上がるとなかなか低い温度では溶けにくくなって来て、銀の含有率アップに比例してクリップの数を増やしていましたが、過去は4・5%から5・5%の銀の含有率の時代もありましたが、冷却の事と奥に浸みて行き難いなどを考慮したら、現在は2・5%から3・5%がベストであるという結論に達しました。



更に3人目の方のご質問があって、「ハンダの熱で音質が下がる可能性があるのなら、ボルトナットを使えば熱を一切加えなくて音が良いのでは?」という事を聞かれた事があります。

過去には実験で短時間でハンダ無しでパーツを交換出来るボルトナットやターミナル板を使った事がありますが、段々表面が酸化してきて本来の性能ではなくなるので、そういった方法は使っていません。


ハンダ付けは信号の導通をしっかりさせるという意味と、先々繫いだ部分を酸化させないという2つの目的で、そのやり方材質で完成時の音や数年後の音の良し悪しが決まります。


以上、今日は3人のお客様の質問にお答え致しました。

Posted at 2025/12/05 11:14:02 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2025年11月28日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第40話


お客様の質問にお答えしてのシリーズは、続で第三シリーズとなり、それも今回で40話となりました。

第一シリーズとかはもう時代に合わないというか車自体が変わり過ぎて、オーディオレス車の比率が80%から第二シリーズで50%で、今回のシリーズでは20%ぐらいに減っていますから、完全にオーディオレスと純正の比率が逆転しています。

更にディスプレイオーディオ化されてCDプレイヤーが付いている車が激減して、初期のシリーズの内容は現状に合わなくなってきています。


それとこのシリーズは店頭で自分がお客様から受けた質問の中で多く聞かれるものを選んで書き込んでいますが、遠くのお客様からなかなか店頭に行って聞けない内容を知る事が出来ると好評を頂いています。


それでは今回は3つの質問について写真を使って詳しくお答えしていきます。

まずはハンダ付けについてのご質問で、以前は8本でイカクリップで10本でタコクリップと呼んでいた、コンデンサをハンダ付けをする時に使うクリップの数ですが、今は何本なのですか? という質問と、そんなに沢山付けて効果があるのですか? というご質問にお答えします。


現在のピュアコンの中を作る時や、ピュアコンに追加のパーツを作る時に、放熱クリップを付けてパーツが劣化しない様にしているガードは、最初は8本や10本というやり方がありましたが、現在は付くだけの本数を付けるというのが現状です。

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おそらくこれで12本あると思いますが、フィルムコンデンサは熱が内部に通ると一時的に数値が上がり、その後冷えてくると数値が下がりだして、最終的に最初の数値よりも下がってしまい、狙った数値にならなくなるので、この様なクリップでリードから中に熱が伝わらない様にしています。

クリップが増えた理由は最初はJU60もベーシックパッケージもコンデンサの表記が2ケタだったのが途中で3ケタになって、JU60だけ4ケタ表示で合わせているので、正確に合わせようとしたらケタが増えれば増えるほどクリップの数が増えてきたという訳です。


もう一つはハンダの価格がどんどん上がって来ていて、「ハンダが入手出来なくなって、製品が出来なくなるという事はありませんか?」と心配されているお客様もあります。

最初はロシアのウクライナ侵攻で精度の高いハンダが軍事用に持って行かれて入手が困難というのもありましたが、それ以上に福島の処理水の海洋放出に中国が不快感を示し、レアアースやレアメタルの輸出制限をかけて、その中に錫が入っていて、工作用のハンダまで価格が上がって来ています。

昨日リモート関係のハンダ付けをするので、銀入りハンダを使うと勿体ないので、ホームセンターに工作用のハンダを買いに行ったら、何と1メートルが580円というとんでもない価格になっていました。

そんな物は使えないと昔から営業している電子パーツ屋さんに行ったら、運よく旧価格で表示されていたハンダがあったので買って帰りました。


普通のハンダがこの状態ですから、純銀を含んでいるハンダはこぼれた端を集めておいて、元が2・5%入りのハンダに輸入物の5%純銀入りのハンダを混ぜて再生して・・

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ただピンセットで煤を拾ってどけている時は、プーチンの顔が頭に浮かび、「お前のせいでこんな苦労をしている!」と思いながら仕事をしています。




