※これは 私が書いたものでは有りません。20才のとき書き留めたもので、今も私の心に残っているものです。
路上の市で鉢植えの四つ葉のクローバーを売っていた。一鉢に四つ五つあるクローバーのどれもが四つ葉だった。でも 四つ葉のクローバーというには、何かが欠けていた。四つ葉のクローバーを見つけたという気がおこらなかった。
群生する三つ葉のクローバーを指で掻き分けて、四つ葉のクローバーを探す。そうしてようやく四つ葉のクローバーを見つける‥‥無いかもしれない四つ葉のクローバーを見つける行為こそが「四つ葉のクローバー」という言葉に秘められた意味なのです。すなわち 三つ葉のクローバーが無ければ四つ葉のクローバーなど何の価値も無い。価値は三つ葉のクローバーが生み出すので、四つ葉のクローバーにもともとあるものではない。
価値とは、ありふれた、あたりまえのものが作り出すのが価値なのだ。だが そのありふれた真実を忘れて、少ないものを価値あるものとする、つまらない商品や言葉が私達の今日の街には多過ぎる。
30数年前の文章が今の時代にピッタリ当て嵌まります。今も昔も人は目先の価値に囚われてしまう。真実(本質)を見抜く力が欲しいものです。
出ました!!脅威の白黒写真 年代ものです(笑)。キャンパスにて。
写真の彼女が 真のクローバーだったかも?付き合ってません。例のごとく、怖くて誘えませんでした(大泣)。
Posted at 2006/05/29 22:45:39 | |
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想い出 | 日記