今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのシエンタです。
アルパインのシエンタ専用のビッグⅩを装着した状態で入庫となって、最初にベーシックのWパッケージを取り付けて頂いて、2回目にJBLのGX600Cのミッドを取り付けて頂いて、今回は3度目の入庫となりました。
ダッシュにはピュアディオブランドのATX-25ツイーターが付いていて・・
ドアの外板裏にはベーシック防振が施工してあります。
まずは防水シートを一度剥がして、サービスホールを塞ぐ防振を行って、もう一度防水シートは元に戻します。
外した内張りには吸音フェルトが貼ってあり、この場所が外からロードノイズが入りやすいと分かりますが、外板⇒サービスホールと施工を行って静粛性が上がって来ていますが、一度吸音フェルトを外してここにセメントコーティングを行なってフル防振の状態にして、更に静粛性と音質をアップさせます。
ツルツルした表面にそのままセメントコーティングすると剥がれるおそれがあるので、一度機械を使って粗目を付けた後に、細かい部分は全て手作業で粗目を付けて行きます。
内張り全体に厚い薄いをランダムに作って行き、振動が通過しにくい状態を作ります。
今月の初めに東京文化会館の大ホールに行った時に、壁に意図的なランダムが作ってあって、「やはり心地良い響きを作るには意図的なランダムが必要ななんだ!」と感じて、試作段階のセメントコーティングは全て均等に厚塗りしていて、ドアが重たくなる割にはスタジオモニターのスピーカーみたいな音にはならなかったので、そこで意図的なランダムを思いついて、軽くて響きの良いセメントコーティングの塗り方にたどり着きました。
これまでのベーシック防振と合わせて合計片ドア3面のフル防振が完成して、ビッグⅩの音調整機能を使ってセッティングを行います。
リアの純正スピーカーはフェダーでレベルを下げて行き、解像度の上がったフロントスピーカーの邪魔にならない様に、コンサートホールで音が前から迫って来て、残響音が後ろから聴こえるぐらいのレベルに調整しました。
最初の取り付けではあれこれといじっていたイコライザーも、バージョンアップが進むほどあまり動かさなくて良くなり、2カ所1クリック下げただけで良いバランスを保っています。
ドアスピーカーはJBLのGX600Cのままですが、防振の層が増える事によってドアに付帯する余分な響きが抑えられて、本来の性能を発揮出来る様になって、音環境を整える事がいかに重要かという事が再認識出来た作業でした。
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