●追記 示談成立のご報告 ●
先日 今回の事件について示談成立したことを、ご報告申し上げます。
また、被害をうけたカローラの廃車手続きが全て完了したことから、私の中で区切をつけ、事件の解決として示談に至る経緯を書かせていただきます。
私は少年の代理人である弁護士と今回、交渉してきました。
⚪︎示談額について
まず、今回の被害は以下の通りで、改めて修理見積りをしたところ、70万円でした。
そして、当時この車両を購入した金額は50万円。
これは、修理費が車両価格を上回る「経済的全損」になります。
その為、修理よりも買替えを選択した訳です。
私は、相手側に買替えに掛かった費用を請求するべく交渉してきました。
しかし、損害賠償には「原則」が存在します。
それは‘‘修理費が時価額を超える場合、時価額をもって賠償する’’ というものです。
これは最高裁の判断に基づいているようです。
自動車においての時価額とは、‘‘同程度の車両の流通価格’だということ。
そして、この店頭販売額の基準が「レッドブック」に載っている価格になってしまいます。
私は、この時価額の壁に阻まれました。
このカローラの時価として、相手から提示された金額は「¥39000」でした。
これは、私が車両の車検証を送り、それに基づいて相手側が算出した額です。
正直、バカにしてると感じました。
どういった査定したか、わかりません。たぶんレッドブックを参考にしたんだろうとは思います。
レッドブックを見たことないので、その内容はよくわかりません。
しかし、買取査定の事例で同年式、20万km超えのカローラが20万円以上の価格がついています。
ただこれは、状態やグレードによりますが。
ただ、実際私のカローラは多数改造され、みんカラにアップしている。
走行距離、15万km超
元々、修復歴にあたる破損ヶ所もあったことから
私が相談した弁護士の意見を聞き、自身で時価額15万円として交渉を進めました。
また、カローラはボロボロではありましたが、動いてくれたので代車費用は請求に入れません。
まあ、弁護士は最高裁さまの判断を基に時価額で固執し、譲らないだろう。
と考えて、違う方向で示談額をあげることにしました。
それは純正に含まれないが破損した後付けのパーツを請求するということです。
・傷の入ったアルミホイール
・破損しなければ、使い回すことができたフロントエアロ、サイドステップ
・ATFクーラー
・割れたHIDバルブ
合計で10万円は超えます。
以上の請求の旨を伝えると相手側は少年ですから賠償金が少ないので 7万円が限度だと言いました。
なんだかんだ、交渉があり、
ならば、こちらとして10万円ならば示談する。と伝え、再度交渉。
結果、示談額は10万円となりました。
⚪︎なぜ示談にしたのか
やはり、上記の時価額というのが大きいです。
最高裁が時価額以上の賠償をしなくてよいとしている以上、
裁判を起こしても、時価額を大きく超える判決をとるのは厳しい。
例えば今回の場合、買替えに幾ら掛かったから、○○万円を請求。というのではなく、
カローラにもっと価値があると証明して時価額自体を上げる裁判になってしまう。ということです。
もし、時価額をあげてもらうとしても、期待するような大幅な金額増加となる確率は低い。
さらに、こちらの車両状態を詳しく見せることにもなるため、どちらかと言えば不利になります。
裁判を起こした場合、裁判費用、弁護士費用を考えると赤字になる確率が高すぎるのです。
私も、自身で弁護士を捜し、法律相談をして、今回の示談という結論に至りました。
また以下のことを、この弁護士に聞いたり自身で調べてみました。
⚪︎この少年の施設の責任問題を問えるのか。
施設で生活しているので、施設外の出入りも可能だろう。その少年の全ての行動を管理できるわけではない。
管理責任を問える可能性自体はある。
ただし、厄介なのは県の施設であること。 裁判を施設相手に起こした場合、県が徹底的に闘ってくるだろう。
1度判決を認めた場合、施設側の責任を負う範囲が広くなり、施設に入所している子供が起こした事件について、全国で裁判が連発する可能があるからだ。
といった難しいことがあるようです。
国や県は金持ってますから、裁判費用なんて関係ない。最高裁までいったら、こちらの費用が馬鹿になりません。
⚪︎盗難車の持ち主に請求できるのか
盗難車の持ち主に損害賠償請求できるのは次の場合のようです。
・車を盗み運転していた犯人が不明であること。かつ、持ち主の管理に落ち度があること。
持ち主の車の管理が不適切で、盗難されて、その窃盗犯が見つからない場合は、この車の持ち主に損害賠償請求できるようです。
しかし、今回は犯人がわかっている。 この場合は犯人に請求するのが当然です。
…そりゃそうですね
⚪︎そして、親に請求できるのか。
当然できます。自転車事故で母親に1億円の賠償を命じた判決があるのですから。
しかし、今回は少年は児童手当と今回の賠償の件で借金をして、お金を用意しました。
少年にも賠償能力はあるということになります。
私の場合、上記の時価額の問題で少年が持つお金で賠償できるということで、親は出てきませんでした。
裁判して時価額を上げられたとしたならば、少年のお金で足りない分を親に請求すればいいことになります。
納得しているかといえば、していません。
相手方と金額で色々揉めましたが、時間的損失、裁判費用を考えると、この示談というのが1番適していたと思います。いや思いたい。
しかも、車の名義が父親だったので、示談手続きにおける方向性・示談金額で合わなかったり、廃車手続きが大変でした。
