2007年04月11日
夢を見た。
何処ぞの洗車場で洗車していると二つ三つ離れたブースに若い男性が慣れていなさそげな手つきで洗浄ガンを使っている。
見るとはなしに見ているとフロアマットを洗い始めたのだが何故か台所に置くような白っぽい綿の分厚いパイル地で機械はコインランドリーの洗濯機。
その不自然さには突っ込まず
『あーあー。あれで洗うと糸くずばかり出てキレイにはならないのに』
などと思いながらなおも盗み見ているとびしょびしょのマットを洗濯機から取り出して今度は正真正銘のマット洗い機にかけているのだかこれが脱水の為だけというコンセンサスで何度も何度もローラーを通している。
案の定わらわらと糸くずを出し何度もプレスされた(?)白いマットは最初のふかふか具合はどこへやら見るも無惨な姿になってしまった。
ここら辺から哀れなマットを見ようと何人ものギャラリーが周りに集まり始めたのでそれに紛れてよく見てやろうと近付いたら迷彩服にヘルメットの軍人らしき男性がいきなり
「危ないっ!」
と叫びながら身体の上におおいかぶさって来た。
瞬間的に身を縮こまらせたものの流石にここまで来てやっと設定のばかばかしさに気付き
「どいてっ!」と叫んだ途端に自分の声で目が覚めた。
忘れてしまうには惜しかったので大嫌いな携帯を使って記す。
パソコンを立ち上げないのは単純に布団から出たくないためである。
自己分析は明朝にしよう。
あー、疲れた。
-----------------------------------------------------------------------
洗車場へは頻繁に行くので夢に出てくるのも不思議ではない。
雨による汚れを落とす前に再度降られたのでクルマの汚れが気になっていたのと、帰り際に日曜日に行った洗車場の前を通ったので無意識のうちに記憶を甦らせていたのであろう。
マットだけ特別扱いしているのは最近洗っていない為だと思われ、洗濯機が出てきたのは前述の洗車場の近くに大型コインランドリーがあるのを発見したことによると推測出来る。
迷彩姿の軍人はワルキューレの騎行からベタだが地獄の黙示録を思い出していたのが理由ではないだろうか。実際、前の晩の食事中に娘とその映画を話題にしていた。
と、ここまでは事象との関連性。
慣れない手つきの若い男性は、『男性ならば洗車ぐらい(上手に)出来て当然』という潜在的な性差別的思想を逆表現することによって自分の周りの(若い)男性の不甲斐無さへの不満を示し、同時に口を出さないことで彼らに対して諦めの境地にいるという現実を指していると思われる。
フロアマットの白さは直接身体に触れるものが清潔であって欲しいという欲求だが、それを洗いたいということは日々の生活に追われている身をチャージしたいということなのではないだろうか。
しかし、若い男性の不手際で、白くふかふかになるべきマットはヘタヘタのヨレヨレになってしまう。これも自身の思惑とは裏腹な外的要因によって毎日の繁忙が終わらないことを表している。
最後の軍人は助けの手を差し伸べている対象なのだろうが、突発的な行動が示すものは強要に他ならない。事実自分からそれを押しのけていることにより気に入らない助力を排除しているようである。
というわけで勝手に忙しがっている身はいつまでたっても楽にならず、それというのも自分が悪いと。そゆことですね。

Posted at 2007/04/12 03:13:13 | |
トラックバック(0) | モブログ