再生品とはいえ純銀は2・5%が3%から3・5%にグレードアップして、粒ハンダの形にストックして、ハンダ付けの時に小手に足して電動のモーターで送り出す純銀2・5%のハンダに混ぜて使用量を減らしています。

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モーターで送り出すハンダは以前は輸入物の300グラムロールを使っていたのが、入手が困難になってそれを国産の100グラムロールに変更したら、同じロールでも量が今は70グラムに減っているので、かなり早くハンダロールが無くなってしまうので、粒ハンダの使用はコストを上昇させない要になっています。

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お客様から心配をされているハンダが無くならないかという部分に関しては、銀入りはかなりの買いだめをしてあるので、当分は心配のない量は確保してあります。




そして3つ目の質問は、自分が最近ラジオに登場して喋っている時に、「80年代の楽曲でもしっかりグルーヴを感じる様な再生が出来る様な装置を開発しました。」という部分の、その装置は何か?という事です。


ラジオは一般大衆の方も聞かれているので、あえて専門用語は使いませんでしたが、一つはピュアコンに使うコイルを一から手巻きの物に換えたのと、もう一つはコントロールコンバーターの事です。

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四色の色分けでシャープからマイルドまで音の傾向が4段階に変えて、アンプや本体の特性に合わせて適正というか、最も生音・生声に近く合わせて、古い楽曲も活き活きとしたグルーヴ感で聴けるという物です。


以前この製品の中のパーツの左右の選別で音がピッタリまとまるという事を書いた事がありますが、その中のトランス部分の最近のペアリングというか、昨日のペアリングを写真で説明いたします。


トランスは1回で10個づつ仕入れて来て、工場で作られた物をピュアディオに届いた時点でかなり細かな測定を行って数値をマーキングします。

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右下の1個は1次側の係数が87で2次側が73です。

左上の物は2次側は73で係数が同じでも、1次側が98で87と違い過ぎてこれを右左では使えません。

これは大手メーカーも使っているブランドのトランスで、それでも物によって差があり、何の測定も行わずに左右に使うとピュアディオのコントロールコンバーターの左右がピッタリ合う感じは出させません。


そこで係数が1までは誤差範囲で許すとして左右をペアリングすると、10個で3ペアが見つかり、4個が相手が見つからない状態です。

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それと1次側と2次側の差はコンバーターをシャープ方向にするかマイルドマイルド方向にするかで選んでいて、どのトランスを何色のコンバーターに使うかは目利きが必要になります。



前回のトランスのペアリングでも4つが相手が見つからない物があったので、これを合わせてもう1度ペアリングを行います。

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すると1次側・2次側共に1の誤差の物が見つかったので、これでペアリングして、もう1ペア出来ました。

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残った6個は次の製作時に10個仕入れた時にもう1回ペアリングします。



以前のペアリングの写真が見つかったのでみてみると、前にペアリングに漏れた2つを合わせて12個で、誤差1で左右を決めるとなかなか揃わないというのがお分かり頂けるでしょう。

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大手メーカーがやらない高度な測定の後に、厳しいペアリングを行っているからこそのあのコントロールコンバーターの素晴らしい音色が表現出来るのです。


よくお客様から言われるのが、「高いアンプを買うよりも、そこそこのアンプにコントロールコンバーターを入れた方がよっぽど本当の音楽に近く聴こえる!」という事です。


特に最近の車には90年代にあった様な電気を食えば食うほど良いアンプと言われていた様なアンプは合わないので、コントロールコンバーターは時代に合った製品と言えるでしょう。


以上、お客様からの質問にお答え致しました。

Posted at 2025/11/28 10:58:13 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2025年11月19日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第39話


不定期シリーズのお客様の質問にお答えするは、今回は質問というよりもご要望に対するお答えとなります。


現在お客様になられてからある程度年数が経たれたお客様のご要望で最も多いのが、「ATXー30とJU60の間のグレードのツイーターが存在していないので、その中間グレードのツイーターを発売して欲しい!」というご要望を沢山頂いています。

