Gypsy satellite1407のブログ一覧

前回の日記の ブレーキメンテ作業が一段落着いた後、
洗車してから 水切りの為、ぷらぷらお散歩に出かけた。

走り始めてすぐに、

近所の友人Jくんはどうしてるかな？

と、思って 立ち寄って見ると…

丁度、奥方のHちゃんと、子供達が
外出先から帰って来た所で、Jくん本人は
不在だったのだが……

玄関先には 立派なエンジンクレーンが……

Hちゃん曰く、「また無断でこんなん買っちゃたんですよぉ～～」

と、笑いながら話してくれたのだが…

……かつては彼女も、ベタシャコのTA27-LBと
　　　XJR1200を転がしてた、いかしたね～ちゃんだが……

僕も、目ん玉ひん剥いた。
閑静な住宅街の路地に、エンジンクレーン！
サイコーだぜ!!

そうこうしてる内に、Jくんがチャリで帰宅。
近所のホームセンター
 …以前、僕が日記に書いた所…
で、24mmのソケットを買って来た所だった。

Jくん曰く、「車検なんで、Eg積み替えなくちゃならなくて…」

彼のマシン/310サニーは、キャブと足回りは公認だが
今年の夏に、東名の80度カムを使いつつ エアコンを
生かすと言う、中々大変な仕様に変更し、その際に、
A14改を一基作って、積み替えていたのだ。

真夏の夜に、一回乗せて貰ったケド、久々の
メカフルチューンは ご機嫌だった。

当然ながら、そのままじゃ車検は……キツイでしょ。
なんで、温存しておいた ノーマルA14にスワップする
作業をしてたところだったのだ。

僕も、洗濯物をコインランドリーに持っていくのも
忘れて、夜半までにぎやかしして、翌日も顔を出す
約束をして、ウチに洗濯物を取りに戻ったのだった。

さて、翌日。

ベッドの中で、なんとなく雨音が聞こえて

「ああ、Jくんも、これじゃあ作業してなかっぺよ」

と、勝手に思い、２度寝してしまった。

ところが、午後になって再度目を覚まして、
外を見てみると、な～んと降って無いし～
夜は別件で出かけなきゃならないのだが
取り急ぎ、Jくん宅へ向かうと…

既に ノーマルEgは載ってて、ミッション/ペラシャフトも
付いてて、しかも前足もノーマル車高に戻してあり
丁度、マフラーと後足をノーマルに戻している最中だった。

スペースと時間の制約が有る中、朝９時から作業を始めて
15時にはここまで進めてるとは……

Jくん、アンタぁ凄げぇぇ～よ!!

取りあえず、僕は サニーを馬から降ろすところまで
付き合って、Jくん宅を後にしたのだった。

…帰り道に、置物になっているかろ～らを
もう一度、動かそうかな…

なんて気持ちになってしまった、そんな夕暮れだった。

以前から 懸案事項だった、効きがあやふやな
ブレーキ周りのメンテナンスを、重い腰を上げて
やっとこさ行った。

そもそも、ぽてぽて１号を引き上げて来た時
その日から数日は、結構 ブレーキペダルの
タッチも悪くなく、寧ろ 良い塩梅だったのだが、

しばらく経ってから 急激にフカフカになってきて
はて？ と思いつつフリュードカップを診て見たら…

フリュードが真っ黒けじゃんけ?!

と、なってて、速攻でフリュード交換も行ったものの
全然ダメ。何回かエア抜きもしたけどダメ。

トドメは、先日 何度目かのエア抜きの際に
エア抜き用チューブの 廃フリュードの中に
ゴム片らしき異物がたゆたっているのを見つけ、
あ、こりゃもうダメポ…っとなった次第で。
  
メニューとしては

キャリパーOH
マスターシリンダーOH
ドラムシリンダーOH
パッド交換

って、良くある内容なのだが、いかんせん
こんな作業するのも、４～５年振りで
果たして スンナリ行くかも解らぬまま
作業をおっぱじめた訳だ。

まずはクルマを持ち上げて
左右キャリパーを外して、ピストン抜いて
ここまでは 思いの他スムーズに事が進み

マスターシリンダーから ラインを外して
マスターバックへの固定ナットを緩めて、
シリンダー本体を手前に引き抜き…

引き抜……引き……

……抜けません...........o.......rz

ここは面倒だが マスターバックごと外しちゃえ♪

運転席側の 狭い足元で、ブリッジの姿勢で格闘し、
ブレーキロッドとナットを外して、エンジンルームでは
エアクリを取っ払い、少々ひねりながら
マスターをAss'yで取り外したのでした。

