先日の
ブログをアップしたところ、この点について話が出たので。
かつてウインカーは、保安基準により、左右対称に取り付けられていることを求められていました。
で、ドアミラーウインカー。一般的にドアミラーと言うのは、実は左右対称ではありません。これは運転席が車体中心線上に無いからで、右ハンドルなら右ミラーより、左ミラーの方が斜めになっています。そうでなくては、ちゃんと後ろが映りませんからね。運転席に座って、後ろが写るように鏡の向きを調節したらどうなるかを考えると、わかりやすいです。
このため単純にドアミラーのカバー部分にウインカーを付けると、左右で取り付け位置が違ってしまい、左右対称にならない車種もあります。これを避けるには、右ハンドルなら左側のドアミラーカバー部分を大きくして、前方に突き出すように作り、そこにウインカーを取り付ける必要があります。こうすれば、左右対称な位置に取り付けが出来ます。
C25セレナ純正オプションのドアミラーウインカーが、左側だけ大きく前方に突き出すような形になっているのは、これが理由です。セレナだけではなく、かつての車メーカー純正ドアミラーウインカーは、基本的にこの基準に合致するように作られています。最初から左右対称に作られていたり、セレナのようにドアミラーウインカーを付ける場合のみ対称になるように作られていたり、です。
しかし。これは実は、既に過去の話です。
2005年に基準が緩和され、現在では「可能な限り対称な位置に取り付けられていれば良い」ことになりました。
このため、例え最初から左右非対称なドアミラーにウインカーを付ける場合でも、左右非対称のまま付けても問題ありません。そりゃ、左右のドアミラーが明らかに全然違うところにあるなら別ですが、そんなわけありませんし。
ですので同様な位置、形、色なら、多少違っても問題ありません。
なお、先日のブログのレスの中で、一点だけ間違いがありました。C25セレナ発売時点ではもうこの緩和は行われていたと思っていたのですが、実際には発売直後に緩和が行われました。このためC25セレナ発売時点では、あの左側だけ膨らんだ形のドアミラーウインカーである必要がありました。もちろん現在ではその必要はありませんが、継続販売商品ですのでそうなっているのでしょうね。
Posted at 2007/06/24 00:47:57 |
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