と言っても、古い鏡台のお話しです。
空き家となっている実家を整理してたら、
自分の母親が終戦後間もなく、花嫁道具として買ったと言う
古い鏡台がありました。
傷みのひどいタンスなんかは
バラして大型ゴミに出したんだけど、
これは長女が是非欲しいと申し出てくれて、
そのままでもいいから、とは言うものの、
少し手を加える事になりました。
「ばあちゃんが長い間大切に使ってきた感」を残したいとの事で、
傷やへこみは補修せずに、
剥げた表面を少し削って塗装する事に。
先ずは240番のスポンジサンダーで荒削り。
次に400~600番のサンドペーパーでやや滑らかに。
何れも100円ショップで購入。
大半は手作業でしたが、
最後は少し文明の利器のお世話に^^;
ほぼ、磨き作業が終わりました。
塗装にも100円ショップの刷毛が活躍!
合わせの隙間やぐらつきのある個所は、
木工用の瞬間接着剤で補修。
引き出しの内側は、水性の艶消しを選択。
これ実は、パジェロの全塗装に使用したのと
同じシリーズです。
が、
な感じになりました。
今回、表面に使用した水性ステイン、
刷毛で塗るのではなく、布で刷り込みます。
靴にクリーム塗るような、不思議な感覚ですね。
本体の裏や鏡の裏は、
別の水性のステインを使用しました。
こんな感じの仕上がり具合です。
鏡を固定するねじの受け側が摩耗してたので、
新たに穴を開け直して、ボルトも太いサイズに換えました。
本日、無事長女宅に届けてきました。
「使い物にならんよ、捨てんさい。」と言ってたばあさんも
孫が使ってくれるという事で、とっても喜んでくれました。
次女から「自分の孫の代まで使いんさい!」と伝言が。
さて、この鏡台が天寿を全うするのは何年先になるやら^^;
64年の時を経て、
世代を超えてしっかりと受け継がれました。
Posted at 2018/09/02 18:35:02 | |
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