
電気自動車の技術の粋を集めた車を運転してきました。
実は言うと今みたいに市販される前に、コルトEVをモーターショーで試乗しています。あの時の感動とは違った意味で感動しました。性能で言うと、、、約8倍の馬力、、、、。
車のスペックは300~400馬力。車検で必要な出力表示で言うと225kw~310kww。リアにモーター2つですから、1個あたり100kw超え。ハイスペックなんですけど、知らない人はポカーンだと思います。モーター制御をモニターで制御できたりします。車載PCでニコ生やりながら、燃調マップとっていじいじして走るのをシンプルにした車だと思って良いです。

乗った感覚を書くとまず。
鬼トルク
これは、内燃にはできない芸当です。直接ホイールまわしてるんだからね。個人的はホイール1個ずつ動力分散するべきと考えてるので、これはインフラ整備の話になるから別なのですが、将来性として期待しておきたいですね。
走るアクセル操作については、そういう加速性能に富んでいるので、セリカ(ss1)の約3~4倍程度の加速感を得られます。踏み込みというか、くしゃみが本当に怖い車だと思います。ダイレクト感がある分ましですが、一般的には穴に吸い込まれる様に、気づいたらスピードが出てる車になると思います。モーター制御でクリープ現象を再現できます。(今回は制御外しました。)
曲がるハンドル操作については、モーター制御によって軽くも重くもできます。最初はセリカよりでした、軽い設定にしただけでマツダ車に近くなりました。車体に依存するならば、セリカに近い操作感を作ったほうが、良いと思います。
止まるブレーキ操作については、電気自動車ならではの回生ブレーキ設定ができます。ぶっちゃけセリカのエンブレでも強いと思っていたのですが、常に1速エンブレ懸けている様な設定にもできます。ストイックに電気を延命するのは必要な技術ですが、エンジン車と同時に走っている以上、お釜堀で後続が残念な人続出すると思います。実際のディスク設定はふんわりブレーキでセリカに近い高い安全性能を持っています。
サスペンションについては、モーター特性を有しているのでかなり車体にねじれが生じます。その為、後部のサスは非常にでかいです。トラック並です。見えてないけど。縦に力を逃すって言うのは大変なんだけどね。鬼トルクを常駐させる為に、トルクの割にふんわりしてます。これを高級感と言うのかどうかって問題も有りますけどねw
そうするとどんな車体かって話になります。テスラモデルSは足元にバッテリー積み、トルクによる車体ねじれを防ぐために、車長伸ばされてます。この点はセリカの類似点としては分かりますが、車両剛性としては、フェアレディZやポルシェの形が良いと思います。ばねを弱くするならマセラティのようにするべきだと思います。これは好みの問題が大きくなりますね。
車体・視認性についてはでかい・見えない。セリカの様な視認性がない。ミラーのサイズ5分の3で良いレベルと言っておきましょう。慣れの問題でしょうが、こういうのが高級車やスーパーカーが謎運転に繋がるのだと思います。
内装ついては良くできてるんじゃないかな。手間はかけてると思います。うん。7人乗りw
音響については、エンジン音が聞こえない分車内の会話がしやすいです。ロードノイズが最初適度に気になる程度です。音楽を高音質聴けるとは紹介されていますが、映画館以上音楽ホール以下ぐらい、市民ホール小サイズの音響処理じゃないかな。と、2000X所持者が言ってみる。
維持費については、最初にお金ポンとだせるなら買い。なんせ、毎年の自動車税は3万円。燃費は1キロ1~2円。ただし、充電とメンテナンスのインフラ整備が急務。損益分岐点が果てしなく謎な車になります。
総評
技術を集めた車です。ここまで良くぞやったと思います。刀や弓の様に部材を生かした上に更に肉抜きする様なもんです。使い手を選ばないものになっていきます。これはその特性を敷き詰めれば当然の理でしょう。だからこそ、力の無駄遣いともいえるかも知れません。最高速を150キロ程度にすれば航続距離も7.800キロ程度にもできるでしょう。一般的にはそんなもんで十分です。アクセル開度はコントローラーでどうにかなるでしょう。現状でも50前半出すでしょうが、距離伸ばしたら筑波40秒代でしょう。おいおい。(電機自動車の不思議の一つですよね。w)電池減らして軽くしてください。はい。
一般販売する時にどんなスペックが出てくるか楽しみです。その時は追剥してあげるね♪テスラをクレジットでペイパルで買えばいいんですね。分かります。
因みに他の人のインプレ↓
http://toyokeizai.net/articles/-/22428
あっどうぞどうぞ。以下本音↓
ここまで言うとセリカを選ぶ理由が酷いですねw。車体剛性が分かりやすい。←<動力性能を生かしやすい!楽しめる!>←電気自動車にしやすい。
その為の試乗だよね。あの時は流石に言えないけどw初めての電気自動車スーパーカーでしたから運転すると言う意味ではとても楽しかったです。左ハンドル初体験ででかいんでヒヤヒヤでしたけどね。案外運転できるもんですね。最初だけお約束のワイパーウィンカーやりました。
Posted at 2013/11/28 15:10:41 | |
トラックバック(0) | 日記