土曜日は父からドライブに連れていってくれと頼まれていて家に向かっていたら、用事ができたとのことでキャンセルに。
ここ最近の鉄道煉瓦アーチ巡りも一息ついたので、今回は廃道路トンネルを見に行ってきました。
やって来たのは滋賀県彦根市街の東にある佐和山。佐和山は石田三成の居城であった佐和山城跡がある山ですね。ここにある廃トンネルは廃道歩きを趣味にしている方にはメジャーな物件です。
ここに来たのは6~7年振りくらいですか。この道を進んでいきます。
ここから先は泥濘路。長靴の着用がオススメです。
写ってませんが右手には廃車体の行列。誰がやったのかご丁寧にドアが開け放ってあります。
国道8号から分岐する廃道を歩くこと10分弱。トンネル前に到着です。
旧佐和山隧道彦根側坑口
開通は大正13年。昭和30年に現在の佐和山トンネルの開通に伴い廃止されたそうです。
時々、廃道趣味の方々が刈り払いをしているようでして、以前よりも小綺麗になってます。初めて見にきた頃はまさにジャングル状態、薮と泥沼の劣悪さに「もう2度と来ないな…。」と思ったものですが、今回はちなみに4回目の訪問です。
最近覆い被さってしまったと思われる青竹が邪魔でしたが、前に来た時と比べて崩壊が進んでいる様子もなくひと安心です。
次に廃トンネルの反対側坑口へ行きます。まずはトンネル上部の急斜面を青竹を頼りに登ります。
登りきると昔の街道跡に出ますので、峠に向かい歩いていきます。
この道はかつて朝鮮人街道と呼ばれ、江戸時代に朝鮮通信使の往来に使われたのが名前の由来だそうです。
道端に土地の境界を表す「官地界」と掘られた石柱が転がっています。これも最初に来たときから変わりませんね。
ここから廃トンネルの鳥居本側坑口へと斜面を下っていきます。こちらは彦根側と比べると劣悪なまま。執拗に折り重なった枯れ竹が視界と進路を塞ぎます。
ひたすら枯れ竹をへし折り脇へどかしながら、斜面を右往左往しつつちょっとづつ降りていきます。直線なら100m足らずの距離を20分かけてようやく坑口前に着きました。
旧佐和山隧道鳥居本側坑口
こちら側は真下に国道が通っているためか、埋め戻されています。
これにて今回の目的は終了。また枯れ竹をへし折りながら急斜面を街道跡まで登っていきます。
峠を越えて再び彦根側坑口前へ。
やれやれという感じで駐車場所へ戻りました。
彦根側坑口までなら、距離は短いですが、廃道気分を味わうにはお手頃な場所です。
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Posted at
2015/03/01 12:59:26