しかも車の購入代を出してくれたのは家計からだったので、
あくまでも示談金は、ほぼ家計のものになり、大事に乗ってきた私のものにならないのが、後味悪いですね。
色々と揉めたり、時間は掛かりましたが、事件解決という形になりました。
最後に
コメント、メッセージ、トラックバックを頂いた皆様!
貴重なご意見、激励、本当にありがとうございます
また、イイね や 他のSNSなど多方面で拡散して頂いた皆様!
ご協力ありがとうございます。
皆様の お力添え、誠に感謝します。
ありがとうございました!!
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とんでもない事件に巻き込まれました。
こういった事件にちょっとでも詳しい方、アドバイス・お力添えをお願いします。
また、「イイね」等での拡散も歓迎します。
1番下に追記で書きましたが、相手側は弁護士を使って私に連絡をとってきました。
さらに、このブログを相手側弁護士が見ているようです。
もし私がとるべき、行動や対策などが思いつかれた方、
私の方に直接メッセージでいただけますようお願い申し上げます。
応援コメントなど、まだまだお待ちしております。私の戦う力になります。
よろしくお願いします。
だいたいの事件状況
5/9の朝7時頃、私は東京での就職活動の為、西武秩父線 芦ヶ久保駅前駐車場に車を停めました。
そこからは電車で東京に向かいました。
就職活動が終わり、午後5時すぎに車を停めた芦ヶ久保駅に帰ってきました。
駅のホームからは駐車場がよく見えるのです。
私は電車から降り、ふと駐車場を見ると… ちゃんとまっすぐに駐車したはずの車の向きが曲がっている!?
さらに周りをみると、無残なバンパーの破片も…
「あっ‼︎やられた!!! 」
慌てて、駅員に状況説明を求めました。
駅員:「午前11時過ぎにですね、警察に追われた盗難車が…」 ←この時点で自腹も覚悟しました(-。-;
「駅の駐車場に逃げ込みまして、警察から逃げ回っているうちにバックであなたの車に当たったようです」
「しかも、犯人は14歳の少年らしいですよ。 車の持ち主が帰ってきましたら、秩父警察の方に連絡を入れて欲しいと警察から言われてます。」
はあぁぁぁぁぁぁ!?!? なんだそりゃぁぁ!!?
盗難車のうえに、無免許。しかも14歳…?!?!
ふざけやがってぇ!!……とりあえず、車の現状確認をしました…
うわぁ〜〜、無残な姿がそこに…
まず、秩父警察に連絡して事故処理をしてもらうことになりました。
その間、車両チェック。
バンパー、グチャグチャ。
ホースメント、フェンダーもクシャリ。
ラジエター、ATFクーラーも押されて曲がってましたが、油脂類の漏れは無かったので自走可能状態でした。
しばらくして、警察到着。事故処理と共に、現在の状況を聞きました。
警察:「犯人は狭山の児童養護施設から逃げ出した14歳の少年で、その後逮捕されました。」
「狭山で車を盗み、秩父まで来て、パトカーが盗難車を発見し、緊急走行で追跡。国道299号を飯能方面へ逃走中に、この駐車場へ入り込んで事故を起こしたようです。 あなたの車に当てたあと、パトカーは盗難車を止めてることは出来ず、逃げられました。」
「事故発生時間は11時過ぎですね。 あと少年が盗んだ車はラクティスです。」
「また、どうやら逃走中に他の車に何台も当てているようです。」
…そんなことを言ってました。
さらに、盗難車であることから保険無し。親に損害賠償請求しても、養護施設に居た子供ということから、親もまともでは無いだろう。
14歳では、損害賠償能力もないでしょう。
…といった話もしました。
要約すると、泣き寝入りになりそうだ。ということですわ…
盗難された車の持ち主の管理の甘さもあるが、この人に請求するのは…
あとは、養護施設の管理責任を問うか、このクソガキの親が判明すれば、こちらに請求するしかない。ただ、上記で書いたように養護施設に預けているようだと、難しいだろうか…。
私としても、もちろん何かしら行動をとるつもりでいます。
警察からは、そのクソガキの親の連絡先が判明すれば、
私の方に連絡をするようにします。と言われているので、判明次第、親に請求するつもりです。
それが無理なら、養護施設にも請求します。
また他になにか良い方法があれば、アドバイスお願いしたいです>_<
…しかし、こんなことが世の中起きるものなんですね、。
私の保険は、車両保険を付けていませんでしたので、加害者側からの補償がなければ自腹になります。
やはり、車両保険は付けるべきなのか。と感じました。
こんな一歩間違えば死者が出てもおかしくない状況だったのに、
14歳という年齢の壁で、どうせ大した処分を受けずに社会にでてくるんだぜ。きっと。
また人の大事なモノを壊しておいて年齢故、その賠償責任を負うこともないかもしれない。
この怒り、どこにぶつければいいのか…自分でもよくわからないし、
しょうがないの一言で片付けられるはずもない。
ホント法律で許されるならば……、やっぱり言わないでおこう。
この日はボロボロのバンパーを回収し、そのまま自走で帰りました。
そして修理するか、買い換えるか判断するため、10日の午前に板金屋に見積りを出した所、
修理費金額が40万円から、と言われました。ヘッドライトやラジエター、色々含めると、おそらく50万円は越えるでしょう。
ホントふざけんなよ…
また昨日時点では、よくわからなかった損傷具合が詳しく判明しました。

