少し前置きが長くなりますが、
娘が小さかった頃に雪遊びで通っていた
「いこいの村ひろしま」スキー場へ行ってきました。
お昼をいつもの道の駅「来夢とごうち」で済ませ、
いざ、いこいの村目指して出発。
この辺はまだ雪も降っていませんでしたが、
走り初めて10分も経つと
次第に降る量も多くなってきて
恐羅漢スキー場への入口辺りでは更に増えて、
三段峡別れの三差路では、
路面もかなり白くなって
上って行くにつれて、
しばらくするとハザード点けて停車している車が、
先の方に横を向いた車がチラッと見えて、
動きそうにもないので歩いて行ってみると、
大型のワンボックスが真横を向いて
2車線を塞いでました。
スリップ? と思いきや、どうやら
ガードレールにぶつかった勢いで
真横を向いてしまったらしい。
車の左の角はぶつかった衝撃でかなり壊れ、
ラジエターの不凍液も流れだしていました。
山間の県道とは言え、この先のスキー場に通じる
唯一の幹線道路。
あっと言う間に上も下も渋滞が...
取り敢えず動かそうという事で、
近くの車から皆さん降りて来て押そうと試みましたが
圧雪路面に足が滑って力が入らず。
そうしているうちに、上から4輪チェーンのランクルが、
引っ張ろうという事になったのですが、
それなら麓方向へ引っ張った方が良いのでは?
という事になって、パジェロの出番となりました。
ランクルから牽引ロープを出してくれて
皆さんで力を合わせて山側へ寄せる事が出来ました。
さて、前置きが大変長くなってしまいましたが、
タイトルの本題は、実はここなんです。
誰が決めたわけでもなく、
通路が確保出来たと同時に、上と下に分かれて
5~6台ずつ進行の合図を出して交通整理。
手で大きく○×を出しながら、絶妙のタイミング。
驚いたのは、交通整理しながら「お待たせしましたぁ!」
と次々に通り過ぎる車にお辞儀してるんです。
当事者でないのに、中々言えません!
こちらの頭が下がりました。
フックがないのに上手くロープを掛けてくれた方、
引っ張るタイミングを手で合図してくれた方、
雪で真っ白になりながら車を押してくれた方、
ドライバーさんに「大丈夫ですか?」と優しく声を掛けていた方、
そして何より、ずっと足止めされていたにもかかわらず、
自分の前を通る際に、窓を開けて
「ありがとう!」 「すみません!」と声を掛けてくれて
手を振りながら通り過ぎて行ってくれた方。
思わぬハプニングではありましたが、
気持ちがとっても温かくなりました(^^)
そうこうしている内にお巡りさんが到着、
バトンタッチして、再びいこいの村を目指しました。
進めば進むほど雪の量も増えて、
前が見えませ~ん!
何とか現地へ到着。
20年ぶりに訪れた懐かしい場所のはずですが、
そんな想い出に浸っている状況ではなく
積雪で出れなくなる前に、写真だけ撮って
早々に退散しました。
下の県道へ下りるにも悪戦苦闘。
帰路も雪がおさまる気配はありません。
トンネルの出口では急な吹雪で視界ゼロ!
途中、車を引っ張った現場で、例の車が
無事レッカー車に積まれていました。
来夢とごうちまで何とか戻ると
さっきまでの雪は何だったんだ?
ホッと一息、一休み。
先日、長女がカミさんとお揃いでブーツ買いました。
しっかり役に立ちましたね。
想定外のハプニングではありましたが、
たまたま通り掛かった皆さんの心優しさと
ほんのり温かさに触れた一日になりました。
そして、乗っておられた方に怪我がなかったのが
何よりの幸いでしたね(^^ゞ

Posted at 2017/01/22 22:10:44 | |
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