皆様ご無沙汰しております。
現在、いくつかの講演会を拝聴したり、放射線量を調査するNGOの方々からお話を伺ったりと、原発・放射能関連の情報収集などに追われ、ほとんどこちらに手が回らない状態となっておりました。
私が暮らす秩父地域でも、ミューズパークの駐車場など、20,000Bqを越えるホットスポットが点在しています。
通常、20,000ベクレルを越える放射性物質は、地方自治体が引き取らなければならないことになっていますが、空間線量において基準値を超えていないため、地元自治体では除染などの作業を行わないとの方針だそうです。事実、数日後に私自身も同パーク内駐車場にて計測したところ、2.7μSvとなっていました。この数値は、昨年6月ごろの宮城県那須高原に匹敵する数値です。
また、関東では空っ風と呼ばれる季節風が吹き荒れる頃となりましたが、この風に乗って放射性物質が舞い、それを吸入することで内部被ばくを促してしまいます。
しかし、子供たちはめったにマスクをしていません。
そもそも秩父地域は重点調査指定区域となるところを自治体が断ったため、行政による精度の高い調査が行われないという実態があります。汚染の「現実」よりも、「風評被害」という名の「拝金主義」を優先したと言わざるを得ません。残念ながら、同自治体の公式サイトではその「20,000ベクレル」検出されたことが隠され、何も問題がなかったかのような表記がなされています。
現在、福島第一原発では、冷却作業が続けられているわけですが、4号炉建屋内には使用済核燃料棒5千数百本がプールに収められています。しかしプールの強度が次の大地震には耐えきれない状況になっています。万一再び大地震が発生した場合、冷却機能を失った使用済み核燃料は再臨界し、メルトダウンを経て前回を上回る大量の放射性物質を空気中に拡散させ・・・・・もはや東日本も西日本も関係ない汚染地帯を日本列島に形成してしまうことになります。
すでに今回の放射能汚染により、今後10年間に、少なくとも原発から100㎞圏内で10万人、100-200㎞圏内で12万人が、放射線障害によりガンにかかると予想され、実際はこの10倍以上の罹患者が出ても不思議はないとのことです。
『第二のフクシマ、日本滅亡』 in 高知 (「福島原発事故の真相と放射能汚染の恐怖 伊方原発を完全廃炉に!!」)
http://www.janjanblog.com/archives/69787
また、大飯原発が再稼働し、地下に活断層があって大地震が発生した場合、もはや日本には逃げ場所が存在しないことになります。日本のほぼ全土が強度の汚染地帯となるからです。
新聞・テレビ・ラジオでは原発関連のニュースがめっきり減ってしまいましたが、実際は多くの方が想像している以上に厳しい状況にあり、いかに日本のマスメディアや行政府が現状を伝えないか、驚きを禁じえません。
みなさん、十分ご注意ください。
東日本にお住いの皆様、お子様がいましたら、外出時は必ずマスクをさせてあげてください。
必ずです。
Posted at 2012/11/28 18:50:07 | |
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危機管理(risk management) | 暮らし/家族