国さんのブログ一覧

昨日のブログにアップしたように、タイ人研修生7人は無事帰国しました。
いろいろな事件がありましたが(笑)、ひとつ驚いたことがありました。

昼食は会社の社員食堂でとってもらっていたんですが、
当然日本食しかないのでそれぞれ見た目、食材で選んで
何とか食べてくれました。

弊社には月に1回、「お菓子工房ぐれいす」と言うところが来て
クッキーとかを販売してくれています。
ここのお店はハンディのある方が、地域の一員として暮らしていけるように
お菓子を作り、販売をされています。

食後にそんな事情を私のつたないタイ語で彼らに説明すると、
なんとこぞって買おうとするではありませんか！
7人のうちの一人は甘いもの好きと言うのもあって
大きなレジ袋にあふれるくらい買っていました。
私が言ってはなんですが、決して安くはありません。
と言うことはタイ人にとっては結構高価なもののはず。

私もいつもの事で、数袋買いはしたんですが
まさか彼らが・・・！？買ってくれるとは思いませんでした。

うれしくて涙が出てきました。
そんな暖かい気持ちを持った彼らと一緒に仕事をすることができて
本当にうれしいです。

後からお菓子をいっぱい持っているのを見て、
なんだそんなに日本のお菓子が食べたいのか？
と言う日本人のスタッフがいて、こいつは馬鹿か？と思いました。

タイではタンブンと言うすばらしい文化があります。
福徳をなす、善を行う、功徳を積む（こと）と訳されますが
よい行いをすればよい結果が自分に戻ってくると言うことです。
タイにいたときも、会社の創立記念日にはお坊さんを呼んで
タンブンをしていました。
従業員全員、自費でご飯、おかず、牛乳、薬などをたくさんかって
お坊さんにタンブンするのです。
お寺からはタンブンされたものを持ち帰るための専用のトラックが来るほどです。
そりゃ、300人近い従業員から山のように供物をもらえばその量は半端じゃありません。

彼らの行動を見て、一日一膳、人のためにいいことをしなければ！
と思ったしだいです。
タイ人の悪いニュースも聞きますが、大多数のタイ人は
そんな心の温かい人たちばかりです。





彼らの研修を通じて、私も学ぶことができました。
ありがとう！