彼女に会えました

昨日、最愛の婚約者である彼女に会えました。



彼女は、がんの治療で長期入院しています。もう治療から2年近く経ちます・・・

いろいろな事情があって、入院中は彼女に会うことができませんでした。



連絡はメールのみ。

とは言っても彼女の体調はよくなく、数日に一通返ってくるメールも、治療の副作用で

しびれた手で、辛うじて打つひらがなだけのメール。

内容も片言のようなレベルで詳しい状況はわかりません。電話で声が聞けたのも今年は2回だけ。

最後に会ったのが去年の８月、約15ヶ月ぶりに会うことができました。



一時退院のことは知らされておらず、メールをしたら実は退院しているという驚きの返事。

ちょうど休みだったので、事情もよく分からないまま、彼女のもとへ車を走らせました。

ここ数日体調がよかったらしく、ずっと退院を懇願していた彼女に当日許可が出たとのことでした。

これまでも退院の予定がありながら、当日キャンセルになっていたりしたので、彼女もがっかりさせ

てはいけないと思ったらしく、当日に連絡したということでした。




15ヶ月ぶりに見た彼女は思っていた以上に元気そうでした。どうする？と聞くと「ドライブ」と言う、

彼女のリクエストでドライブに行きました。

自分の車で行きたかったけど、今日は代車で・・・



横浜の「港が見える丘公園」に行きたいとのことで、首都高を抜けて横浜へ。

途中、ベイブリッジからきれいな富士山が見えたり、横浜の夜景がきれいだったり、

彼女はとても喜んでくれました。

現地で少し眺めを楽しんで、みかんが食べたいというので近くのスーパーでみかんを買って

二人で食べました。おいしかった。



会ったらたくさん話したいことがあったはずなのに、車では静かな時間が多かったです。

一緒に過ごした時間もあっという間に過ぎ、また病院に送ることに。

病院の前で、車の中でいろいろ話をしました。本音の言葉も聞けました。

やはり、かなり精神的に疲れているようです。

相変わらず治療の明確な効果が出ていないこと、手術の目途も立っていないこと・・・

今後への不安、心配がたくさんあること・・・

なんとか励まし、元気づけようとしましたが、それも場合によっては彼女への重荷になっていた

こと・・・



別れ際、彼女を抱きしめました。忘れもしない、彼女の感触。握った手の温かさに彼女が生きて

いるということを実感し、見送りました。

次はいつ会えるのか、年内、来年・・・

必ず会おうと約束しました。

何もしてあげられないけど、彼女の支えでありたい。



どうか彼女に、光を、未来を、勇気を、夢を、希望を、元気を、笑顔を、安らぎを、穏やかな時間を・・・

毎朝祈りの際に唱えている言葉です。



気にしていただいている方もいらっしゃるので、報告をと思い、UPしました。

私自身も病気で休職したり、現在も通院し薬を服用しながら毎日を送っていますが、今のところ

大丈夫です。

また次は車バカなブログUPしますよ（笑）