ガオよさらば。

先月ガオとお別れしました。18才と1ヶ月でした。

去年のブログの頃は、後は静かに最後を看取るだけと思ってました。
ガオとの思い出はいっぱいだ、仔犬の頃からキャンプにカヌー随分色んな所に行った。日に日にやせ細っていくガオを見てお別れは悲しいけれど静かな最後を看取ることが出来ればこれほど飼い主冥利な事はないではないか。
しかし・・・

認知症発症。
今年になって夜鳴きをするようになり２月からは私の部屋に。看護体制完成、お世話しますよー！！
しかし・・・夜鳴きの症状は益々悪化、夜だけでなく日中も鳴くようになってしまった。この痩せ細った身体のどこにこんな力があるんだと思うほどの絶叫。また手足を動かしマットを掻きむしり横倒しのままのたうち回る姿はもう軽く地獄です。


一晩中身体の向きを変えたり水を飲ませたり、初めの頃はこれでおとなしくなりましたが段々何をやっても止まらなくなりました。
こんな状態が半年も続くとこちらの体力、精神は疲弊。あれほど可愛がっていたのに”死んでくれ、死んでくれ”と思う毎日、”犬　安楽死”でネット検索もしました。
もう介護してるのか虐待してるのか分からなくなってしまいました・・・


獣医さんには2年近く行ってなかったのですがもうどうしようもなくなり相談。イーケプラと言う抗てんかん薬を処方して貰う。先生は効く子と効かない子が居るとの事でしたがガオには劇的に効きました。我が家に半年ぶりに静寂が戻る。
こちらも平静を取り戻しガオへの愛おしさも戻り最後の２週間はやさしい気持ちでお世話できました。もしあのまま”死んでくれ、死んでくれ”と思ったまま逝かせてしまってたらと思うとゾッとします。


お別れは突然に・・・
ガオの食が止まった、前日まで口元に持っていくと貪欲に食べていたのに急に食べなくなった。昼には口を開けようとしてもギュッと噛んで開かない。この時おかしいと気付くべきでした。
”まだ大丈夫だよー”と夜中にLINEで送った一枚、翌朝このままの状態で冷たくなってました。私はもう少し先の事と思い同じ部屋に居たのにすっかり寝てしまい最後の最後を看取ることが出来ませんでした・・・

未だにこの事が少し尾を引いてますが最悪のお別れにはならなかった事に安堵してます。認知症犬介護の大変さ、ネットで調べ”同じ思いをしている方も居るんだ”と参考にさせて頂いたり心の支えにもなりました。今も大変な思いをしている方に少しでもお役に立てればと私も書いてみました。
ガオLOG

ガオよごめんね、18年間ありがとう。