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2021年05月20日

甚目寺と名鉄築港線東名古屋港駅

2021年5月15日土曜日、愛知県あま市にある古刹「甚目寺」と名古屋市港区にある名鉄築港線の終端駅「東名古屋港駅」とその周辺へ行ってきました。

そもそもの目的は、5月1日に開通した名二環(名古屋第二環状自動車道)の飛島ジャンクション~名古屋西ジャンクション間を走りに行くことでした。

新規開通区間を走るといっても短い距離ですし、途中にパーキングエリアがあるわけでもないので、あっけなく通過。走行しながら「それじゃ名二環から近い甚目寺へ行ってみるかな。行ったことないし。」ということで、まずは甚目寺へ向かうことに決めました。

甚目寺の南大門(仁王門)です。この門の右側に駐車場があるのですが、非常に入りにくくてタイミングを逃し、駐車場に入るだけで周辺を2周しました(笑)。



しかも、門にぴったりとくっつくように道路が通っていて、交通量もそこそこ多いため、この写真も周りに気を付けながら撮りました。

境内です。左側が三重塔、正面奥が本堂です。



振り返って撮った南大門(仁王門)です。南大門(仁王門)は、 1196年(建久7年)に再建されたものだそうで、愛知県内最古の楼門建築物です。



本堂。聖観音が祀られており、そのために甚目寺というよりも「甚目寺観音」の呼び方で親しまれているそうです。写真に写っているとおり、鳩がいっぱいいて、かき分けながら進んでいきました(笑)。



三重塔。1627年(寛永4年)の再建です。



どのアングルから撮ろうとしても、電線が入ったり樹木が被ったりなどして、どうにもきれいに写真に収めることができませんでした…。



ひととおり見物できたので帰ることにします。

ふたたび名二環に乗り、飛島ジャンクション方面へと走っていきます。伊勢湾岸道へと合流して名港トリトンを走行中に、「まだ帰るには早いし、東海ICで下りて東名古屋港駅へ行ってみるか。」と思い立ち、急きょ行き先を変更します。

名鉄築港線の終端駅「東名古屋港駅」へとやって来ました。



名鉄築港線は、名鉄河和線大江駅から分岐して、1駅目の東名古屋港駅で終点となる短距離路線です。

そして、最大の特徴は日中に電車が全然運転されていないこと。駅の時刻表で確認すると9時台から15時台まで1本も電車がありません。



周辺が臨海工業地帯のため、通勤客に特化したダイヤを組んでいるのがその理由です。

終端駅ですが電車は1駅間を行ったり来たりするだけなので、単式ホーム1面1線の単純な構成です。



駅名板。



東名古屋港駅は終端駅と言いましたが、あくまでも旅客線としてであって、実際にはその先へと線路は続いています。



ただ、定期列車はないので、駅に隣接する踏切は一旦停止不要になっています。



さて、東名古屋港駅から大江駅方面へと向かって少し歩いていきます。



駅の少し先に分岐点があります。直線方向が築港線、左へと分岐していくのが名古屋臨海鉄道東築線との接続駅である名電築港駅へ向かう線路です。





築港線と名電築港駅への分岐線に挟まれたこの広場。廃車となる名鉄電車が解体される場所です。



廃車となる電車は築港線で東名古屋港駅まで運ばれてきて、ここでスイッチバックして分岐線に入り、クレーンで線路から引き上げられ、この広場で解体されるわけです。

さらに歩いていくと名古屋臨海鉄道東築線の踏切に当たります。



この踏切の左側に現在では珍しい線路同士が直交して平面交差する「ダイヤモンドクロッシング」があります。



名鉄築港線が左右方向、名古屋臨海鉄道東築線が前後方向に交差しています。名古屋臨海鉄道東築線は定期列車がないため、事実上支障がない状態となっています。



写真奥側が名電築港駅です。旅客駅ではないのでホームはありません。



東築線-名電築港駅-東名古屋港駅の路線が残されている理由は、このルートで名鉄電車の新車が搬入されるからです。JR東海道本線笠寺駅から名古屋臨海鉄道に入り、名電築港駅でようやく名鉄線に運び込まれるという手順になります。

まあ、名鉄電車の一生はここで始まって、ここで終わるわけですね。

それでは、東名古屋港駅方面へと戻っていきます。

広場の出入口のゲート。廃車となった電車のあの世への門といったところでしょうか。



東名古屋港駅はそのまま素通り。



道路を渡って、駅の先へと続く線路を辿っていきます。





車を駐車した名鉄協商のコインパーキングまで戻ってきました。まだ先へと線路は続いています。



この駐車場の脇は、列車の行き違いができるように線路が複線になっています。昔は東名古屋港へと貨物列車が行き来していたのでしょうが、もう列車の行き違いがあるような事はありません。





辿ることができる最終地点へ着きました。「関係者以外立入禁止」の表示の先は東名古屋港の岸壁になります。



東名古屋港駅から先の線路は、輸出する鉄道車両の搬出用に使われているそうですが、使われる機会はめったにないようです。

今回巡った東名古屋港駅周辺の鉄道施設も一度は訪れてみたいとずっと思っていた場所でしたが、わざわざ行くというほどでもないなと、なかなか行く機会がありませんでしたが、ようやく見ることができました。

ドライブがてら、思い付きでうろうろしましたが、なかなか良い暇つぶしになりました。
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Posted at 2021/05/20 21:20:42

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