2007年05月08日
出勤途中に蕗を買ったのでへなへなになる前にと昼休みに家まで届けての帰り道あまりの暑さにエアコンを入れましたが元来のヘビースモーカー故運転席側の窓はいつものように数センチ開けたままにしてありました。
山岳地帯に入り前にも後ろにも観光客らしきクルマが続く中をユーミンのアルバム入れ替えつつまったりと走っていると僅かな窓の隙間から茶色い小枝のようなものが飛び込んで来たのを視界の隅に捉えます。
直後に腕にさわさわとした感触。見ればもそもそと動くムカデでした。
「ぬぐぉっ!」と劇画のような声を上げても隊列の中央に位置しておりますからすぐに停まることも出来ずに目で追うとそのままうねうねとドアとシートの隙間に落ちて行きました。
と文章にすると長いですがこの間僅か1秒程度です。
道幅はどんどん狭まりセンターラインもない上にカーブも多い場所なので停車は諦め走行中のクルマの数センチの窓の隙間から恐らくは木にとまっていたであろうムカデが飛び込んで来る確率について考えることに集中しなんだかつま先がむずむずするような感覚を抑えつつまるで飛行中の飛行機の中を飛行するハエのことを考えたリンドバーグのようだと少し可笑しくなりながらどうにか無事に戻ることが出来ました。
そろそろとクルマを降りスカートをバタバタさせましたが幸か不幸かムカデは落ちませんでした。
全てのドアを開け放してみましたがあのような形状の虫が隠れる場所などごまんとあります。
放置を決め込んで事務所に戻りましたが悲劇はまだ終わっていませんでした。
始業とともにパソコンに向かうと突然左側のカタログの山に茶色い物体が落下して来たのです。
何かと思えば車内に入り込んだものの倍はありそうな赤黒いムカデでした。
ムカデ(大)がそのまま積んであった通帳の下にくねくねと潜り込んで行ったので机に入れてある定規を取り出そうと引き出しを開けた途端にそこから逃げようとした彼(彼女)と目が合ってしまいました(ウソです。目がどこにあるか知りません)
声を上げる間もなく後ろの戸棚にあった殺虫剤を手に取り以下略。
田舎生まれの田舎育ちですから虫如きでギャーギャー騒いだりはしないのですが虫愛ずる姫というわけではありません。
画像は当然ありません。
あんなもの撮りたくないし撮ってもアップ出来ないし。
Posted at 2007/05/09 12:03:52 | |
トラックバック(0) | 日記