
今回は
通勤電車が
けっこう幸せなリスニングルームになるという話です。
あ、オーディオネタとみて席を立ちそうな人がいる(^^;)
そこで
あざとくこいつらの画像を。

はい、
つかみOK(ということにして)心置きなく本題に(^^;)
東京の西端に住むぼくは、
毎日往復2時間を電車の中で過ごします。
月なら40時間、年で500時間。起きている時間の11%は電車内。
この時間、
せめて楽しいひとときに替えたい。
今までもポータブルオーディオにはこだわってきましたが、
とうとう
廃人一歩手前というものに手を出してしまいました。
SONYの
ポータブルヘッドホンアンプ PHA-1です。
実売39,800円

これはDAC一体型なので
廃人一歩手前。
(ちなみにアンプもDAコンバーターも
セパレートになると廃人認定です)
一体型とはいえ、これは効きますよ。高価なヘッドホンをとっかえひっかえするならまずこいつを試すべきです。
ぼくにとっては中学の時に聴いた
WALKMAN Ⅱ以来の衝撃でした。
ハッキリ言って、これ↓を一式持ち運んでいるようなものです。

もちろん、組合せる
イヤホンも重要。
ぼくが使っているのは
SONY XBA-20
実売15,000円
バランスドアーマチュア型という、
異様に軽い振動板ユニット。これをフルレンジ+ウーファーの2Way構成とした物です。
XBA-30や40という上位機種もありますが、これがおすすめです。
まず手に入れたのがこのイヤホンでした。
WALKMANでもiPodでも、
イヤホンをこいつに替えるだけで
音がすぅーっと自然に伸びるようになります。
ダイナミック型はそれに比べるとあきらかに音が籠もる。ベールが2枚ほどかぶせられたような感じです。
しばらく
WALKMAN NW A845とこれ(XBA-20)の組み合わせで満足してました。
これで充分、こんな幸せな環境はないと。
しかしヨドバシカメラでうっかりPHA-1を触ったのが
運の尽き。
だってこいつ、
ハイエンドの音がするんですもの。
一音一音がくっきり。きらびやかなストリングスは余韻たっぷりで、ベースやドラムは歯切れ良い。
量感はダイナミックにゆずるが、低音の音階がしっかり表現できている。
誰に聴かせても納得して貰えるのは
音数が増えることと、
自然なセパレーション!
空間から楽器が出現するかのような聞こえ方は、ポータブルオーディオでは経験しがたいものです。
デザインがまた良い。
お帰りなさいSONY!と言いたくなるような、デンスケやハンディカムなどプロ用SONYのテイスト。
80年代式ハイテク感がたまりません。
それにしても、かつての
ポータブルオーディオの覇者が、
辛酸をなめさせられたiPhoneや
iPodを逆手にとった商品を出してくると言うのが面白い。
Apple帝国の圧倒的なマーケットも、ユニバーサルと化したインターフェースも活かしつつ、
よくそんな音聴いてられるな、ちょっと貸して見ろとばかりに音の出口をひったくっり、
SONY一流の拘りをもって仕上げる。
結果でき上がったのが、
化け物のようなポータブルオーディオでした。
まさにIt's a SONY !
まずい・・・このあたりで一回プレーリードッグを挟んどこう。
てこ入れ完了。
え、
デカい? 重そう? 持ち歩きにじゃまって?
全然余裕ですよ。これに比べたら。
TCD-D7
DATデッキ!
厚みは良い勝負か(^^;) でもどっちもソニーらしい良いデザイン。
デザインで言えばTCD-D3はもっと良かったけど。
再生専用の
WMD-DT1 となら良い勝負かな。
DT1はWALKMANを冠した唯一のDATでした♪
ひときわ小さなNW-A845
せっかくここまでにしたのに、
90年代サイズに逆行(笑)
A845とPHA-1を組み合わせることもできるのですが、残念なことにA845はデジタル出力ができない!
PHA-1が搭載したWolfsonの24bit DACチップ「
WM8740」を活かすにはiPod か、iPhoneと組み合わせるしかないのです。
USBオーディオとして使えるか?
このPHA-1、
パソコンのUSB音源として使うこともできます。そんなに良いDACチップついているなら使ってみようじゃありませんか。
ステレオミニジャックからアンプに接続します。
うーん。これは期待しすぎたかな。さすがに
マランツ SA-11S2と比べるようなものじゃない。
やはり
ヘッドホン用なのか、音像が中央に集まりぎみ!
それ以外は解像感や低域の強さもそこそこでなかなか楽しめる。
ただし常用するとなると
問題はバッテリー。
なんと、USBで音声入力を受け付けている間は充電できないのです。
5時間は持つみたいですが、充電もおなじくらい掛かる。
ということで、これは
あくまでもヘッドホンアンプですね。
それもXBA-20のような、SONYの上位機種との組合せで実力を発揮するようです。
「長いよ!」
ごめんごめん(^^;)
でも、うまく探せば
PHA-1とヘッドホンで5万円以下。あとは手持ちのiPhoneとでも組み合わせれば、
手軽にハイエンドの入り口が垣間見えるということを知ってもらいたかったのです。
通勤電車がかなり幸せになりますよ。
試聴する際はくれぐれも
衝動買いにご注意を!
Posted at 2013/07/21 00:39:11 | |
トラックバック(0) |
オーディオ | 日記