今日はシルバーウイーク中ですが火曜日のためサウンドピュアディオの2店舗はお休みさせて頂いています。
また明日の水曜日は福岡店はお休みさせて頂きます。
さて今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からトヨタのハリアーです。
JBL仕様のプレミアムサウンド車で、ドアにはオレンジのふちの16センチウーファーが付いていて、ここには車両アンプから低音のみが送られて来ています。
ダッシュには約5センチのスコーカーとツイーターが一体になっているコアキシャル形状のスピーカーが付いていて、ここには低音をカットした中高音のみが送られて来ています。
インピーダンスが特殊で車両アンプからはフルレンジが出ていないの通常のスピーカー交換が出来なくて、ダッシュのスピーカーを中音用のスコーカーとして使用して、そのグリルの上にスタンドを使って角度を付けた25ミリ外ドームツイーターを取り付けて・・
グローブボックス下に専用のピュアコンを取り付けて音質をアップするというベーシックパッケージを発売しました。
しかしダッシュのスピーカーは口径が小さいのにツイーターが真ん中に乗っていて中音が前に出にくいので、ISP-70のスコーカーにプレートを作って取り付けてハリアーのダッシュに埋め込むという方法を考えました。
ただスピーカーを交換しただけでは音のバランスは取れず、ピュアコンのパーツをあれこれ交換して周波数特性とインピーダンス特性をコントロールして、現行ハリアーのJBL仕様のステップアップメニューが完成しました。
しかし高音⇒中音と音が良くなれば次はドアの低音をもっと良くしたいというご要望が出てきて、お客様ハリアーでJBLの16センチウーファーを交換して音を聴いてみる事になりました。
オレンジのふちのスピーカーを取り外し、インナーバッフルを製作してJBLのミッドバスのP660を取り付けました。
そしてドアの内張りを組み付けて音を鳴らしてみたら??
あれっ? 低音の量が増えたものの、どうもツイーターやスコーカーの音と交わらずスッキリしません。
そこでバス・ミッド・トレブルの3トーンを調整しても音は良くならず・・
もう一度ドアの内張りを外してスピーカーの裏にインピーダンスの補正回路を入れて整合性を上げる事にしました。
事前に二つのスピーカーのインピーダンスを測定して、その差を無くす様にしたのですが、それでも前よりもましになってもまだいつものピュアディオサウンドにはなりません。
そこで計算値ではなくてスピーカーが動いてインピーダンスが激しく上下するという事を前提に勘であれこれパーツを交換して、音色がピタッと合うポイントを探しました。
こういう時の理論値を静特性といい、実際にスピーカーが動いた時に合った値は動特性と言って、計算だけでは合わないという事が取り付けをしていて多々起ります。
これで純正16センチよりも低音の量が出て、尚且つレスポンスも良いハリアーJBL仕様車用の第3段目のパッケージが完成しました。
Posted at 2015/09/22 11:23:43 |
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