ピュアディオとしては何も対策を講じていない訳ではなく、試作品で少しお見せ出来る段階になっているので、発売はまだ先ですが、先行してお見せしたいと思います。


まず過去のラインナップを振り返るところから始めますと、元々ピュアディオの推奨のツイーターはブルードームのベーシック用のツイーターが初めてで、このブルーの色が好き嫌いが分かれたために200セットで生産を終了しました。

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JBLのP560Cのツイーターのブラックの物を単品として生産してもらい、ブルーでもブラックでも値段が同じで、更にシルバードームの上のクラスとして14000円(税抜き)プラスの物を用意して、3タイプから選べる時期がありました。

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一時期JBLのユニットは在庫が切れていましたが、現在は若干数ですが入庫している状態です。



ただブルードームが無くなって、JBLのツイーターも一度在庫が無くなった時期があったので、25ミリ外ドームのブラックタイプのATXー25を発売して、後に上のグレードとしてATXー30を限定品として発売しました。

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このATXー30は生産数が少なくて、人気も高かったのですが、「ATXー30の上のグレードが欲しい!」というご要望を多くの方から頂いています。


そこでATXー30とサイズがほぼ同じながら、レアメタルと言われている高級な金属を使ったグレードを開発していて、型番がATXー30Zという所まで決まっていました。

しかし福島の原子力発電所の水の海洋放出に中国が反対して、日本へのレアメタルの輸出制限がかかって、ツイーター用の特殊金属の入荷に問題が出ていて納期が未定の状態でした。

それが8月ぐらいにはレアメタルの輸出規制が緩和されるという話が出て来て、今年の年末までには皆さんにATXー30Zがお披露目出来ると予定していたら・・

何と総理大臣が中国の機嫌を損ねる発言があり、再びレアメタルの輸出緩和がどうなるか先が見えなくなって、「石破さんが総理大臣のままで良かったのに。」と思ってもどうにもならず、ATXー30の発売は中国のご機嫌次第という状態になってしまいました。


ただそれで指をくわえて待っているだけではどうにもならないので、そこで出て来たのがJU60をコストダウンした製品の発売を早めるという手法です。


JU60はワイドスタンドと呼んでいる大型のツイータースタンドが必要で・・

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その製作にはダッシュを広くマスキングして木製で作ったベースにパテ盛りして整形していて、時間も費用もかかるというのが難点でした。

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そこで出て来た案は3Dプリンターを使って、手作りほどではありませんが、簡単に量産してコストを下げるという手法を考えて試作が進んでいます。

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ただ仰角が1種類しか出来ないので、ピットの方からこんな仰角が調整出来るサンプルを作って来ました。

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角度が調整出来る代わりに高さが高くなり、車種によっては付けられない事もあり、2種類のスタンドを用意しないと幅広い車種に対応出来ない事が今に時点では分かっています。

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平らなダッツシュだと左のスタンドで対応出来ますので、比較的早い納期で発売出来そうです。




もう一つJU60はピュアコンがブラックボックスが4連が標準とされていますが、広範囲なマスキングのパテ処理でスタンドを作るとそれなりに時間がかかり、角度も正確に合わせているので少しでも正確な音色をという事で4連ボックスが推奨となっていますが、簡易スタンドと2連ボックスの使用で何万円かの価格を下げる事が出来て、これまでJU60を諦めておられた方に買いやすい価格に下げる事が出来るのでは?と考えています。

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ただそれでも予定しているATXー30Zに比べると高価になり、ATXー30より少し上とJU60よりも少し下の今まで無かった価格帯を最終的には2モデル投入する予定で開発を進めています。


JU60の簡易スタンドについては現行のJU60のそのままのユニットを使うので、スタンドの型さえできれば早く発売が出来て、ATXー30Zは中国の機嫌次第という状況です。


ATXー30と同様にJU60のスタンドにそのまま入る寸法というのも考えていて、後からJU60とユニットが交換出来るという方向で考えています。


以上、お客様の質問というよりも、ご要望にお答えする回でした。

Posted at 2025/11/19 11:36:02 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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