近所の量販店に行くと、自然とオーディオコーナーに足が向きます。
その1角に、「サテライト試聴出来ます」というスペースがあり、4種類のサテライトスピーカーが試聴出来るようになっていました。
サテライトスピーカーとは、リヤスピーカーを純正のドアやサイドパネルより高い位置に設置することで、後方からのクリアな音を直接届くようにするもので、5.1chシステム等を構築する際にも、臨場感の演出に威力を発揮します。
4種類のスピーカーは全てカロッツェリアの製品で、タイプ別に3種類と、廉価版が1種類展示されていました。
試聴環境としては最悪の部類に入る店内で、解る範囲で比較してみました。
まず、廉価版のTS-STX5。

振動板部分のコストダウンにより、価格は他の3種類よりかなり安くなっています。
音については、スピーカーの口径が5.7cmと小さく他の構成部品についても見えない部分でコストダウンの影響を受けていると思われ、低域はほとんど聴こえません。
中高域については、振動板自体の技術が比較的新しいからなのか、抜けの良い高音を発します。
軽自動車や取付スペースが限定される車向けですね。
次は、TS-STX7。

振動板の材質や音の作り方はSTX5と同じですが、こちらはスピーカーがダブルになっています。
スピーカーの向きも違うので、音に広がりが感じられます。
再生帯域はスペック上わずかに低域側が伸びていますが、聴感上はスペック以上に伸びているように聴こえます。
おそらく、単純に振動板の面積が倍になっている効果でしょう。
取付の向きは縦・横どちらでも可能ですが、音の広がりを重視するなら横向きが良いと思います。
Posted at 2006/12/09 05:27:09 | |
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