ふぅ、これで腰を添えて マスターシリンダーと
マスターバックを分離出来るぞ～
と意気込んで見たものの、結果としては、元々が
結構グリグリとコジらなきゃ外れない作りになって
まぁ、無事に外せました。

これで、まずは 左右キャリパーとマスターを洗浄して
インナーキットを交換するのだが、マスターのインナーを
抜く際に、以前は エアコンプレッサーで、ものの数秒で
抜いてたのだけど、数年前にエアコンプレッサーは
焼き付いて破棄してしまったので、今回はチャリの
空気入れを使って、何とかスッポ抜いた。

ああ、今回は「抜き取り」に苦労してんな(^^；
 
ここで、それぞれの状況を確認すると、
左右キャリパーのシリンダー側はほぼ問題なしだったが
ピストンに難有り。マスターシリンダーの方は……
シリンダーに 指突っ込んで見ると、やはり、何か
長年の利用に伴う 偏磨耗してる感じが…

……出来ればそれぞれ新品にしたいなぁ……
と、思いつつもここは 仕方なくペーパーで磨いて、
様子見しましょうorz

さて、ここで インナーパーツは全て組んで、
キャリパー/マスター共にクルマに取り付けて、
タイアも着けて一旦着地します。

リアの作業は……?!
 
はい、スペースの関係で、前後のバラシを
一気に出来ない環境なんですね。

そろりそろりと車庫から出して、サイドブレーキを
駆使しつつ、前後を入れ替えて…
ケツを持ち上げて、タイアを外して
早速、ドラムを外します。

うむ、ライニングは まだ２～３mmの厚みが有るから
良しとして、全体的には 可も無く不可も無くって
状況ですが、今回はドラムシリンダーのインナーも
交換するので、ライニング等も取り外します。

そして、ドラムシリンダーの状況はと言うと…
まぁ、可も無く不可も無くって感じでしたが、
ピストンは「もう次は無いな」って感じ。
 
9/16inchなんてちんちくりんなサイズのシリンダー内径に
翻弄されつつ、ペーパーで磨き、更にインナーカップの
組み付けにも翻弄され、指先をギタギタにしつつ終了。
ドラムも、ペーパーがけしておｋ－
 
さて、これで やっとフリュード入れてエア抜きだ♪
……と、思ったら、、、、雨降って来たしorz

再び、サイドブレーキを駆使し、クルマをしまって
この日の作業は終了。時計を見るとAM１時?!

へ、作業始めたのAM９時だったろ？
たかがブレーキのOHで16時間??
……作業の腕も落ちたもんです。
やぱ、コンスタントに作業して無いと
ダメダメですな～

さて、翌日（正確には、同じ日）の昼過ぎには
雨も止み、空気も乾燥し始めたんで、いよいよ
カップにフリュードを注ぎ、エア抜きを始める。

ワンマンブリーダーを使い、黙々と作業を進める。
ところが、何故かペダルタッチはイマイチ。。。
しつこい位作業して、エアは抜けきってる筈だが
その後も何かしっくりしない。。。

作業終了後、気を取り直してテスト走行を始めた。
今回は パッドを新品にしたので、アタリ付けから
前後に 他車が居ない事を確認して

１，２，３、ダァーーーーーっと、フルブレーキング。
……しっかりロックする。うん。

これを１～２Km毎に２～３回繰り返した。
ただ、一寸 右フロントの利きが甘い様なので、
ローターを外して、両面ともペーパーがけして
もう一回、アタリの付け直しをした。
 
これで、一通りの作業は完了。

結局その後も、ブレーキ自体はしっかり効くが、
ペダルタッチはあいまいな感触で、念のため
ブレーキロッドの調整しろも確認したが…
元々調整しろ自体が殆ど無い作りになっていた。

一体、何なんだろ？

ちょいと解せない状況の中、気分転換を兼ねて
地元の数少ないクルマ仲間んチに顔を出した。

そだ、ここは 他人にペダルを踏んで貰って
その感想を聞いて見よう。そーしよう♪

果たして、友人Jくんにペダルを踏んで貰うと…

彼曰く「俺のマシンより、ずっとしっかりしてますよ」…と。

そんな回答を得た。

そか、僕の感覚が マヒしてるん…だな…
そう思いつつ、彼のウチを後にし、再度の
テストドライヴを行ったところ…

…やはり 無問題で止まります。

ありゃ、寧ろどんどん良くなってんじゃね♪ 
これ、もしやして…今頃になって、しっかり
パッド/ライニングのアタリが付いて来たってか?!

やれやれ、まいったなこりゃ。
これで暫く 様子を観てみましょ。