これが正面。車両の左フェンダー側。だいぶホースメントが食い込こんでる。

ヘッドライト固定部はグチャグチャで、ライトが飛び出てる。

左フェンダー側を真上から見た図。フレームが右側(車両外側)に曲がっている。
どうりで、ステアリングがおかしい訳だ。

ホント酷い状況だ
修理費40万円と聞いて、さすがに廃車しようと決心しました…
くやしいな…。いままで整備や改造やら、ものすごく手をかけていた車両だったから、ずっと乗り続ける気でいたからね。
ただ、1番手をかけたブレーキ周りが無事だったのは何よりの救い。
これだけは、損傷せずに残ってよかった!
追記です
秩父警察より連絡がありました。
相手が少年であることから、相手の連絡先を教えてもらえず、
私の連絡先を相手に教えて、連絡が来るのを待つ形になってます。
…連絡こなそうだな、
なかなか、忙しいので弁護士に相談する時間もない。
とにかく、まずは時間作って弁護士と相談したいと考えています。
さらに秩父警察より電話。
あなたのカキコミ(要するにみんカラの、このブログ)見ましたよ。
相手は少年の為、個人特定するようなカキコミは、避けてくださいね。といった念押しな内容でした。
まったく! コレだから少年は厄介だ。
少年法なんて、いらねー。
一応、少年の養護施設名も、できれば出さないでほしい?とのこと。
じゃあ、伏字で!
○玉県上○市 ○尾宿 にある、埼○学園
です!
事件現場状況を書き足します。5/14に写真を撮りに行きました。
まず事件現場は、西武秩父線 芦ヶ久保駅。
道の駅 芦ヶ久保のすぐ上にあります。

芦ヶ久保駅へ行くには299号から一本道を通るしかない。
白い線で囲っているのが私が停めた駐車場。
見てのとおり駐車場は、まさに袋小路です。
①から撮った画像

299号からココを曲がると芦ヶ久保駅へ行けます。
どうでしょう? 非常にわかりにくいと思いませんか?
②から撮った画像
③から撮った画像
④から撮った画像

ココが駐車場です。②、③以外にこの駐車場に来れる道はありません。
この先、完全に行き止まりです!
⑤駐車場の画像

事件当日は、黒い軽バンの位置にカローラを停めていました。
何故これらをUPしたかと言うと、警察の不適切な追跡があったのでは?と考えたからです。
私も追跡の詳しい状況を聞いてませんので、
以下は推測と私の意見を含みます。
まず明らか駐車場への入り口がわかりにくい!
なんで、わざわざこんな所に犯人は逃げ込んだのか?
警察がワザとここへ逃げるように仕向けたかもしれない。
そして、芦ヶ久保駅駐車場の構造。
地元の警察ならば、この駐車場までは一本道で他に逃げ道が無いことはわかっていただろう。
だったら駐車場までパトカーで侵入せずに、パトカーで道を塞ぐように停車しておけばよかったのでは。そして、明らか危険な運転手だとわかっているのだから、パトカーで道を塞ぎ、パトカーから降りて拳銃を使用してまでも停止させるべきだった。
そして、袋小路で行き止まりである駐車場であるにも関わらず、オレの車に当てた後、犯人を取り逃がしたと言うではないか! 全く情けない!!!
上記で書いたように、犯人に逃げられたということは、駐車場へ続く一本道にパトカーは待機していなかった。
要するに、執拗に駐車場内までパトカーが侵入し、犯人を追いかけたということ!パトカーは複数台だった?との情報もある。だから、変に挟み撃ちしたんじゃないの?
駐車場内で無理に追い回したり、挟み撃ちでもしなければ、私の車は当たらずに済んだだろ!
そもそも今までパトカーで追跡し、停止命令も聞かずに犯人は暴走を続け、逃走途中にトラックと接触したと聞いている。
間違いなく、犯人の行動は危険極まりない暴走行為でありるのは明白。だったら、この時点で無理な追跡をせずに打ち切った方がよかったと考えられる。