
朝起きたら、とてもよい天気。
「高速道路を走ってドライブに行きたい気分だね。」と子供達に話したら、
「今日ははピアノのレッスンが休みで予定はフリー」とのこと。
「それでは、GWに行けなかった
黒部ダムに行こう」ということになった。
仕事がある妻を残して、愚息と娘を連れて長野県の黒部ダムまで行くことにした。
往復500キロ程度だから、ちょうど良い日帰りコースだ。
近所のGSで満タン、エアーチェックをして出発。
ドア横のシールには、空気圧は2.4kg/cm2と記載してあるが、0.1kg多い2.5kgにセットした。
自宅近くのICから高速に乗ると、早朝なのでさほど混んでいない。
東北道、北関東道、上信越道を通るルートを目指す。
北関東道に入ると、追越車線のペースが速い。
法定速度の4割から5割増しで流れている。
しかし、たまに追越車線をのんびり走る車がパッと飛び出してきて、
追越車線を走る車は一斉にブレーキを踏む。
たちまち追越車線の流れが悪くなる。
のんびり追越車線を走る車のドライバーは、大体はミラーを見ていないのが窓から見える頭の動きで分かる。
後ろの車がライトを点けたのをミラーで見て気付き、慌てて走行車線に戻るならまだ許せるが、
ライトを点けても気付かずにそのままのんびり走るドライバーもいる。
休日の昼間の高速道路は非常に走りづらい。
VQ35DEの加速は、必要にして十分。
少しアクセルを踏み込むだけで十分に追越車線の流れに乗れる。
トルクのあるエンジンは、非常に高速道路での運転が楽だ。
関越道を少し走り上信越道に入ると、急勾配、Rが深いコーナー、継ぎ目のある高架線、トンネルが続くなかなか楽しい?テクニカルなコースになる。
但し、ドライでもテクニカルなので、雨の日には事故も多そうなコースだ。
特に勾配やトンネル内で周りの車の流れるスピードが上がったり下がったりするので、余計に走りづらい。
E52のCVTも、勾配が続く箇所では、CVTの滑りを感じながら走ることになる。
エンジンの回転が上がり気味だ。
追越を掛けるときは、勾配がある箇所はそれなりの回転を回さないと、十分な加速が得られない。
車重のある車とCVTのパッケージでは、高速道路の急勾配が一番苦手な状況だろう。
今日は天気もよく、気温も高かったせいか、タイヤの内圧も上がり気味だったと思う。
どんどん乗り心地が固くなった。
高架線の継ぎ目が続くコーナーでは、重たいはずのフロントも跳ねて、タイヤ1個分ほど走行ラインから外れる。
夏場の高速道路走行では、内圧上昇も考えて、基準値の2.4kgの空気圧で十分ということだろう。
3名乗車の加重では、固めの乗り心地だった。
長い時間、速いペースで走る
BMW320iのセダンの後ろを走行した。
E52で十分に付いて行くことが出来たが、走りの質の違いには差があった。
BMWの320は、すべてのコーナーで安定したロールで、足がしなやかにストロークしているのが良く分かった。
高架線の継ぎ目の動きも、ショックが一発で揺れを押さえ込み、タイヤが路面を離さない動きをしていた。
E52は、さすがに法定速度5割り増しの速度域だと、ロール感とフラフラ感、上下のピッチングを押さえ込むのは難しいようだ。
逆に、法定速度域だとパッセンジャーには丁度良い穏やかな動きになる。
各自動車メーカーが考えるそれぞれの「コンフォート」には、違いがあるようだ。
それにしても、BMW320はしなやかな良い足の動きをしていた。
今度試乗してみよう。
今回の走行状況では、ブレーキの効き味も、いまひとつだった。
追い越し車線の流れが詰まり、法定速度5割り増しからの制動を短時間で何度か繰り返すと、
ブレーキの初期制動の落ち込みを感じた。
踏み込むとそれなりに効きには問題無いのだが、ブレーキのフィールは悪くなる。
高速域での制動が苦手なのは、車重のある車では致し方ないことだ。
これを改善するには、ポルシェカイエンと同じくらいのブレーキシステムを装備するしかないのであろう。
ブレーキパットの問題ではなく、ただ単に車重に対するブレーキ容量の問題だと思う。
E52エルグランンドの快適さを十分に味わうには、追越車線の流れに乗るよりも、
ゆったりと走行車線のクルーズを楽しむのが一番快適ということが分かった。
長野県の小諸ICを過ぎたところで、
愚息、「あ!今日、1時半から塾の授業だった。。。」
私、「代講はあるのか?」
愚息、「代講は無い。」
私、「じゃ、帰ろう。」
娘、「えー!いやだー。」と泣き始める。
愚息、「(無言)。。。」半べそ。
次の上田ICで高速を下りて、そのまま引き返した。
上田まで来ていたので、「今日は塾を休みなさい。」と言いそうだったが、
「学生は勉強が本分」を忘れてはならないので、引き返すことにした。
久々に黒部ダム、見たかったなぁ。。。
往復400km、長野まで行って、なにもせずにに通り過ぎて12時に帰宅した。
愚息は、昼食を食べて塾へ向かった。
私は昼寝をすることにした。
エルグランドと前車のベンツCクラスでの運転疲労度を考えると、おそらく2倍は疲れる。
高速でE52を運転すると車の動きが自分の予想と違う動きをするから緊張するので、気疲れするのだと思う。
昼寝をしてから、夕方に洗車をした。
高速道路の走行で、虫が沢山ついてフロントガラスもフロントグリルもベトベトだ。
シャンプーを掛けて水洗いをして、シュアラスターゼロウォーターを塗布。
1回目ほどの劇的な効果はないが、ガラスのような透明感があるボディーになった。
引き続き3回目の塗布まで効果をレポートしたい。
フジコーポレーションのホイールシミュレーターのCGが面白い。
ホイールとサスペンションキットが欲しいな。
でもまだODメータは5500km。
暫くは、ノーマルのセットを満喫しようと思う。
特に、タイヤとショックの経年変化に興味がある。
車高は下げたいのだが、私の使用環境では、ノーマルの足回りが一番快適だ。