今日は久しぶりに設楽森林鉄道鰻沢線の跡を歩いてきました。
前回と同じく国道420号と県道35号の交差点、鳴沢の滝付近の路肩に車を停めて、近くの沢筋から廃線跡へと登っていきます。
前回はここから下流側へ向かい、途中で引き返してしまったので、今回はその先を目指すことにします。
前回引き返した橋梁へとやって来ました。
橋桁の幅があるので、上を歩いて対岸に渡ります。
しばらく歩くとレールが残っていました。
ここよりも上流側で1本だけ突き出ているのは見ましたが、ここは2本並んでいるので、敷かれていた当時のままかもしれません。
結局のところ、今回歩いた区間でレールが残っていたのはここだけでした。
なんで残っていたのでしょうかね?回収前に土砂に埋もれて放置したのでしょうか?
先へと進みます。
橋梁跡に出ました。石積みの橋脚が2つあります。
橋脚を下から見上げるとお城の石垣のように反っています。
橋台の上には木製橋梁の一部が朽ちていました。
この橋から先は急斜面に岩盤が露出している険しい地形が続きます。
次の橋梁跡に来ました。立派な石積みの橋台が残っています。
ここの沢は岩盤が深く抉れていて、廃線跡から沢まで10~15mくらいの深さがあります。
周囲は苔むした岩場か玉砂利が拡がる急斜面であり、自分の感覚ではとても沢まで安全に降りていけそうになく、一旦、降りられそうな所まで引き返します。
木立ちを使えそうな場所から急斜面を降りて、沢の下流に設置されていた砂防ダムを渡り、対岸の急斜面を廃線跡まで登り直します。
廃線跡を逆戻りして、対岸の橋台まで来ました。
見届けたところで、再び下流側へと廃線跡を辿っていきます。
またコンクリート製の橋桁が残る橋梁跡が現れました。先ほどと同じく分厚い橋桁です。
さらに先へと進みます。
地元の人が使っているのか丸太が架けてあります。
周りから車の音が聞こえ、家の屋根が見えてきたら廃線跡は途絶えてしまいました。
出てきたところは旧三都橋小学校の前。
写真を撮りながらですが、ここまで約2時間の行程でした。並行する国道からではわかりませんが、いくつかの深い沢があり、なかなかに険しい地形を通っているんだなと体感しました。
これで1回目に歩いた区間と大体つながりました。次の機会にはさらに上流側を歩いてみたいと思います。
Posted at 2017/07/16 19:46:31 | |
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