今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、日産のルークス・ハイウェイスターです。
セメントコーティングを行った4枚の内張は乾燥して、吸音フェルトを元に戻してからドアに組み付けます。
フロントドアはその1で2層と書いていましたが、サービスホールを塞ぐ防振を含めて3層となっています。
ルークスのフロントドアは内張側に吸音フェルトが付いているのに、防水シート側にもフェルトが付いていて、ロードノイズが入りやすいというのが見て取れます。
2重の吸音フェルトに3層の防振で、かなり静粛性の高いルークのドアになりました。
またドアスピーカーはインーナーバッフルを製作して、JBLのクラブ602CTPの16・5センチのミッドを取り付けました。
内張りを組み付けたら見た目は同じですが、音質・静粛性・断熱性が大幅にアップされたフロントドアに変身しました。
ツイーターは以前にベーシックパッケージで購入されたJBLのP560用の26ミリドームの物を移設して取り付けて、602CTPに付属している19ミリのツイーターに比べて音域もレベルも上回っていて、メーカーのパッケージでは表現出来ないサウンドを奏でています。
そんなシリーズ違いの組み合わせを可能にしているのがグローブボックス下に取り付けたピュアコンで、ルークスのドアのスピーカーグリルはかなり下の方にあって、ツイーターの手前の高音域がよく聴こえないので、コイルの巻き数を減らして上限周波数を伸ばしてバランスを取っています。
コイルは白い特注のボビンに上質な銅線を一から巻き上げたピンクのラベルの物で、少ない鳴き数ながら絶妙なQの値が高くなるコイルを自分がきつくキリキリと音を立てながら巻き付けています。
ツイーターの周波数レンジとインピーダンスとレベルはブラックボックスをあれこれと変えて行って、ミッドの上限周波数にツイーターの下限周波数がピッタリ合うユニットをあれこれ変えて選びました。
日産純正のナビオーディオは中身がパナソニック製で、何度もイコライザーを動かしてはメモリーして再生画面で聴いてを繰り返して・・
最終的に2カ所1クリックづつ動かしたところが最も生音・生声に近いと判断して、調整を終了しました。
ピュアディオ仕様の車で長く車に乗っておられると、新しく車を変えてノーマルの状態で乗っていると何だか体がだるくなった様な気がすると言われる方が多く、オーディオの音質がシャキッとしてるというのに加えて、何となくどこから入って来るか分からないロードノイズで疲れた気がすると言われています。
サウンドも防振もピタッと決まって、これからは毎日快適に通勤できますね。
Posted at 2021/12/09 09:59:39 |
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