インジェクター交換（その３）

インジェクター取付が完了したら、取り外したパーツをもとに戻す。
そのまま始動するとインジェクター容量が違うのでヤバイことになる。なのでインジェクター補正を行う。パワーFCがあれば手元でこの操作が可能。

ノーマルインジェクター
噴射量　　　　　　　　　３６０cc/min
無効噴射時間　　　　０．７６msec

SARDインジェクター（63569）
噴射量　　　　　　　　　５５０cc/min
無効噴射時間　　　　０．８０msec

噴射時間補正　　　　
３６０÷５５０×１００＝６５．５％

無効噴射時間補正
０．８０－０．７６＝０．０４msec

と言うわけで、これをFCコマンダーにて入力。
ただし、ショップの人に言わせると最低限の補正であり実際はインジェクターのセッティングも個別でする必要があるとのこと。詳しく説明してくれたが俺には話が雲の上。

エンジンを始動します。
３０秒間ほど、アイドリングの乱高下したが一応、ストールせずに一発始動できた。でも、ショップでセッティングとるまではかなり調子が悪かったのは事実。

インジェクター付近を見て、燃料漏れがないかを確認する。
まれにインジェクターは初期固着を起こすことがあるらしいので触診で作動しているか確認する。触ってカタカタと小刻みな振動（電磁弁の作動）が伝わってくれば少なくとも作動はしている。作動していない場合は衝撃を与えるらしい。

以上で作業は完了ですが、作業をミスっていたので番外編。

念のためインジェクターを見ているとなんと一番のインシュレータがズレているのを発見。
あれだけ確認したのにズレているハズがないと思ったが、デリバリーパイプ固定後にこうなるはずがない。おそらくデリバリーパイプ固定のボルトを締め付けるときにインシュレーターがズレてしまったものと思われる。

サージタンク、インマニを動かさなくてもデリバリーパイプには多少の自由度があるのでこの状態で修正作業。
デリバリーパイプの固定ボルト３本を外して、インジェクターをホースに差し直しました。さし直すときはインシュレーターをガソリンで潤滑させておきました。新品のインシュレーターでまだ半月ほどなので型もついておらず素直に戻ってくれました。何度も確認が必要ですね。