信号情報活用運転支援システムの公道実証実験を宇都宮市で実施するそうです
http://www.honda.co.jp/news/2014/4140328.html
信号情報が与える影響について、渋滞情報の観点から考えてみたいと思います。
渋滞情報はVICSやフローティングカーデータ等の民間プローブから作成されています。
渋滞情報には混雑度合いと、道路を走る時間を配信しているのですが、この時間というのがクセモノです。
走行時間を計測するフローティングカーの渋滞情報では、走行時間に信号の待ち時間(ゲートコスト)と、道路を走る時間(リンクコスト)の2成分が混合してしまいます。
一方で、信号機の奥側に設置してあるトラフィックカウンターで通過する車両を観測するVICSでは、青信号で加速した車両の動きを観察することが期待できるので、ゲートコストの成分が比較的に混ざりにくいと言えます。
この実験では、直接的に信号機の動作を知ることが出来、今までのITS情報で分離が難しかったリンクコストとゲートコストが切り離す事が可能になります。
これは、次世代のカーナビゲーションシステムの性能にも大きく影響することに成ると思います。実験の成功を心より祈念しています。
Posted at 2014/03/28 22:48:02 | |
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