プリウスだ、アクアだ、ミライースだ、ワゴンRだ、30kmだ、33kmだと
燃費燃費とヒステリックに騒いでいる日本。
そこから遠く離れた枢軸同盟国(いつの話だよ)独国から
またもセンセーショナルな一品が現れました。
現れた、と言っても、もう10年くらい前から動いてるプロジェクトで
過去何度か試作車がショーにも出ていたんで、「衝撃の」というものではないけども、
燃費100km以上の乗用車
ですよ?
「フォルクスワーゲン XL1」
少量とはいえ、量産前提のプロトタイプです。
その最高燃費、実に111km。
(実燃費は60~70kmくらいらしいけど)
別にオーパーツ的なオーバーテクノロジーが満載 というわけではなく、
日本も持ってる技術です。
2気筒ディーゼルターボとモーターのハイブリッド。トヨタお得意のシステムと似た様なもんです。
7速DSG。最近のVW車ほとんどに搭載されてるツインクラッチミッション。これも別に「このクルマの為に」という技術ではないですね。
ただ、最大の特徴が(費用対効果=採算抜きには何もできない)日本車にはマネできない金の掛け方してあります。
ボディがフルカーボンモノコック。これで車重は230kg!
そしてこの空気抵抗最優先のデザイン(居住性は推して知るべし)も日本車では無理だろうね。
“行使可能な持っている技術” としては日本にも同じ物はある。
カーボンモノコックを作る技術だって日本はちゃんとある。
だが、これと同じものを『量産前提で』仕上げる事は無理でしょう。
超一大グループ企業・VWの財力がなせる技と言ってしまうとそれまでだけど、
そういう事とは別のレベルの「気概」のようなものを感じる。
ショーモデルで終わっていてはただの自慰で終わる。
少量とはいえ「全世界に向けて一般販売する」事で、一方通行ではない“着地点”が生まれる。
その事こそが重要で、それを成す為に幾ばくかのMoneyが要るだけのこと(笑)。
既成事実を得る為の必要経費、とでも言うか。
開発から量産・販売までがひとつのパフォーマンスであり、いわばショーなのだ。
とりあえず全世界50台で販売するらしいけど
「価格未定」。というか、カーボンボディを別会社に発注する関係上「まだ不明」らしい。
フルカーボンのクルマ、一体おいくらになるのやら。
おそらく、50台売った所で赤字でしょう。
でも、“今後”へのマイルストーンと思えば大きな財産だよね。
日本車が小手先の中途半端なエコでドングリの背比べしてる横で
『ちゃんとしたメーカーが本気出して作ったエコカー』がこれですよ、って話。
(でも、日本にはカブという驚異的好燃費ビークルが有るっちゃあ有るww)
エコカーエコカー言うならこんぐらいせなあかんと思わんかい?
なんでアルファードやらエスティマが“エコカー”やねんwww
Posted at 2013/03/09 03:10:37 | |
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