やってまいりました。
一年間通して実施されるF1レースのうち、一番スピード感あふれる楽しいレース。
モナコ。
F1レースで一番楽しいが、WRCでもここ、モンテカルロのレースが一番楽しいわけです。
モナコ自体は超小さい国ではありますが、そこに作られたF1唯一の公道サーキット。
片輪が浮くほどの高低差を持つヘアピンカーブ、ローズヘアピン。
そしてこれまたF1唯一のトンネル、また難しい高速コーナーであるタバココーナー。
フェラーリのライコネンが予選中責めすぎで、ガードレールに右前輪を接触。
と同時に段差による飛び跳ねのショックで右前輪のロッドが折れてしまい2ラウンド敗退。
そしてトップタイムを出していたルーキーのハミルトンがそのまま逃げ切ると思いきや、
さすがはワールドチャンプ、アロンソがギリギリでそのタイムを抜き返した。
最年少王者の貫禄を見せ付けました。
おもわず手に汗握る予選でした。
マクラーレンのチームメイト同士の争いも見れてかなり白熱したレースになりそうです。
そしてホンダ勢は、ペヤング…もとい、レッドブルのクルサードが、コバライネンのアタックの邪魔をしたというペナルティで順位降格に助かり、
バリチェロが9番手、バトンが10番手です。
やっとこさっとこ第3ラウンドまで手が届くといったところでしょうけど、徐々に戦えるマシンにはなってきているようです。
波乱です。
WRCとちがって、リアルタイムに差が見えてその瞬間瞬間で刻々と変化していくさまが把握できるのもF1の魅力です。
さて第5戦、モナコレース。
フォーメーションラップが終了しレーススタート。
第1コーナー、珍しく事故無し。
トップの順位は変わらず。
トップアロンソ、直後にハミルトン。
3番手にマッサの順。
バリチェロは7番。
リウッツィが高速コーナーのガードレールにクラッシュ。イエローフラッグ。
1、2体制のマクラーレン。
3位のマッサに早くも3秒の差をつける。
11番手のバトンを襲うはフェラーリのライコネン。
一方バリチェロマシンも、前には誰もいない、しかし後方は渋滞という状況。
やっぱホンダマシンの戦闘力はまだ足りない。
残り57周。
マクラーレンは早くも周回遅れをパス。
アロンソ、トップを独走するもかなり縁石にのせて走らせている。
タイムアタックバリに過激に攻めている。
残り53周。
琢磨が一回目のピットイン。
リブが抜けず、多少タイムロス。
マクラーレン、アロンソがピットイン。
7.5秒。続いて同じハードタイヤを選択。
マッサはなんとソフトタイヤを選択。
トップはハミルトン。こちらもかなりのアタック。
なんとここでファステスト。
ラスカスコーナー入り口はブレーキングでドリフト走行。
雪道じゃないの?ってぐらいの横滑り。
ハミルトンがトップに出れるか。
それともアロンソがトップを守るか。
残り50周。
ハミルトンのピットイン!
8.9秒。
ピットアウトポジションはアロンソの後ろ。
及ばず。
アロンソとハミルトンとの差は約3秒。
もぅTVもマクラーレンしか映す気ないんじゃないの?ってぐらい、他車が映らない!
それだけマクラーレンのチームメイトバトルがすごい。
マッサはアロンソとは30秒以上の差がついている。
ライコネンはいつの間にかバリチェロをもパスし9位まで浮上。
そのライコネンが残り30周でピットイン。
もちろんソフトタイヤ。
マッサの後ろでコース復帰。(周回遅れ?)
残り28周。
アロンソピットイン。
7.9秒でソフトタイヤ。
バリチェロさん、がんばってるなぁ、8位。
そしてハミルトンがピットイン。
5秒のストップタイム。
その間にアロンソはハミルトンをパス。
この段階で、特にトラブルがなければ1位アロンソ、2位ハミルトンとなる。
今回、事故やトラブルが少ないですなぁ。
見所はマクラーレン2台のチームメイトバトルのみだったなぁ。
しかもこれで順位が決まったようなもんだし。
残り23周。
3位のマッサのピットインは11.1秒。
4位のフィジケラもピットイン。
3,4位もこのままの順位で決定か。
ここでなんと、アロンソとハミルトンの差が縮まっている。
残り21周。
その差、約1秒。
2台事故れ!!!…うそですごめんなさい。
ライコネンは11番手。
逃げるアロンソ、攻めるハミルトン。
この2台だけ次元の違うところでレースをしている。
ウォールギリギリ。これってギリギリを調べるギリギリスだっけ?
残り10周。
このレースの勢力図は変わらず。
そして残り6周で、4位のフィジケラを周回遅れに。
この順位のままトラブルなくファイナルラップ。
アロンソ優勝。
2位にハミルトン。
3位マッサ
1 フェルナンド・アロンソ マクラーレンMP4-22・メルセデス
2 ルイス・ハミルトン マクラーレンMP4-22・メルセデス
3 フェリペ・マッサ フェラーリF2007
4 ジャンカルロ・フィジケラ ルノーR27
5 ロバート・クビカ BMWザウバーF1.07
6 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1.07
7 アレクサンダー・ブルツ ウイリアムズFW29・トヨタ
8 キミ・ライコネン フェラーリF2007
9 スコット・スピード トロロッソSTR02・フェラーリ
10 ルーベンス・バリチェロ ホンダRA107
11 ジェンソン・バトン ホンダRA107
12 ニコ・ロズベルグ ウイリアムズFW29・トヨタ
13 ヘイキ・コバライネン ルノーR27
14 デイビッド・クルサード レッドブルRB3・ルノー
15 ヤルノ・トゥルーリ トヨタTF107
16 ラルフ・シューマッハー トヨタTF107
17 佐藤琢磨 スーパーアグリSA07・ホンダ
18 アンソニー・デイビッドソン スーパーアグリSA07・ホンダ
19 クリスチャン・アルバース スパイカーF8-VII・フェラーリ
ドライバーズポイントはこれでアロンソとハミルトンが同点。
ホンダ、次戦はがんばってくださいよぅ。
もうそろそろ本気だしちゃっていいですよぅ。
Posted at 2007/05/28 00:38:25 | |
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